イーモーまつがい
haruniwa
私、時々名前がこんがらかる。
つい最近まで中村屋カレーのボース(ラース・ビハーリー・ボース)と、インド独立闘争のチャンドラ・ボースは同一人物と思いこんでいました。
今回の監督名とっちがえは、中国仮面劇→三国志→覇王別姫→さらば、わが愛→陳凱歌というルートをたどってのことみたいです。
張芸謀作品、好きなの多いんだけれど、前作の「Lovers」は、金城武もチャンツィイーも好きなのに、全然面白くなかった。
色はきれいだったけれど、ひとつもドキドキもハラハラもしなかった
ので、中国の田舎ロードムービー&父と息子というのがかぶった『山の郵便配達』の後追いパクリのような雰囲気だったらどうしようかと心配しながら見ました。
でも、麗江の街並や山々の風景、少数民族の村「石頭村」のようす。
そして「雲南省の仮面劇」
北京の京劇、吉林省の「吉劇」、浙江省「越劇」など、地方ごとに名前が変るので、たぶん「雲劇(ヌーシ?)」と呼ぶのだろうと思うけど、この仮面劇の力も画面のインパクト大きかった。
現代中国の刑務所のようすがわかったのもよかったし。
ほんとの刑務所はもっとすごいことになってるんだろうけれど。
健さんはどこに行っても健さんで、中国でもシロート出演者からエキストラにまでまんべんなく気をつかって、だれからも慕われちゃったみたい。
「よい人」は、役者として成功しないという神話をうち砕いただけでも、偉大な人です。
息子の中井貴一が声だけの出演で、病室ベッドのシーンで顔出さなかったのも、私にはよかった。貴一さん、よい役者とおもうのだけれど、なぜか相性がわるいので。
2006-05-20 11:59:08 返信フォームへ 掲示板へ戻る
役者との相性
haruniwa
相性が悪いといえば、浅丘ルリ子、テレビや舞台だと見ていられるのに、映画だとどうもダメみたい。
寅さんでストリッパーやるときは、あのメークでも許せるけれど、他の「フツーの女」やるときにあのアイメークだと、どうも違和感がある。
「この義姉未亡人さん、お金があって、家政婦やとって、ヒマもてあまして暮らしているんだろうけれど、どう考えても、朝おきて、メークに3時間、よる寝るまえにメーク落としとお肌の手入れに4時間はかけているんだろうな。
一日のうち、自分の顔いじって7時間すごすのかあ」なんて、考え出すと、もう、気が散って、ストーリーが異化されてしまう。
浅丘ルリ子が日活女優として全盛だったころのインタビューで「メークは、朝起きてから3時間はかかります」と言っていたのが、よほど強烈インプットされているらしい。
『~数式』に、どうもなじめない感じがあったのは、この「義姉浅丘ルリ子のメーク」のほか、「何を演じても吉岡秀隆がそこにいる」という強烈なキャラのルートも一因。
役者の「ここが私とあわないの」は伝えられるけれど、「ここが絶対いいんです」は、確かに伝えるのむずかしいね。
2006-05-20 11:59:56 ページのトップへ
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やわらかい生活、薔薇の名前、ダ・ヴィンチ
mackychan
ウチのせんせーの最新作『やわらかい生活』の関係者試写にお呼ばれ。
http://www.yawarakai-seikatsu.com/
延々と性にこだわる作家魂というか、何だか泣けてしまった。
その足で、『ダ・ヴィンチ・コード』。
さすがは「一定水準クリア」の監督だけあって、今回もそんな感じ。
でも自分が「そんな感じ」とか評する場合、貶してもいないけれど感心もしていないということなのですが。
昔、『薔薇の名前』ってあったでしょう。映画版はショーン・コネリー爺。原作はウンベルト・エーコ。
あれも原作をなぞるだけで精一杯、今回も同じなのかな。
ただ数々の美術品や美しい景色は、海外になかなか行けないものにとっての観光的な効果は高いです。
俳優さん。
そうですね、自分、宮本信子さんも苦しいかな、伊丹作品ではぎりぎりセーフだったけれども。
黒澤好きなのに、実は三船さんも大好きというわけじゃない。三橋達也さんや宮口精二さんに注目しちゃうのですよね。
春さんコラムのアクセントのお話、大変役に立ちます。
下品な話で失礼。
fellatio
アメリカの映画では結構、台詞として登場するけれど、日本での発音と全く違うのですね。
フェラチオでは通用しそうにない。
自分の耳では、「フィレイシオ」と発しているように聞こえます。
長々とごめんなさい。
2006-05-20 18:11:23 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:やわらかい生活、薔薇の名前、ダ・ヴィンチ
haruniwa
試写会、いいなあ。
絲山秋子の原作が荒井センセの手にかかるとどういう脚本になるのか、みたいですね。
たぶん、原作読んでからになるかも。
ダビンチコード、初日、行きましたかぁ!!って、私もネッ。
いつもは初日になんか絶対見ないんだけど。混むから。
今日午後、東京芸大美術館でエルネスト・バルラハ展を見に行った。
6時ごろから雨がふってくるって、天気予報で言ってたので、雨が降り出す前に帰ろうと思って、4時半に美術館を出ました。
もう、ふっていた。
百円傘、小さめなので、上野駅に戻るまでにかなりぬれました。
昨日、東西線の電車のなかに傘わすれた。これは、500円の傘。私にしては、高い方。今年になってなくしたの何本目になるか。
バッグに百円傘を入れてある。すぐなくすのだから、百円以上の傘はつかわないようにしているのに、500円とか1000円の傘もっていると、電車の中においてくる。
ま、それで、雨宿りがわりに上野から川口まで行った。
川口に去年暮れにできたショッピングモールの中に、シネマコンプレックスがあって、そこでダビンチコード見ました。
初日、17:40の回だけど、私が切符を買った17:45にまだ98席残っていた。
まえから3列目のはじっこで、見やすい席ではなかったけれど、昔の田舎の映画小屋からみたら、トイレもきれいだし、座席もゆったり目だし、はあ、こういうのがシネコンっていうものなのか、はじめてはいってみたんです。
ダビンチコード、学生のひとりが原作読み始めたっていうので、「私は映画みてから読もっと」って、言ったの。学生より先に読んでないなんて、「映画を先に見るから」とでも言っておかないと。
それで、初日に見る気になりました。明日の授業で顔あわせたら「見たぞお!」と言わなくちゃ。
2006-05-21 00:21:55 ページのトップへ
Re:やわらかい生活、薔薇の名前、ダ・ヴィンチ
haruniwa
「薔薇の名前」のとき、修道僧が自分で鞭打って「キリストの受苦」を自分の体で実感するっていうシーンが出てきた。
ああいうのは、中世の修道院のことだろうと思っていたのだけれど、被虐嗜好って、宗教的にであれ、純粋に性的快楽であれ、現代だってあるよねぇ。
あのモンク、あれは苦行だったのか、快楽だったのかと、どっちだったんだろ。
カフェのアクセス順位マニアの人の日記に「ああ、またリスカしたくなっちゃった」なんてこと書いてる人がいるので、私にはわからないけれど、我が身を切り刻んだりむち打ったりしたい人はしたいんだろうなあと、思います。
うう、私は痛いのだめっ、と思いつつシオンモンクのむち打ち見てました。
キリスト教美術のほとんどが、悲痛な顔のマリアだったり、苦痛にゆがみつつ法悦みたいなイエスの顔だったりすること、いつかゆっくりイコンコードを解読してみたいです。
フィレイシオは、、、、、、発音してみるチャンスもなかったので。
2006-05-21 00:26:14 ページのトップへ
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ナポレオン
haruniwa
ナポレオン展に行ってきました
2006-05-26 23:54:19 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:ナポレオン
haruniwa
木曜日、仕事が休みになった。
招待券があったので、江戸東京博物館へ行って『ナポレオン展』を見てきた。
士官学校生徒だった14さいのころ、学校で行われた雪合戦で、見事な指揮で作戦を実行し勝利した、なんてエピソードから、皇帝になってからのことなど、解説を聞きながら見てあるいた。
マリーアントワネットが処刑されてから住人がいなくなっていたベルサイユ宮殿を改修して住んだときの家具の展示。
子どもを埋めなかったジョゼフィーヌと離婚し、マリーアントワネットを大叔母に持つハプスブルグ家のマリールイーズを皇妃に迎えた得意の絶頂のころ。
敗戦、失脚、セントヘレナ島での幽閉生活と死。遺骸のパリ帰還まで。
ナポレオンとその時代の文化が概観できる展示だった。
この前トリビアで「馬でアルプスを越えるナポレオン」の雄壮な肖像画、実は馬でなくラバで山道を登ったのだ、というのをやっていたが、展示解説でもそのことを言っていた。
さいごは島流しになる。少しずつヒ素を食事に入れられて死に至ったという説もあるけれど、あれだけ大軍を指揮して勝利も敗戦もあって、ナポレオン法典ほか、国の基礎を作り上げ、兄弟姉妹を近隣諸国の王位につけ、51年の生涯、やりたいことやった一生だったなあ、と思う。
余の辞書に不可能の文字はない、っていったのもうなずける。
で、不可能ばかりだったこれまでの生活。風水うらないでは60歳から人生よくなっていくっていうので、せめてそれをたよりに、もう少し生きてみんとする
2006-05-27 00:10:05 ページのトップへ
Re:ナポレオン
mackychan
最後が、何とも味わい深い笑
02年に、大変金をかけたテレビシリーズが制作されていますね。
ジェラール・ドパルデューがナポレオンを演じ、ジョン・マルコヴィッチ、イザベラ・ロッセリーニ、アヌーク・エーメ(!)が脇を固める。
NHKで放送された時、この出演陣に魅かれて観ました。
面白かった
2006-05-27 10:08:09 ページのトップへ
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椰子の実賞
mackychan
おおむね納得の結果。
主演の男女優賞を複数にするところが、表現者全てに博愛の情を示すカーワァイ監督らしく、またそれが可能なところが、「審査員長が絶対」というカンヌらしい。
パルムを撮ったイギリスのケン・ローチ、大人の監督です。春さんには『SWEET SIXTEEN』をお薦め。
個人的には、南米監督イニャリトゥの監督賞(役所さんも出ている『バベル』)が嬉しい。
米原さん、56歳なのにね。合掌。
何だか誰かが亡くなる度に、こうして春さん掲示板に記しているような気がする。。。
2006-05-29 18:28:25 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:椰子の実賞
haruniwa
今回は日本人がらみが役所広司だけだったせいか、日本での報道もジミでしたね。
第三世界や移民などの労働者階級を描くというケンローチですが、私、ぜんぜん見たこと亡かった。おすすめのSweet Sixteen、ビデオレンタル予定に記入しておきましょう。
米原万里、通訳として物書きとして思い通りの仕事を重ねてきたのではあるけれど、56歳は早すぎる死です。
同世代ですから、(米原さんのほうが1年若いけど)感慨深いものがあります。
米原さん、出世作の『不実な美女か貞淑な醜女か』面白かった。
雑誌掲載エッセイなどもよく読みましたが、ある時点からちょっと感覚が合わなくなった。
どんな点が合わなくなったのかっていうと、
これは、ケン・ローチが私に合うだろうとまっき~さんが推察したことと関わる。
底辺労働者や移民などの「下層」「下流」の感覚と、米原さんの、「共産党幹部の労働貴族生活で育ったエリートの感覚」に、妙にひっかかることがあった。
これは、万里さんに問題アリなんじゃなくて、私のひがみに起因する。
米原さん、父親は衆議院議員だったけれど、祖父は貴族院議員だもんね。鳥取に「米原家住宅」という邸宅が保存されている。
庶民とは育ちがちがいます。(って、私の労働者階級コンプレックス)
米原さん、学部は東京外大だけど、大学院は東大(東大にコンプレックスを抱くのは、私の世代共通の弱点、、、、東大の悪口言うの大好きだけど、結局あんたは、入学できなかったんじゃんか、と突っ込まれると、黙ってしまう)
私、よくよく「エリート」という存在のしかた、育ち方に根本的なコンプレックスがあるんだろうね。
ま、底辺をはいずりまわって、これからもがんばりまっしょい。
2006-05-30 20:01:44 ページのトップへ
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やっぱり始まった国際紛争
mackychan
あれぇ、今回はおとなしいな。日本も韓国も出場しているのに、インドの住人さんに赤ちゃん生まれたから気を使っているのかな・・・などと思っていたら大間違い。
一昨日の韓国VSトーゴ戦、休日だったのでテレビ観戦していたら・・・
あぁ、国家が聞こえるよ!!テレビのスピーカーからでなく、町田市のおんぼろアパートから!!
まぁ、こうでなくっちゃね。
ただ、翌日以降、日本人として、彼らに顔を会わせる時は、どうしても顔が引きつってしまう自分なのでした
2006-06-15 08:09:54 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:やっぱり始まった国際紛争
haruniwa
ベッカムがシュートしたイングランドでは、「サッカーは庶民、しもじものスポーツ」であって、上流社会は、クリケットとポロと乗馬なんだそうだけど、さすがにワールドカップとなれば、国をあげての応援でしょう。
「近代国家」「国民国家」というものが発祥したときから、スポーツは国威発揚の道具だったり、「生まれた土地を愛する気持ちと、自チーム応援の気持ちを同一視する」というのが、「近代というシステムの維持」にはかかせないものなのですから、町田のアパート国際紛争は、おこるべくして起こる。
ましてや、ラスト9分逆転負けvsラスト7分逆転勝利の奇跡!!
ですからね。
そりゃ、興奮するでしょうよ。
韓国、今回いいところへいくんじゃないの。
2006-06-15 10:43:54 ページのトップへ
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奈津子トリビア
mackychan
2~3度、各4~5分ずつお話したことあるのだけれども、覚えているかなー?
その1度は、東京国際映画祭のボランティアをやっていた頃に、会場案内したの。
このひとが字幕を担当するまでの道、素晴らしい努力ですよね。目をかけ、『黙示録』の字幕担当に推薦したコッポラも凄いけど。
約1000本の字幕を担当した奈津子さん、最も印象に残る映画にスコセッシの『カジノ』を選んでいます。
スコセッシは自分が教科書みたいなひとだから、映画小僧がハッとするようなテクニックを披露するのですよね、その若さが好きなんだけれども、例えば奈津子さん絡みでいうと、普通、登場人物のナレーションって切り替わらないでしょ、Aさんがナレーションしていたら、エンディングまでAさんがナレーションするのが「映画の常識」。でもスコセッシは、そんなこと気にしない。AからBへ、BからAに戻り、ジャンプしてCへ。
さらに他の人物は、普通に喋っているわけで。
まずこの時点で、奈津子さんは混乱。
しかもこのナレーションが、言葉の洪水という形容が大袈裟ではないほど、大量なのです。
最も字幕作りに苦労した映画だから、最も愛情を抱くんだって。
以上、奈津子トリビアとかいって、結局はスコセッシ賛歌に終始する、小僧の知ったかぶりでした。
2006-06-18 11:01:27 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:奈津子トリビア
haruniwa
ネットに、「奈津子の意訳超訳誤訳タタキ」サイトができたってことは、それだけ担当した字幕も数が多いし、人の注目を集めているってことなんでしょうね。
何を書いても、スコセッシ讃歌になるくらい、一筋に「尊敬する先達」がいるってことは、幸福なことです。
スコセッシは、日本にこれほどの「スコセッシ小僧」がいること、知っているのかな。
まっき~サイト、今は、日本語のみですが、翻訳ソフトの能力も向上してきたので、ここらで英語サイトもたちあげてみるってのはどうでしょう。
最初は、映画最前線からスコセッシ映画をとりあげてみて、とにかくスコセッシに読んで貰う。
黒沢論も翻訳してね。とてもいい出来だから。あと、先日の今村昌平論も。
2006-06-18 15:28:48 ページのトップへ
Re:奈津子トリビア
chiyoisozaki
割り込んでもよろしいかしら・・・?
春さんの提案、大賛成です。
2006-06-18 18:52:22 ページのトップへ
Re:奈津子トリビア
haruniwa
英語サイトの監修者は、ちよさんの担当ねっ、なんて、人事担当決定で~す。
2006-06-19 22:29:07 ページのトップへ
Re:奈津子トリビア
chiyoisozaki
あ、あ、あ・・・っ、
過、過、過呼吸が~~~~、ヒ~ッ・・
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「名取洋之助と日本工房」展
mackychan
今朝、この記事を編集していて「あ、行きたいなぁ」と。
ちょうど『一番美しく』を取り上げて国策とか再考していたところだし。
あの時代は、あらゆるメディアがそうだったんだものね。
川崎だと春さんは遠いね。
追伸。
今期の芥川、大好きで大嫌いな中原昌也が入ってる。
でも取らないだろうな、石原さんも宮本輝さんも、山田詠美さんさえ拒否反応示しそう。
この人には、既に受賞している三島賞こそ相応しい。
2006-07-07 09:07:42 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:「名取洋之助と日本工房」展
haruniwa
名取洋之助は、恵比寿の写真美術館や近代美術館の写真展示で何点か見たけれど、まとまった作品展は見たことがないので、見たいです。
夏休み中の展示だから、川崎までいってみたいですね。
中原昌也、まったく読んだことないですが、まっき~さん「大好きで大嫌い」というスタンスは、納得できる気がする。
『青山真治と阿部和重と中原昌也のシネコン』をジュンク堂ですわり読みしただけなんだけどね。
2006-07-08 00:03:38 ページのトップへ
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ついしんのついしん
mackychan
春さんも取り上げたウルグアイ産の『ウィスキー』。
監督のフアン・パブロ・レベージャ、同い年の32なのに、死去。自殺だって。
1作しか触れていないので作家性もないのだけれども、残念だなぁとは思う。何があったのかは分からないけれど、1つの文化の損失には違いないです。
巨匠の訃報記事は敬意を持って誇りを持って編集出来るけど、若いひとの記事は駄目だね、嫌だよやっぱり。
中原さんの作風は、
町田康から軽妙さを濾過して、流血を混ぜ合わせた感じ・・・?かな
蓮見先生が「カフカの子供」と評していました、巧いなぁ。
2006-07-08 09:54:45 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:ついしんのついしん
haruniwa
びっくり。次回作を楽しみにしていたのに。
1974年生まれ。若すぎる。
芸術家の自殺は、多いけれど、映画監督の自殺って伊丹十三くらいしか思い浮かばない。
ヤクザと映画監督は「自殺しない人種」なんだそうだけど。
共同監督をしていたパブロ・ストールと決裂でもしたのかしら。
残念ですね。
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鬼子母神
mackychan
ネタが遅くて恐縮です。
幸田文『流れる』で、主人公・梨花が女中として働く置屋の「小金貸し」がそう呼ばれていましたね。
鬼子母神の異名は、近くに住んでいるだけでなく、厳しい取り立ての意味もあった。
自分の場合、幸田さんには明るくなく、成瀬映画→原作へと進んでいます。
どちらも素晴らしかった。
梨花は田中絹代さんが演じていましたね。
この女優さん、実は「?」なのですが、これは良かった。
『おとうと』だけは、父が大好きなので、原作から読みましたが。
追伸。
もうパソコンは、完全復活?
2006-07-27 22:07:36 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:鬼子母神
haruniwa
鬼子母神ことおとよを演じた、賀原夏子は、わたしにとっては、劇団NLT(新文学座)の創立者。
NLT所属の役者さんと知り合ったとき、彼女が、神様のように、鬼子母神のように、おそれつつ慕っていました。
味のある女優さんでした。
パソコン、昨日プリンター再インストールをし、やれやれと思ったのが夜中の2時。
印刷しようと思ったら、「プリンターが接続されていません」という文字がモニターにでる。
「おかしいなあ、インストールちゃんとできているし、コピーもとれたから、手順はまちがっていないはずなのに、やっぱりシロートがあやふやなやり方でリカバリしたから、どこか手抜きの部分があったのだろうなあ」
と、不審に思いつつ、あきらめて寝ました。
今朝、よく見たら、プリンターのプラグがパソコンに接続されていませんでした!!
これだからシロートは困りますね。
でも、これで、おおよそは復活です。完全復活にはなりませんでしたが、とりあえずやっていけます。
メールのアドレスが全部消えたので、まっき~さん、うちのパソコンアドレスあてに空メールおくってきてね。
これからはアドレスのバックアップとるから。
2006-07-28 09:56:47 ページのトップへ
Re:鬼子母神
mackychan
メール送りました。
届いたかな?
ソクローフ監督による『太陽』(08.05公開、銀座シネパトスにて)の試写鑑賞、その足でイザベル・ユペール展へ(東京都写真美術館)。
良い給料日でした。
イッセー尾形さんの独り芝居ってちゃんと見たことなかったのだけれども、いいですね、どういう経緯でキャスティングされたんだろう。
2006-07-28 18:58:41 ページのトップへ
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The Departed
mackychan
勝手に宣伝野郎です。
さきほどまで、こちらの予告編を20回ほど観てました。
全てのインストールとか完了していたら、春さんも観られるはず。
左のウィンドウズ・メディアを選択したほうがいいかな。
いやーゾクゾク。
わくわく。
『アビエイター』も好きだけど、スコセッシはやっぱり「こっち側」の住人、映像の質感、カメラの動き、かかっている音楽、そして殴る蹴る放つ・・・な、本作のほうが期待値は高くなります。
今すぐ観たい。
春さんはオリジナルの香港版を観ましたか?
息つく暇ないとはこのことだと思わせる映画です。
http://movies.yahoo.com/feature/thedeparted.html;_ylt=AnUE3pWkiiJKevSfeZTAv.lfVXcA
2006-07-31 18:32:38 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:The Departed
haruniwa
インファナルアフェア見ていません。
The Departed を見るなら、先にインファナルを見ておいた方がいいのかしら。
予告は2度みたけれど、字幕ないから、内容はわかりませんでした。
レオ様みているだけでもいいんだけどね。
2006-07-31 21:02:16 ページのトップへ
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ようこそジュラシック・パークへ
mackychan
またまた遅れたネタ。
スピちゃんの『ジュラシック・パーク』は様々なタイプのひとに衝撃をもたらしましたが、学者さんが感動したところは、「実は恐竜は、とっても速く動く」という最新の研究結果がちゃんと反映されていたところだったのですって。
なるほど。
その流れはしっかりとパニック映画に受け継がれ、誰も褒めなかったアメリカ版『ゴジラ』でも、主人公の怪獣くんは素早かった。
CGが当たり前の時代になりましたが、今だからこそ、敢えてハリーハウゼンのコマ撮り怪獣映画なんか観たくなったり。
2006-08-20 10:34:38 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:ようこそジュラシック・パークへ
haruniwa
映画のいいところ、学者たちが右往左往で最新学説を認めるか認めないか喧々囂々やっている間に、さっさと「あたらしどこ取り」で、怪獣もの、恐竜パニック、SF映画、作ってしまえるところでしょう。
恐竜は温血だった、素早く動けた、皮膚に羽毛があった、子供時代に急速に成長した、などの学説は、誰より早く映画人がのみこんでいた。
中国の竜は、想像上の動物とはいっても、これは確かに恐竜の骨格化石をゴビ砂漠あたりで、見た人がいたのだろうなあ、と、思えてくる。
人魚はマナティ、カッパはかわうそ、と、モデル動物があかされると、人間の想像力なんて、それほどの飛躍力はないもんダと思う。
だから、シナリオは「身辺」から書き出せという教えになるのでしょうかね。
「ゲド戦記」8/8に見ました。
不満な点は多々あるけれど、「ゲド」好きウェブ友がブログに書いていたように、この映画の影響でひとりでもゲド原作読者がふえるのなら、ハヤオⅡに感謝こそすれ、文句はいわん、と。
ゲドの竜、絵柄はきれいでした。
一角座もいきたいし。
2006-08-20 15:58:35 ページのトップへ
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さぁ大変だ、リアルだリアルだ
mackychan
今日は給料日。
色々と買い物をしてアパートに戻ると、元大家さんが草むしり中。
その場で、12月いっぱいでアパート取り壊し決定のニュースを聞きました。
そうなるかもしれないと伏線はあったけれども、いざ実際にそうなると聞くと、結構焦るものですね。
半年、切っているし。
ともかくのんびりもしていられないので、早いうちに出られるように早速、アパート探しを始めます。シナリオ書きたいんだけれども、こっちが先決か。
というのも、自分の場合、多重債務者だから軽い審査でも引っかかるかもしれない・・・ということを、弁護士さんに聞いたんです、だからちょっと決定するまでに時間かかるかも。
え、そんなプライベートなことはメールで送れって?
そうかもしれないけど、どうせ数日後には、これで1本、書いてみようと思っているし笑
さあて。どこにしようかな。
いや、選ぶ立場にないかな。とりあえず、少しは都心に近づこうかと思っています。
2006-08-25 13:24:53 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:さぁ大変だ、リアルだリアルだ
haruniwa
いまの部屋、居心地よさそうなのにね。残念。
いい住まいが見つかるといいね。
隣の部屋がチョウかわいい人だったりとか。
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いろいろ
mackychan
『南極探検隊』、興味深く拝読しています。
冷房かけながらビール飲みつつ、おもしろーいなんていってる。白瀬さんに叱られそうだわ。
以下、映画comのニュースの要約。
巨匠マーティン・スコセッシ監督が、映画評論を手がけることが明らかになった。アメリカの衛星放送サービス、ディレクTVと契約しているスコセッシ監督が、一個人としてディレクTVの映画評価方法にクレームをつけたところ、逆にディレクTVから映画批評を依頼されたという。
………………………
おぉー!
以前、春さんに自分のところの英語版を薦められましたが、こういうニュースに触れると本気になります。
スコセッシは未だ知的好奇心が旺盛で、可能な限り世界の評論に触れているそうな。
いつかは、英語版作らないとね。
2006-09-05 09:33:59 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:いろいろ
haruniwa
スコセッシ映画評論、刺激になりますね。
おもしろい評論読んだら紹介してね。
南極白瀬隊が、食べ物も石のように堅く凍ったのをブリザードのなかでかじるようすを想像しながら、いま、ふやふやの卵豆腐を食べました。おなかの調子は、もうひとつ。これでは、ホールケーキ丸かじりというヤケ食いもできそうにない。
昨日9/04は、「ブロークバックマウンテン」を見てきました。
冗長というレビューも見たけれど、私にはおもしろかった。
親同士が仇敵って間柄でも、それぞれに家庭をもつ男女でも、会いたいのに会えないせつなさがリアルに見えない現代。
禁断の恋にするなら、この設定。
現代において「せつない禁断の恋」を描こうとすれば、60年代西部のこの恋になるしかないか、と目のつけどころのよさにまずは拍手。原作の短編を見つけだした人が、功労者。
ストーリー的には。
イニスが、こどものころ父に見せつけられたゲイの惨殺のトラウマを越え、社会から抹殺される恐怖を振り捨ててしまえば、物語は違う転回になるわけで。
ロデオボーイジャックの提案するように、ふたりで牧場を経営するという人生を選べれば、「せつなく」はなくなってしまう。
「男は子供を一人前になるまで養う」という社会規範、「うしろ指さされる父親を子供にもたせたくない」という子供への愛情をふりすててしまえば、イニスは自分を肯定できなくなる。
恋か、人間としての立ち位置か、という二律背反にしばられた人間のせつなさ、悲しさを描いたお話として、受け取りました。
そういえば、前に「ガラスの動物園」評論を書いたときに、テネシー・ウイリアムズが、死ぬまでゲイを否定し、自分がゲイであることを死後もかくそうとしていたことを思い出して、神は死してもキリスト教のゲイタブーが死ぬまでにはだいぶかかったなあ、と思ったことでした。
ゲイタブーニ千年の歴史をもつ地域では、タブーがたかだか最近の百年だけだった日本では考えられないことがいろいろあるのでしょうね。
まあ、人生いろいろでしょうとも。
2006-09-05 11:04:19 ページのトップへ
いろいろ続き
haruniwa
さて、私も腹痛やらいろいろありましたが、本日は年に一度のめでたくもありめでたくもなしの日であります。
シンデレラのガラスの靴、金の卵を産むにわとり、火ねずみのかわごろも、打ち出の小槌などのプレゼントを受け付けております。または「ゲンナマ」
あ、「祝いのメッセージ」とかは、間に合っております。「おめでとう」なんてことばはタブー。もはやひとつ年をとることは、冥土の旅の一里塚、めでたくもなんでもないのであります。
だが、しかし、1年一度の日は、1年に364度あるUnbirthdayより、希少価値があるというのは、真実です。365分のⅠのレアもの。
で、世の中に映画評論を手がけているブログはマウンテンのように存在する。
その中のたったひとつきらめく峰となるべく、スコセッシにまけず、ご精進くださいませ。
2006-09-05 11:04:59 ページのトップへ
Re:いろいろ
mackychan
わはは。
でもいってしまおう、おめでとー。
そうでしたか、偶然にも今日は久し振りの休日で、ぐでんぐでん状態になりながらエイブルのサイトで物件を探していました。この時期だから、敷金礼金01というナイスなところもありました。
今年は町田ですが、来年はもう少し距離が縮まっているはず。来年は発泡酒片手にお邪魔するかもしれません、期待しないで待っててね笑
2006-09-05 15:09:28 ページのトップへ
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Re:しとしと
haruniwa
本日の主婦たちのおしゃべりランチ会の話題は、10日の発表会の評判についてやら、悠仁親王誕生やら。
板東真砂子の猫殺しについても話題がでました。
主婦たちはただ、「子猫がかわいそーよ、ねぇ」という反応だったので、私は生命論うんぬんと口を挟むことはしませんでしたが。
『 子猫殺しの理由として、坂東氏は避妊手術の決心がつかないことを挙げた。「盛りのついた時に性交し、出産することが雌猫の「生」だとし「その本質的な『生』を人間の都合で奪いとっていいものだろうか」と、板東氏はいう。 』
この板東真砂子の
「出産が雌猫の生であり、妊娠を人間の都合で奪い取っていいと思わないから避妊をせず、生まれた子猫を捨てる」
というのは、生命の存在について考えて作品をつくっているはずの作家のことばとは思えない、粗雑な破綻したものですね。
まず第一に「出産が雌猫の『生』である」という考えについて。これは、野生の動物には当てはまる考え方です。
山猫とか、野生のライオンなど、自力で生きている動物にとって、交尾と出産は、生きる目的。
しかし、家畜およびペットは別です。ペットは自分でえさを探して生きているのではない。
板東が飼っているのはペットとして、家畜としての猫です。
2006-09-13 18:07:46 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:死と死と
haruniwa
家畜やペットの生は、人間が責任を持ってコントロールすべきであり、それがいやなら、家畜もペットも人間の都合で飼うべきではない。板東家のすべての動物を野に放つべき。(自力でエサをとれるように訓練したのちのことになるが)
エサを与えて、飼い主の都合で猫や犬をかわいがりたいのなら、飼い主はペットの一生のすべてに責任をもつべきです。
盛りがついた猫を交尾させ、出産させるのが猫の「生」にとって必要なことと思うのなら、生まれた命すべてに責任をもって、猫の「育児」という「生」をまっとうさせるべきです。
生まれた子を育てたいのは、人も猫も同じです。育児をさせる気がないのに、出産だけさせるのは、猫の生にたいする冒涜であり、そういう人はペットを飼うべきでない。
猫に交尾と出産だけ勝手にさせておいて、育児をさせないのなら、そんなのは「猫の生」を尊重したことにならない。
板東さんが思い違いをしているだけ。作家として云々以前に、人間として思い上がっている。
ペットとして飼うなら、きちんと避妊手術をすべき。
万が一、仔が生まれたなら、その仔もすべて受け入れて世話すべき。それが家畜やペットを飼うもののつとめです。
それができないなら、「猫の生」とかって、屁理屈をのべていないで、ペットなぞ飼わず、たまに外へでかけていって、野生動物をながめてすごせばよい。
「生」を体いっぱいに表現している動物たちに出会えます。
なぜ、子猫殺しをわざわざエッセイにして発表したのか、その感覚がわからない。売れっ子直木賞受賞作家といえども、市場原理のなかで、売れる作品を書いていかなければ、ものかき市場マーケティングからたちまち脱落する。
この騒ぎで、出版社新聞社は、彼女の作品掲載をためらうだろう。
2006-09-13 18:09:16 ページのトップへ
Re:死国
haruniwa
タヒチはゴーギャンを魅了した「生命感」にあふれた島。タヒチに住んでいるうちに、ニホン社会のマーケティング作法を忘れたのだと思う。板東クラスの作家、マーケティングをわすれちゃダメよ。
まだ、「一般社会の常識」の超越をゆるされるほど、大物にはなっていない。
室井佑月は、「内容はともかく、『子猫殺し』という挑戦的タイトルがいい」と、ほめていますが、板東の読者層は、ホラー好きな人たちですよね。これから、この作家の作品はどんな読まれ方をするのか、興味がわきます。
ホラー好きにとって、作者がほんとに猫殺しとか人殺しであったとき、作品の読まれ方かわるのかしら。作品のなかには、死者の怨念とかおどろオドロの話が出てくるけれど、これからどう作品を受け止めるのだろうか。
これから先、猫殺しと猫の怨霊話でも書くなら、ソンケーするけどね。
江戸時代、200年間、全国的にほとんど人口増加がありませんでした。
自然に出産する社会で、結婚した女性が一生に出産する子の数はおおよそ3~10人。幼児死亡率が高かったが、成人できる数は2~6人。すると人口はしだいに増えるのが世界の人口統計ですが、日本の江戸時代に限って、自然増がごく低い。
江戸年間を通じて、「余分に生まれた子を殺す」という風習が、全国的に行われていたからです。
母親自身またはとりあげ産婆が鼻と口をふさいで始末するという方法がもっとも一般的だったといいます。
水子地蔵などの調査をしている民俗学研究者もいるけれど、この「江戸時代の全国的風習」が大きくとりあげられたことはない。学校ではもちろん教えない。
四つ足の動物を殺して食べてはいけないという仏教社会で、この水子殺しはどう受け止められていたのか。
生まれてひとりで立って歩くまでの子は、人間とはみとめない、という考え方の社会は、世界各地にあった。生まれたばかりの赤ん坊は胎児と同じであって、人ではない、とみなされていた、と考えられる。
板東を弁護するなら、この江戸時代の考え方を援用するしかないだろうね。
2006-09-13 18:10:35 ページのトップへ
Re:板東死国
haruniwa
さてと、生まれたばかりの子猫を殺すことが許されないのなら、生まれる前の胎児を殺すことは許されるのか、とか、絶対に話がひろがっていくだろうなあ。
アメリカだったら、たちまち中絶禁止派たちが立ち上がる。
現代医療技術では、妊娠24週以後(約妊娠6ヶ月)の胎児の命は救うことができる。早産でも保育器で一命をとりとめる。500gで生まれた赤ん坊でも生き延びるのだ。
しかし、現在妊娠6ヶ月での堕胎はできる。産科医の収入の多くは、この堕胎による収入である。
すると、産科医の多くが、救える命を殺していることになる。これは殺人ではないのか、と、中絶反対論者が言い出す。
人と猫に共通する乱暴な結論を言ってしまおう。
自分の力ひとつで「子を育てるための食べ物」を得ることができないものは、人も猫も妊娠させるべきでない。
自力で子を育てる力がないなら、猫も、収入のない貧乏人も、高校生中学生も、妊娠すべきでなく、完璧な避妊ができないなら、性交すべきでない。
完璧な避妊ができ、経済力のある親が金をだすなら中高生が性交してもよいのか。否。完全な避妊はできない。
荻野式もコンドームも不完全。ピルがもっとも安全確実であるが、絶対確実なものなどこの世にはない。
親世代が金をだすなら、経済力のないものが子を産んでもよいか。
親が金をだしたいなら、生まれる子を自分の養子として、自分の子として責任を持って養育すべき。子供世代の育児に親世代が金だけを出すべきじゃない。自立していない子のもとに生まれた子が不幸。
って、今、正社員の結婚出産率と、フリーターの結婚出産率の差が「格差」として話題になっていますね。フリーターすなわち貧乏人は、子孫を残す競争に絶対に不利。
う~、私、孫の顔みることできないだろうなあ。娘も息子も働く気なし。収入なし。
猫の妊娠出産も問題いろいろ山づみだろうが、うちの子の結婚も問題やまづみ。
2006-09-13 18:11:50 ページのトップへ
Re:Re:しとしと
mackychan
わぁ長文でやってきた。
このコラムが掲載された翌日からネットでの議論も凄くて、可能な限り読んでいったのですが、個人的には理解しようとしたんです坂東さんを。ちょっと室井さんと同じような印象(=挑発、挑戦)を抱いたし、ネット批判の多くが、論理を飛躍して「それは人間にも当てはまり、子供を殺していいということになるじゃないか」と結んでいたから。
ただ理解しようとは努めても、やっぱり納得は出来なくて。
自分のコラムに取り上げよう取り上げようとは思ったけれども、まず自分の考えをまとめなきゃと思っている間に時間だけが過ぎていきました。
春さんの長文、参考になります。
火種を撒いた坂東さん、それだけで大きな責任があるはずですから、もっと多くのことを語るべきではないかしら。
(週刊誌で再論していたけど、次の段階の話はしていなかったな~)
2006-09-14 00:20:26 ページのトップへ
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病
f046oj2c
こころ、体の病がこころで思うことで、良いほうへ行く気持ちで病気を軽くする、長い時間をくれるのですね、ありがとう
2006-10-04 17:55:30 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:病
haruniwa
心に思ったこと、ことばに出して言っていると、脳神経がそれを感じ取って良い方へ行くってこと、心理学実験でも確かめられて、笑うこと、泣くこと、しゃべること、書くこと、それらの自己表現は、すべて、免疫機能を高めます。
ぷうさんが、痛いとき痛いといい、悲しいときつらいとき、悲しい、つらいと書くことが全部脳につたわっています。
押し黙って何も言い出さなかったり、我慢したりは、悪い方へいくから、日記に書けないようなことがあったら、このbbsでも、メールでも、愚痴でも嘆きでも言ってきてね。
愚痴を言い合って、遠慮なしにいきたいです。
2006-10-05 22:52:14 ページのトップへ
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入院
f046oj2c
心配していただいてありがとうございます
吐き気はよくあるのですが何日も止まらないのです、必ず突然くるので救急車になったしまいます。ありがとう
2006-10-06 01:11:32 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:入院
haruniwa
たま~に、食あたりで吐き気をもよおしただけで、とても我慢できないくらい苦しいのに、ぷうさん、ほんとにつらいですね。
吐き気と痛みがおさまればいいのにね。
2006-10-06 01:55:09 ページのトップへ
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haruniwa
私、時々名前がこんがらかる。
つい最近まで中村屋カレーのボース(ラース・ビハーリー・ボース)と、インド独立闘争のチャンドラ・ボースは同一人物と思いこんでいました。
今回の監督名とっちがえは、中国仮面劇→三国志→覇王別姫→さらば、わが愛→陳凱歌というルートをたどってのことみたいです。
張芸謀作品、好きなの多いんだけれど、前作の「Lovers」は、金城武もチャンツィイーも好きなのに、全然面白くなかった。
色はきれいだったけれど、ひとつもドキドキもハラハラもしなかった
ので、中国の田舎ロードムービー&父と息子というのがかぶった『山の郵便配達』の後追いパクリのような雰囲気だったらどうしようかと心配しながら見ました。
でも、麗江の街並や山々の風景、少数民族の村「石頭村」のようす。
そして「雲南省の仮面劇」
北京の京劇、吉林省の「吉劇」、浙江省「越劇」など、地方ごとに名前が変るので、たぶん「雲劇(ヌーシ?)」と呼ぶのだろうと思うけど、この仮面劇の力も画面のインパクト大きかった。
現代中国の刑務所のようすがわかったのもよかったし。
ほんとの刑務所はもっとすごいことになってるんだろうけれど。
健さんはどこに行っても健さんで、中国でもシロート出演者からエキストラにまでまんべんなく気をつかって、だれからも慕われちゃったみたい。
「よい人」は、役者として成功しないという神話をうち砕いただけでも、偉大な人です。
息子の中井貴一が声だけの出演で、病室ベッドのシーンで顔出さなかったのも、私にはよかった。貴一さん、よい役者とおもうのだけれど、なぜか相性がわるいので。
2006-05-20 11:59:08 返信フォームへ 掲示板へ戻る
役者との相性
haruniwa
相性が悪いといえば、浅丘ルリ子、テレビや舞台だと見ていられるのに、映画だとどうもダメみたい。
寅さんでストリッパーやるときは、あのメークでも許せるけれど、他の「フツーの女」やるときにあのアイメークだと、どうも違和感がある。
「この義姉未亡人さん、お金があって、家政婦やとって、ヒマもてあまして暮らしているんだろうけれど、どう考えても、朝おきて、メークに3時間、よる寝るまえにメーク落としとお肌の手入れに4時間はかけているんだろうな。
一日のうち、自分の顔いじって7時間すごすのかあ」なんて、考え出すと、もう、気が散って、ストーリーが異化されてしまう。
浅丘ルリ子が日活女優として全盛だったころのインタビューで「メークは、朝起きてから3時間はかかります」と言っていたのが、よほど強烈インプットされているらしい。
『~数式』に、どうもなじめない感じがあったのは、この「義姉浅丘ルリ子のメーク」のほか、「何を演じても吉岡秀隆がそこにいる」という強烈なキャラのルートも一因。
役者の「ここが私とあわないの」は伝えられるけれど、「ここが絶対いいんです」は、確かに伝えるのむずかしいね。
2006-05-20 11:59:56 ページのトップへ
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やわらかい生活、薔薇の名前、ダ・ヴィンチ
mackychan
ウチのせんせーの最新作『やわらかい生活』の関係者試写にお呼ばれ。
http://www.yawarakai-seikatsu.com/
延々と性にこだわる作家魂というか、何だか泣けてしまった。
その足で、『ダ・ヴィンチ・コード』。
さすがは「一定水準クリア」の監督だけあって、今回もそんな感じ。
でも自分が「そんな感じ」とか評する場合、貶してもいないけれど感心もしていないということなのですが。
昔、『薔薇の名前』ってあったでしょう。映画版はショーン・コネリー爺。原作はウンベルト・エーコ。
あれも原作をなぞるだけで精一杯、今回も同じなのかな。
ただ数々の美術品や美しい景色は、海外になかなか行けないものにとっての観光的な効果は高いです。
俳優さん。
そうですね、自分、宮本信子さんも苦しいかな、伊丹作品ではぎりぎりセーフだったけれども。
黒澤好きなのに、実は三船さんも大好きというわけじゃない。三橋達也さんや宮口精二さんに注目しちゃうのですよね。
春さんコラムのアクセントのお話、大変役に立ちます。
下品な話で失礼。
fellatio
アメリカの映画では結構、台詞として登場するけれど、日本での発音と全く違うのですね。
フェラチオでは通用しそうにない。
自分の耳では、「フィレイシオ」と発しているように聞こえます。
長々とごめんなさい。
2006-05-20 18:11:23 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:やわらかい生活、薔薇の名前、ダ・ヴィンチ
haruniwa
試写会、いいなあ。
絲山秋子の原作が荒井センセの手にかかるとどういう脚本になるのか、みたいですね。
たぶん、原作読んでからになるかも。
ダビンチコード、初日、行きましたかぁ!!って、私もネッ。
いつもは初日になんか絶対見ないんだけど。混むから。
今日午後、東京芸大美術館でエルネスト・バルラハ展を見に行った。
6時ごろから雨がふってくるって、天気予報で言ってたので、雨が降り出す前に帰ろうと思って、4時半に美術館を出ました。
もう、ふっていた。
百円傘、小さめなので、上野駅に戻るまでにかなりぬれました。
昨日、東西線の電車のなかに傘わすれた。これは、500円の傘。私にしては、高い方。今年になってなくしたの何本目になるか。
バッグに百円傘を入れてある。すぐなくすのだから、百円以上の傘はつかわないようにしているのに、500円とか1000円の傘もっていると、電車の中においてくる。
ま、それで、雨宿りがわりに上野から川口まで行った。
川口に去年暮れにできたショッピングモールの中に、シネマコンプレックスがあって、そこでダビンチコード見ました。
初日、17:40の回だけど、私が切符を買った17:45にまだ98席残っていた。
まえから3列目のはじっこで、見やすい席ではなかったけれど、昔の田舎の映画小屋からみたら、トイレもきれいだし、座席もゆったり目だし、はあ、こういうのがシネコンっていうものなのか、はじめてはいってみたんです。
ダビンチコード、学生のひとりが原作読み始めたっていうので、「私は映画みてから読もっと」って、言ったの。学生より先に読んでないなんて、「映画を先に見るから」とでも言っておかないと。
それで、初日に見る気になりました。明日の授業で顔あわせたら「見たぞお!」と言わなくちゃ。
2006-05-21 00:21:55 ページのトップへ
Re:やわらかい生活、薔薇の名前、ダ・ヴィンチ
haruniwa
「薔薇の名前」のとき、修道僧が自分で鞭打って「キリストの受苦」を自分の体で実感するっていうシーンが出てきた。
ああいうのは、中世の修道院のことだろうと思っていたのだけれど、被虐嗜好って、宗教的にであれ、純粋に性的快楽であれ、現代だってあるよねぇ。
あのモンク、あれは苦行だったのか、快楽だったのかと、どっちだったんだろ。
カフェのアクセス順位マニアの人の日記に「ああ、またリスカしたくなっちゃった」なんてこと書いてる人がいるので、私にはわからないけれど、我が身を切り刻んだりむち打ったりしたい人はしたいんだろうなあと、思います。
うう、私は痛いのだめっ、と思いつつシオンモンクのむち打ち見てました。
キリスト教美術のほとんどが、悲痛な顔のマリアだったり、苦痛にゆがみつつ法悦みたいなイエスの顔だったりすること、いつかゆっくりイコンコードを解読してみたいです。
フィレイシオは、、、、、、発音してみるチャンスもなかったので。
2006-05-21 00:26:14 ページのトップへ
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ナポレオン
haruniwa
ナポレオン展に行ってきました
2006-05-26 23:54:19 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:ナポレオン
haruniwa
木曜日、仕事が休みになった。
招待券があったので、江戸東京博物館へ行って『ナポレオン展』を見てきた。
士官学校生徒だった14さいのころ、学校で行われた雪合戦で、見事な指揮で作戦を実行し勝利した、なんてエピソードから、皇帝になってからのことなど、解説を聞きながら見てあるいた。
マリーアントワネットが処刑されてから住人がいなくなっていたベルサイユ宮殿を改修して住んだときの家具の展示。
子どもを埋めなかったジョゼフィーヌと離婚し、マリーアントワネットを大叔母に持つハプスブルグ家のマリールイーズを皇妃に迎えた得意の絶頂のころ。
敗戦、失脚、セントヘレナ島での幽閉生活と死。遺骸のパリ帰還まで。
ナポレオンとその時代の文化が概観できる展示だった。
この前トリビアで「馬でアルプスを越えるナポレオン」の雄壮な肖像画、実は馬でなくラバで山道を登ったのだ、というのをやっていたが、展示解説でもそのことを言っていた。
さいごは島流しになる。少しずつヒ素を食事に入れられて死に至ったという説もあるけれど、あれだけ大軍を指揮して勝利も敗戦もあって、ナポレオン法典ほか、国の基礎を作り上げ、兄弟姉妹を近隣諸国の王位につけ、51年の生涯、やりたいことやった一生だったなあ、と思う。
余の辞書に不可能の文字はない、っていったのもうなずける。
で、不可能ばかりだったこれまでの生活。風水うらないでは60歳から人生よくなっていくっていうので、せめてそれをたよりに、もう少し生きてみんとする
2006-05-27 00:10:05 ページのトップへ
Re:ナポレオン
mackychan
最後が、何とも味わい深い笑
02年に、大変金をかけたテレビシリーズが制作されていますね。
ジェラール・ドパルデューがナポレオンを演じ、ジョン・マルコヴィッチ、イザベラ・ロッセリーニ、アヌーク・エーメ(!)が脇を固める。
NHKで放送された時、この出演陣に魅かれて観ました。
面白かった
2006-05-27 10:08:09 ページのトップへ
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椰子の実賞
mackychan
おおむね納得の結果。
主演の男女優賞を複数にするところが、表現者全てに博愛の情を示すカーワァイ監督らしく、またそれが可能なところが、「審査員長が絶対」というカンヌらしい。
パルムを撮ったイギリスのケン・ローチ、大人の監督です。春さんには『SWEET SIXTEEN』をお薦め。
個人的には、南米監督イニャリトゥの監督賞(役所さんも出ている『バベル』)が嬉しい。
米原さん、56歳なのにね。合掌。
何だか誰かが亡くなる度に、こうして春さん掲示板に記しているような気がする。。。
2006-05-29 18:28:25 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:椰子の実賞
haruniwa
今回は日本人がらみが役所広司だけだったせいか、日本での報道もジミでしたね。
第三世界や移民などの労働者階級を描くというケンローチですが、私、ぜんぜん見たこと亡かった。おすすめのSweet Sixteen、ビデオレンタル予定に記入しておきましょう。
米原万里、通訳として物書きとして思い通りの仕事を重ねてきたのではあるけれど、56歳は早すぎる死です。
同世代ですから、(米原さんのほうが1年若いけど)感慨深いものがあります。
米原さん、出世作の『不実な美女か貞淑な醜女か』面白かった。
雑誌掲載エッセイなどもよく読みましたが、ある時点からちょっと感覚が合わなくなった。
どんな点が合わなくなったのかっていうと、
これは、ケン・ローチが私に合うだろうとまっき~さんが推察したことと関わる。
底辺労働者や移民などの「下層」「下流」の感覚と、米原さんの、「共産党幹部の労働貴族生活で育ったエリートの感覚」に、妙にひっかかることがあった。
これは、万里さんに問題アリなんじゃなくて、私のひがみに起因する。
米原さん、父親は衆議院議員だったけれど、祖父は貴族院議員だもんね。鳥取に「米原家住宅」という邸宅が保存されている。
庶民とは育ちがちがいます。(って、私の労働者階級コンプレックス)
米原さん、学部は東京外大だけど、大学院は東大(東大にコンプレックスを抱くのは、私の世代共通の弱点、、、、東大の悪口言うの大好きだけど、結局あんたは、入学できなかったんじゃんか、と突っ込まれると、黙ってしまう)
私、よくよく「エリート」という存在のしかた、育ち方に根本的なコンプレックスがあるんだろうね。
ま、底辺をはいずりまわって、これからもがんばりまっしょい。
2006-05-30 20:01:44 ページのトップへ
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やっぱり始まった国際紛争
mackychan
あれぇ、今回はおとなしいな。日本も韓国も出場しているのに、インドの住人さんに赤ちゃん生まれたから気を使っているのかな・・・などと思っていたら大間違い。
一昨日の韓国VSトーゴ戦、休日だったのでテレビ観戦していたら・・・
あぁ、国家が聞こえるよ!!テレビのスピーカーからでなく、町田市のおんぼろアパートから!!
まぁ、こうでなくっちゃね。
ただ、翌日以降、日本人として、彼らに顔を会わせる時は、どうしても顔が引きつってしまう自分なのでした
2006-06-15 08:09:54 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:やっぱり始まった国際紛争
haruniwa
ベッカムがシュートしたイングランドでは、「サッカーは庶民、しもじものスポーツ」であって、上流社会は、クリケットとポロと乗馬なんだそうだけど、さすがにワールドカップとなれば、国をあげての応援でしょう。
「近代国家」「国民国家」というものが発祥したときから、スポーツは国威発揚の道具だったり、「生まれた土地を愛する気持ちと、自チーム応援の気持ちを同一視する」というのが、「近代というシステムの維持」にはかかせないものなのですから、町田のアパート国際紛争は、おこるべくして起こる。
ましてや、ラスト9分逆転負けvsラスト7分逆転勝利の奇跡!!
ですからね。
そりゃ、興奮するでしょうよ。
韓国、今回いいところへいくんじゃないの。
2006-06-15 10:43:54 ページのトップへ
~~~~~~~~~
奈津子トリビア
mackychan
2~3度、各4~5分ずつお話したことあるのだけれども、覚えているかなー?
その1度は、東京国際映画祭のボランティアをやっていた頃に、会場案内したの。
このひとが字幕を担当するまでの道、素晴らしい努力ですよね。目をかけ、『黙示録』の字幕担当に推薦したコッポラも凄いけど。
約1000本の字幕を担当した奈津子さん、最も印象に残る映画にスコセッシの『カジノ』を選んでいます。
スコセッシは自分が教科書みたいなひとだから、映画小僧がハッとするようなテクニックを披露するのですよね、その若さが好きなんだけれども、例えば奈津子さん絡みでいうと、普通、登場人物のナレーションって切り替わらないでしょ、Aさんがナレーションしていたら、エンディングまでAさんがナレーションするのが「映画の常識」。でもスコセッシは、そんなこと気にしない。AからBへ、BからAに戻り、ジャンプしてCへ。
さらに他の人物は、普通に喋っているわけで。
まずこの時点で、奈津子さんは混乱。
しかもこのナレーションが、言葉の洪水という形容が大袈裟ではないほど、大量なのです。
最も字幕作りに苦労した映画だから、最も愛情を抱くんだって。
以上、奈津子トリビアとかいって、結局はスコセッシ賛歌に終始する、小僧の知ったかぶりでした。
2006-06-18 11:01:27 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:奈津子トリビア
haruniwa
ネットに、「奈津子の意訳超訳誤訳タタキ」サイトができたってことは、それだけ担当した字幕も数が多いし、人の注目を集めているってことなんでしょうね。
何を書いても、スコセッシ讃歌になるくらい、一筋に「尊敬する先達」がいるってことは、幸福なことです。
スコセッシは、日本にこれほどの「スコセッシ小僧」がいること、知っているのかな。
まっき~サイト、今は、日本語のみですが、翻訳ソフトの能力も向上してきたので、ここらで英語サイトもたちあげてみるってのはどうでしょう。
最初は、映画最前線からスコセッシ映画をとりあげてみて、とにかくスコセッシに読んで貰う。
黒沢論も翻訳してね。とてもいい出来だから。あと、先日の今村昌平論も。
2006-06-18 15:28:48 ページのトップへ
Re:奈津子トリビア
chiyoisozaki
割り込んでもよろしいかしら・・・?
春さんの提案、大賛成です。
2006-06-18 18:52:22 ページのトップへ
Re:奈津子トリビア
haruniwa
英語サイトの監修者は、ちよさんの担当ねっ、なんて、人事担当決定で~す。
2006-06-19 22:29:07 ページのトップへ
Re:奈津子トリビア
chiyoisozaki
あ、あ、あ・・・っ、
過、過、過呼吸が~~~~、ヒ~ッ・・
~~~~~~~~~
「名取洋之助と日本工房」展
mackychan
今朝、この記事を編集していて「あ、行きたいなぁ」と。
ちょうど『一番美しく』を取り上げて国策とか再考していたところだし。
あの時代は、あらゆるメディアがそうだったんだものね。
川崎だと春さんは遠いね。
追伸。
今期の芥川、大好きで大嫌いな中原昌也が入ってる。
でも取らないだろうな、石原さんも宮本輝さんも、山田詠美さんさえ拒否反応示しそう。
この人には、既に受賞している三島賞こそ相応しい。
2006-07-07 09:07:42 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:「名取洋之助と日本工房」展
haruniwa
名取洋之助は、恵比寿の写真美術館や近代美術館の写真展示で何点か見たけれど、まとまった作品展は見たことがないので、見たいです。
夏休み中の展示だから、川崎までいってみたいですね。
中原昌也、まったく読んだことないですが、まっき~さん「大好きで大嫌い」というスタンスは、納得できる気がする。
『青山真治と阿部和重と中原昌也のシネコン』をジュンク堂ですわり読みしただけなんだけどね。
2006-07-08 00:03:38 ページのトップへ
~~~~~~~~~~
ついしんのついしん
mackychan
春さんも取り上げたウルグアイ産の『ウィスキー』。
監督のフアン・パブロ・レベージャ、同い年の32なのに、死去。自殺だって。
1作しか触れていないので作家性もないのだけれども、残念だなぁとは思う。何があったのかは分からないけれど、1つの文化の損失には違いないです。
巨匠の訃報記事は敬意を持って誇りを持って編集出来るけど、若いひとの記事は駄目だね、嫌だよやっぱり。
中原さんの作風は、
町田康から軽妙さを濾過して、流血を混ぜ合わせた感じ・・・?かな
蓮見先生が「カフカの子供」と評していました、巧いなぁ。
2006-07-08 09:54:45 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:ついしんのついしん
haruniwa
びっくり。次回作を楽しみにしていたのに。
1974年生まれ。若すぎる。
芸術家の自殺は、多いけれど、映画監督の自殺って伊丹十三くらいしか思い浮かばない。
ヤクザと映画監督は「自殺しない人種」なんだそうだけど。
共同監督をしていたパブロ・ストールと決裂でもしたのかしら。
残念ですね。
~~~~~~~~~~~~~
鬼子母神
mackychan
ネタが遅くて恐縮です。
幸田文『流れる』で、主人公・梨花が女中として働く置屋の「小金貸し」がそう呼ばれていましたね。
鬼子母神の異名は、近くに住んでいるだけでなく、厳しい取り立ての意味もあった。
自分の場合、幸田さんには明るくなく、成瀬映画→原作へと進んでいます。
どちらも素晴らしかった。
梨花は田中絹代さんが演じていましたね。
この女優さん、実は「?」なのですが、これは良かった。
『おとうと』だけは、父が大好きなので、原作から読みましたが。
追伸。
もうパソコンは、完全復活?
2006-07-27 22:07:36 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:鬼子母神
haruniwa
鬼子母神ことおとよを演じた、賀原夏子は、わたしにとっては、劇団NLT(新文学座)の創立者。
NLT所属の役者さんと知り合ったとき、彼女が、神様のように、鬼子母神のように、おそれつつ慕っていました。
味のある女優さんでした。
パソコン、昨日プリンター再インストールをし、やれやれと思ったのが夜中の2時。
印刷しようと思ったら、「プリンターが接続されていません」という文字がモニターにでる。
「おかしいなあ、インストールちゃんとできているし、コピーもとれたから、手順はまちがっていないはずなのに、やっぱりシロートがあやふやなやり方でリカバリしたから、どこか手抜きの部分があったのだろうなあ」
と、不審に思いつつ、あきらめて寝ました。
今朝、よく見たら、プリンターのプラグがパソコンに接続されていませんでした!!
これだからシロートは困りますね。
でも、これで、おおよそは復活です。完全復活にはなりませんでしたが、とりあえずやっていけます。
メールのアドレスが全部消えたので、まっき~さん、うちのパソコンアドレスあてに空メールおくってきてね。
これからはアドレスのバックアップとるから。
2006-07-28 09:56:47 ページのトップへ
Re:鬼子母神
mackychan
メール送りました。
届いたかな?
ソクローフ監督による『太陽』(08.05公開、銀座シネパトスにて)の試写鑑賞、その足でイザベル・ユペール展へ(東京都写真美術館)。
良い給料日でした。
イッセー尾形さんの独り芝居ってちゃんと見たことなかったのだけれども、いいですね、どういう経緯でキャスティングされたんだろう。
2006-07-28 18:58:41 ページのトップへ
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The Departed
mackychan
勝手に宣伝野郎です。
さきほどまで、こちらの予告編を20回ほど観てました。
全てのインストールとか完了していたら、春さんも観られるはず。
左のウィンドウズ・メディアを選択したほうがいいかな。
いやーゾクゾク。
わくわく。
『アビエイター』も好きだけど、スコセッシはやっぱり「こっち側」の住人、映像の質感、カメラの動き、かかっている音楽、そして殴る蹴る放つ・・・な、本作のほうが期待値は高くなります。
今すぐ観たい。
春さんはオリジナルの香港版を観ましたか?
息つく暇ないとはこのことだと思わせる映画です。
http://movies.yahoo.com/feature/thedeparted.html;_ylt=AnUE3pWkiiJKevSfeZTAv.lfVXcA
2006-07-31 18:32:38 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:The Departed
haruniwa
インファナルアフェア見ていません。
The Departed を見るなら、先にインファナルを見ておいた方がいいのかしら。
予告は2度みたけれど、字幕ないから、内容はわかりませんでした。
レオ様みているだけでもいいんだけどね。
2006-07-31 21:02:16 ページのトップへ
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ようこそジュラシック・パークへ
mackychan
またまた遅れたネタ。
スピちゃんの『ジュラシック・パーク』は様々なタイプのひとに衝撃をもたらしましたが、学者さんが感動したところは、「実は恐竜は、とっても速く動く」という最新の研究結果がちゃんと反映されていたところだったのですって。
なるほど。
その流れはしっかりとパニック映画に受け継がれ、誰も褒めなかったアメリカ版『ゴジラ』でも、主人公の怪獣くんは素早かった。
CGが当たり前の時代になりましたが、今だからこそ、敢えてハリーハウゼンのコマ撮り怪獣映画なんか観たくなったり。
2006-08-20 10:34:38 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:ようこそジュラシック・パークへ
haruniwa
映画のいいところ、学者たちが右往左往で最新学説を認めるか認めないか喧々囂々やっている間に、さっさと「あたらしどこ取り」で、怪獣もの、恐竜パニック、SF映画、作ってしまえるところでしょう。
恐竜は温血だった、素早く動けた、皮膚に羽毛があった、子供時代に急速に成長した、などの学説は、誰より早く映画人がのみこんでいた。
中国の竜は、想像上の動物とはいっても、これは確かに恐竜の骨格化石をゴビ砂漠あたりで、見た人がいたのだろうなあ、と、思えてくる。
人魚はマナティ、カッパはかわうそ、と、モデル動物があかされると、人間の想像力なんて、それほどの飛躍力はないもんダと思う。
だから、シナリオは「身辺」から書き出せという教えになるのでしょうかね。
「ゲド戦記」8/8に見ました。
不満な点は多々あるけれど、「ゲド」好きウェブ友がブログに書いていたように、この映画の影響でひとりでもゲド原作読者がふえるのなら、ハヤオⅡに感謝こそすれ、文句はいわん、と。
ゲドの竜、絵柄はきれいでした。
一角座もいきたいし。
2006-08-20 15:58:35 ページのトップへ
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さぁ大変だ、リアルだリアルだ
mackychan
今日は給料日。
色々と買い物をしてアパートに戻ると、元大家さんが草むしり中。
その場で、12月いっぱいでアパート取り壊し決定のニュースを聞きました。
そうなるかもしれないと伏線はあったけれども、いざ実際にそうなると聞くと、結構焦るものですね。
半年、切っているし。
ともかくのんびりもしていられないので、早いうちに出られるように早速、アパート探しを始めます。シナリオ書きたいんだけれども、こっちが先決か。
というのも、自分の場合、多重債務者だから軽い審査でも引っかかるかもしれない・・・ということを、弁護士さんに聞いたんです、だからちょっと決定するまでに時間かかるかも。
え、そんなプライベートなことはメールで送れって?
そうかもしれないけど、どうせ数日後には、これで1本、書いてみようと思っているし笑
さあて。どこにしようかな。
いや、選ぶ立場にないかな。とりあえず、少しは都心に近づこうかと思っています。
2006-08-25 13:24:53 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:さぁ大変だ、リアルだリアルだ
haruniwa
いまの部屋、居心地よさそうなのにね。残念。
いい住まいが見つかるといいね。
隣の部屋がチョウかわいい人だったりとか。
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いろいろ
mackychan
『南極探検隊』、興味深く拝読しています。
冷房かけながらビール飲みつつ、おもしろーいなんていってる。白瀬さんに叱られそうだわ。
以下、映画comのニュースの要約。
巨匠マーティン・スコセッシ監督が、映画評論を手がけることが明らかになった。アメリカの衛星放送サービス、ディレクTVと契約しているスコセッシ監督が、一個人としてディレクTVの映画評価方法にクレームをつけたところ、逆にディレクTVから映画批評を依頼されたという。
………………………
おぉー!
以前、春さんに自分のところの英語版を薦められましたが、こういうニュースに触れると本気になります。
スコセッシは未だ知的好奇心が旺盛で、可能な限り世界の評論に触れているそうな。
いつかは、英語版作らないとね。
2006-09-05 09:33:59 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:いろいろ
haruniwa
スコセッシ映画評論、刺激になりますね。
おもしろい評論読んだら紹介してね。
南極白瀬隊が、食べ物も石のように堅く凍ったのをブリザードのなかでかじるようすを想像しながら、いま、ふやふやの卵豆腐を食べました。おなかの調子は、もうひとつ。これでは、ホールケーキ丸かじりというヤケ食いもできそうにない。
昨日9/04は、「ブロークバックマウンテン」を見てきました。
冗長というレビューも見たけれど、私にはおもしろかった。
親同士が仇敵って間柄でも、それぞれに家庭をもつ男女でも、会いたいのに会えないせつなさがリアルに見えない現代。
禁断の恋にするなら、この設定。
現代において「せつない禁断の恋」を描こうとすれば、60年代西部のこの恋になるしかないか、と目のつけどころのよさにまずは拍手。原作の短編を見つけだした人が、功労者。
ストーリー的には。
イニスが、こどものころ父に見せつけられたゲイの惨殺のトラウマを越え、社会から抹殺される恐怖を振り捨ててしまえば、物語は違う転回になるわけで。
ロデオボーイジャックの提案するように、ふたりで牧場を経営するという人生を選べれば、「せつなく」はなくなってしまう。
「男は子供を一人前になるまで養う」という社会規範、「うしろ指さされる父親を子供にもたせたくない」という子供への愛情をふりすててしまえば、イニスは自分を肯定できなくなる。
恋か、人間としての立ち位置か、という二律背反にしばられた人間のせつなさ、悲しさを描いたお話として、受け取りました。
そういえば、前に「ガラスの動物園」評論を書いたときに、テネシー・ウイリアムズが、死ぬまでゲイを否定し、自分がゲイであることを死後もかくそうとしていたことを思い出して、神は死してもキリスト教のゲイタブーが死ぬまでにはだいぶかかったなあ、と思ったことでした。
ゲイタブーニ千年の歴史をもつ地域では、タブーがたかだか最近の百年だけだった日本では考えられないことがいろいろあるのでしょうね。
まあ、人生いろいろでしょうとも。
2006-09-05 11:04:19 ページのトップへ
いろいろ続き
haruniwa
さて、私も腹痛やらいろいろありましたが、本日は年に一度のめでたくもありめでたくもなしの日であります。
シンデレラのガラスの靴、金の卵を産むにわとり、火ねずみのかわごろも、打ち出の小槌などのプレゼントを受け付けております。または「ゲンナマ」
あ、「祝いのメッセージ」とかは、間に合っております。「おめでとう」なんてことばはタブー。もはやひとつ年をとることは、冥土の旅の一里塚、めでたくもなんでもないのであります。
だが、しかし、1年一度の日は、1年に364度あるUnbirthdayより、希少価値があるというのは、真実です。365分のⅠのレアもの。
で、世の中に映画評論を手がけているブログはマウンテンのように存在する。
その中のたったひとつきらめく峰となるべく、スコセッシにまけず、ご精進くださいませ。
2006-09-05 11:04:59 ページのトップへ
Re:いろいろ
mackychan
わはは。
でもいってしまおう、おめでとー。
そうでしたか、偶然にも今日は久し振りの休日で、ぐでんぐでん状態になりながらエイブルのサイトで物件を探していました。この時期だから、敷金礼金01というナイスなところもありました。
今年は町田ですが、来年はもう少し距離が縮まっているはず。来年は発泡酒片手にお邪魔するかもしれません、期待しないで待っててね笑
2006-09-05 15:09:28 ページのトップへ
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Re:しとしと
haruniwa
本日の主婦たちのおしゃべりランチ会の話題は、10日の発表会の評判についてやら、悠仁親王誕生やら。
板東真砂子の猫殺しについても話題がでました。
主婦たちはただ、「子猫がかわいそーよ、ねぇ」という反応だったので、私は生命論うんぬんと口を挟むことはしませんでしたが。
『 子猫殺しの理由として、坂東氏は避妊手術の決心がつかないことを挙げた。「盛りのついた時に性交し、出産することが雌猫の「生」だとし「その本質的な『生』を人間の都合で奪いとっていいものだろうか」と、板東氏はいう。 』
この板東真砂子の
「出産が雌猫の生であり、妊娠を人間の都合で奪い取っていいと思わないから避妊をせず、生まれた子猫を捨てる」
というのは、生命の存在について考えて作品をつくっているはずの作家のことばとは思えない、粗雑な破綻したものですね。
まず第一に「出産が雌猫の『生』である」という考えについて。これは、野生の動物には当てはまる考え方です。
山猫とか、野生のライオンなど、自力で生きている動物にとって、交尾と出産は、生きる目的。
しかし、家畜およびペットは別です。ペットは自分でえさを探して生きているのではない。
板東が飼っているのはペットとして、家畜としての猫です。
2006-09-13 18:07:46 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:死と死と
haruniwa
家畜やペットの生は、人間が責任を持ってコントロールすべきであり、それがいやなら、家畜もペットも人間の都合で飼うべきではない。板東家のすべての動物を野に放つべき。(自力でエサをとれるように訓練したのちのことになるが)
エサを与えて、飼い主の都合で猫や犬をかわいがりたいのなら、飼い主はペットの一生のすべてに責任をもつべきです。
盛りがついた猫を交尾させ、出産させるのが猫の「生」にとって必要なことと思うのなら、生まれた命すべてに責任をもって、猫の「育児」という「生」をまっとうさせるべきです。
生まれた子を育てたいのは、人も猫も同じです。育児をさせる気がないのに、出産だけさせるのは、猫の生にたいする冒涜であり、そういう人はペットを飼うべきでない。
猫に交尾と出産だけ勝手にさせておいて、育児をさせないのなら、そんなのは「猫の生」を尊重したことにならない。
板東さんが思い違いをしているだけ。作家として云々以前に、人間として思い上がっている。
ペットとして飼うなら、きちんと避妊手術をすべき。
万が一、仔が生まれたなら、その仔もすべて受け入れて世話すべき。それが家畜やペットを飼うもののつとめです。
それができないなら、「猫の生」とかって、屁理屈をのべていないで、ペットなぞ飼わず、たまに外へでかけていって、野生動物をながめてすごせばよい。
「生」を体いっぱいに表現している動物たちに出会えます。
なぜ、子猫殺しをわざわざエッセイにして発表したのか、その感覚がわからない。売れっ子直木賞受賞作家といえども、市場原理のなかで、売れる作品を書いていかなければ、ものかき市場マーケティングからたちまち脱落する。
この騒ぎで、出版社新聞社は、彼女の作品掲載をためらうだろう。
2006-09-13 18:09:16 ページのトップへ
Re:死国
haruniwa
タヒチはゴーギャンを魅了した「生命感」にあふれた島。タヒチに住んでいるうちに、ニホン社会のマーケティング作法を忘れたのだと思う。板東クラスの作家、マーケティングをわすれちゃダメよ。
まだ、「一般社会の常識」の超越をゆるされるほど、大物にはなっていない。
室井佑月は、「内容はともかく、『子猫殺し』という挑戦的タイトルがいい」と、ほめていますが、板東の読者層は、ホラー好きな人たちですよね。これから、この作家の作品はどんな読まれ方をするのか、興味がわきます。
ホラー好きにとって、作者がほんとに猫殺しとか人殺しであったとき、作品の読まれ方かわるのかしら。作品のなかには、死者の怨念とかおどろオドロの話が出てくるけれど、これからどう作品を受け止めるのだろうか。
これから先、猫殺しと猫の怨霊話でも書くなら、ソンケーするけどね。
江戸時代、200年間、全国的にほとんど人口増加がありませんでした。
自然に出産する社会で、結婚した女性が一生に出産する子の数はおおよそ3~10人。幼児死亡率が高かったが、成人できる数は2~6人。すると人口はしだいに増えるのが世界の人口統計ですが、日本の江戸時代に限って、自然増がごく低い。
江戸年間を通じて、「余分に生まれた子を殺す」という風習が、全国的に行われていたからです。
母親自身またはとりあげ産婆が鼻と口をふさいで始末するという方法がもっとも一般的だったといいます。
水子地蔵などの調査をしている民俗学研究者もいるけれど、この「江戸時代の全国的風習」が大きくとりあげられたことはない。学校ではもちろん教えない。
四つ足の動物を殺して食べてはいけないという仏教社会で、この水子殺しはどう受け止められていたのか。
生まれてひとりで立って歩くまでの子は、人間とはみとめない、という考え方の社会は、世界各地にあった。生まれたばかりの赤ん坊は胎児と同じであって、人ではない、とみなされていた、と考えられる。
板東を弁護するなら、この江戸時代の考え方を援用するしかないだろうね。
2006-09-13 18:10:35 ページのトップへ
Re:板東死国
haruniwa
さてと、生まれたばかりの子猫を殺すことが許されないのなら、生まれる前の胎児を殺すことは許されるのか、とか、絶対に話がひろがっていくだろうなあ。
アメリカだったら、たちまち中絶禁止派たちが立ち上がる。
現代医療技術では、妊娠24週以後(約妊娠6ヶ月)の胎児の命は救うことができる。早産でも保育器で一命をとりとめる。500gで生まれた赤ん坊でも生き延びるのだ。
しかし、現在妊娠6ヶ月での堕胎はできる。産科医の収入の多くは、この堕胎による収入である。
すると、産科医の多くが、救える命を殺していることになる。これは殺人ではないのか、と、中絶反対論者が言い出す。
人と猫に共通する乱暴な結論を言ってしまおう。
自分の力ひとつで「子を育てるための食べ物」を得ることができないものは、人も猫も妊娠させるべきでない。
自力で子を育てる力がないなら、猫も、収入のない貧乏人も、高校生中学生も、妊娠すべきでなく、完璧な避妊ができないなら、性交すべきでない。
完璧な避妊ができ、経済力のある親が金をだすなら中高生が性交してもよいのか。否。完全な避妊はできない。
荻野式もコンドームも不完全。ピルがもっとも安全確実であるが、絶対確実なものなどこの世にはない。
親世代が金をだすなら、経済力のないものが子を産んでもよいか。
親が金をだしたいなら、生まれる子を自分の養子として、自分の子として責任を持って養育すべき。子供世代の育児に親世代が金だけを出すべきじゃない。自立していない子のもとに生まれた子が不幸。
って、今、正社員の結婚出産率と、フリーターの結婚出産率の差が「格差」として話題になっていますね。フリーターすなわち貧乏人は、子孫を残す競争に絶対に不利。
う~、私、孫の顔みることできないだろうなあ。娘も息子も働く気なし。収入なし。
猫の妊娠出産も問題いろいろ山づみだろうが、うちの子の結婚も問題やまづみ。
2006-09-13 18:11:50 ページのトップへ
Re:Re:しとしと
mackychan
わぁ長文でやってきた。
このコラムが掲載された翌日からネットでの議論も凄くて、可能な限り読んでいったのですが、個人的には理解しようとしたんです坂東さんを。ちょっと室井さんと同じような印象(=挑発、挑戦)を抱いたし、ネット批判の多くが、論理を飛躍して「それは人間にも当てはまり、子供を殺していいということになるじゃないか」と結んでいたから。
ただ理解しようとは努めても、やっぱり納得は出来なくて。
自分のコラムに取り上げよう取り上げようとは思ったけれども、まず自分の考えをまとめなきゃと思っている間に時間だけが過ぎていきました。
春さんの長文、参考になります。
火種を撒いた坂東さん、それだけで大きな責任があるはずですから、もっと多くのことを語るべきではないかしら。
(週刊誌で再論していたけど、次の段階の話はしていなかったな~)
2006-09-14 00:20:26 ページのトップへ
~~~~~~~
病
f046oj2c
こころ、体の病がこころで思うことで、良いほうへ行く気持ちで病気を軽くする、長い時間をくれるのですね、ありがとう
2006-10-04 17:55:30 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:病
haruniwa
心に思ったこと、ことばに出して言っていると、脳神経がそれを感じ取って良い方へ行くってこと、心理学実験でも確かめられて、笑うこと、泣くこと、しゃべること、書くこと、それらの自己表現は、すべて、免疫機能を高めます。
ぷうさんが、痛いとき痛いといい、悲しいときつらいとき、悲しい、つらいと書くことが全部脳につたわっています。
押し黙って何も言い出さなかったり、我慢したりは、悪い方へいくから、日記に書けないようなことがあったら、このbbsでも、メールでも、愚痴でも嘆きでも言ってきてね。
愚痴を言い合って、遠慮なしにいきたいです。
2006-10-05 22:52:14 ページのトップへ
~~~~~~~~~
入院
f046oj2c
心配していただいてありがとうございます
吐き気はよくあるのですが何日も止まらないのです、必ず突然くるので救急車になったしまいます。ありがとう
2006-10-06 01:11:32 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:入院
haruniwa
たま~に、食あたりで吐き気をもよおしただけで、とても我慢できないくらい苦しいのに、ぷうさん、ほんとにつらいですね。
吐き気と痛みがおさまればいいのにね。
2006-10-06 01:55:09 ページのトップへ
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