春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

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春庭@アート散歩

はるまき(11)

2008-10-28 06:49:00 | 日記
マニアいろいろ
mackychan
午前中は、怪しいイベント「EROIDE女祭り」企画会議の取材に参加。

http://spbb.jp/adult-award/eroide.asp

午後は、いよいよ土曜に迫った「DREAM」に参加する選手の取材。

どっちも、イベントの内容によっては暴動を起こしかねないマニアが存在する分野。PRIDEが死んでもパロディのEROIDEが生き残っている不思議には目をつむり、マニア最優先で企画を考えていくEROIDEスタッフにプロ意識を感じました。
翻って「DREAM」は、もちろん蓋を開けてみなければ分からないんだけど、不安材料が山積みです。
地方のひとは生放送の醍醐味を味わいたくて、スカパー!のペイパービューに3000円を払う。地上波放送で10試合をノーカットで放送することは不可能なので、スカパー!に加入したひとが多い。自分もそのひとりですが、今回は地上波を放送するTBSとイベントを主催するFEGの間で意見の相違があり・・・という事情を、マニアには一切知らせない。「ペイパービューあるのかないのか」もはっきりしないので、公式サイトの掲示板では「PPVお願いします」の文字が不気味なほど並んでいます。
大人の事情を汲んでも、プロ意識という点でガッカリかな。
2008-03-12 20:34:46 返信フォームへ 掲示板へ戻る
トンデモグッズ
mackychan
一足先に旗揚げした「戦極」。
演出における「?」はコラムに記したとおりだけど、一流選手による試合は素晴らしかった。そういう意味では当然の合格点。
グッズ売り場を覗くと、超絶的なセンスの商品が売っていました。
これをいくつか購入して、お土産として配る。概ね、好評です。どういうセンスが、こんなパッケージデザインを生み出すのか。

http://www.sengoku-official.com/shop/upload/save_image/02291929_47c7de8301cb7.jpg

お土産としては最高だけど笑
こういうセンスに対して爆笑出来る余裕を持っていたいよね

さて。
写真館にはアップされていたので、もう観たかもしれませんが。
無名選手によるローキックでも、自分の右脚には、こんなミミズバレが出来てしまうのです。

http://homepage.mac.com/ko1net/marigold/famiry/macky/photoland3/mackyphoto800.jpg

あぁ格闘技って恐ろしい。
春さんの率直な感想も聞いてみたかったので、土曜テレビ観てねといおうとしたのですが、やっぱり、翌日のサンデーモーニングのスポーツコーナー・ダイジェスト(たぶん、やると思う)でいいかなと思ったり。
2008-03-12 20:35:25 ページのトップへ
フェティッシュ
mackychan
「・・・あなたの名前は」
「ブッチ」
「ブッチ・・・由来は?」
「この国に、そんなの」
「ラジオでいっていたひとでしょ」
「ラジオ?」
「とぼけないで。いま、ラジオでボクサーが相手を殺したって。あなた、そのボクサーでしょ」
「・・・あいつ、死んだのか」
「ねぇ、どんな気分?」
「何が?」
「ひとを殺した気分」
「お前、変態か?」

『パルプ・フィクション』(94)でブルース・ウィリスが演じたブッチは、マフィアとの八百長の約束を破ってリング場で相手を滅多打ち、マフィアの金を奪って逃走してしまう。
タクシーに乗って、やっと一息入れたブッチに、女ドライバーがそう話しかけます。

いまでいうと、スピンオフという言葉になるのかな。
『パルプ・フィクション』のヒットに便乗し、この女ドライバーを主人公にした映画『フェティッシュ』(96)が制作されました。
ここでいうフェティッシュとは、もちろん、女ドライバーの性的嗜好「ネクロフィリア」を指しています。

自分にネクロフィリアの傾向はないと思っているけれど、なんとなくは、分かる。江戸川乱歩を読んでゾクゾクするひとは、少しくらいは分かる世界なんじゃないかと。少なくともスカトロジーよりは、分かる。
2008-03-12 20:36:02 ページのトップへ
トンデモ
mackychan
群馬のハナタレ小僧の間でも話題にのぼっていた「死体洗い」。自分の力で取材出来るところまでやってみたいと思ってました。今回の件で納得したわけではないけれど、その経済的理由も含めて、現時点の自分では、ここまでが限界かなと。
sigsigさんがコメントに残してくれたように、今回の結論は「アルバイトが存在しないということがはっきりしただけで、それに近い作業をしているひとは居る」という含みを持たせています。
「ナチのガス室はなかった」というトンデモ記事のようにはしたくなかったので、憶測で記した部分はもちろんありません。

実はこれ、雑誌に載り損なった自分の企画記事です。結論がこれでは・・・という判断でボツに。
いつかは再チャレンジしたいけれど。

Aさんに関しては、いろいろ想像は出来ます。
検索機能で、「キャッシュ」とあるでしょう。グーグルでも、検索して、ひとつひとつにURLの表示があって、その横に「キャッシュ」「関連ページ」と表示される。
このキャッシュによって、閉鎖されてからもしばらくの間は、元のサイトが表示出来るようになっています。
それが出来ないのは、警察が捜査資料として押収したりして特別に回路を絶った場合だけであり、Aさんのサイトが翌日、既にキャッシュ表示出来なかった・・・ということは、やはりなにかに関っていたのでは―と。
2008-03-12 20:36:37 ページのトップへ
映画オタク
mackychan
またまた長々と記してしまいました。
午前午後と取材だったんだけど、帰宅後もいろんな意味でテンション下がらず眠れなかった。というわけで、ちょっと早いけれど今週の最前線を更新。
オリバー・ストーンとタランティーノによる『ナチュラル・ボーン・キラーズ』は、いまでも自分が居酒屋などで映画仲間と議論することが多い作品です。
これ、この失敗作シリーズのなかでも自信があるほうなんですが、いかが?

きょうの春さんのコラムを読んで、そうそう月島雫ちゃんは聖蹟桜ヶ丘に住んでいるのよ。そして、いま自分が狙っている子(ラウンドガール)も、やはり聖蹟に住んでいるんだよなぁと、好きな映画が『耳をすませば』って、なんて分かり易いいい子なんだと思った、牧野KICHI光永でした。
2008-03-12 20:37:12 ページのトップへ
なぜかNHK
haruniwa
 NHKの暇ネタ特集で、信州プロレスをとりあげていました。

代表グレート☆無茶、以下、リングネーム 無職透明  前田明日 朝漂流 黒ひげ危機散髪 という、ドーショーモないだじゃれシリーズの男たち、毎月5000円の会費を払って興業を続けるアホな男たち、わたしゃ好きですねん。

格闘技は、男たちを熱狂させる何かがある、それはわかる。

先日は慶良間諸島の鹿が、繁殖権をかけて、角つきあわせて格闘している姿をNHK
「ダーウィンがきた」でみました。

強ければメスを獲得できるなら、まっき~さんは、今頃ハーレム状態。

人間のメスは金がないとよってこないもんね。 
雫チャン獲得、がんばれ。
2008-03-12 23:50:58 ページのトップへ
Re:マニアいろいろ
haruniwa
普段、ほとんどアマゾンを利用しないのだけれど、アマゾンサイトを調べ、下のほうの、「最近チェックした本」という欄に、私が最近ぐぐった本が出ていた。

最近チェックした商品
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891) 福岡 伸一
頼山陽 上 (1) 見延 典子
翻訳語成立事情 (岩波新書 黄版 189) 柳父 章
カルチュラル・スタディーズとの対話 花田 達朗

そうだよ、私はこれらの本をチェックしたよ。でもそれが即アマゾンに直行していたのか、と、今更ながら、ネットというものに、空恐ろしさを。

 この間、国民背番号制(住民基本台帳ネットワークシステム)が違憲ではないという判決がでました。そりゃ裁判所が違憲判決をだすわけないのだけれど。

 でも、この住基ナンバーと、パソコンのひとつひとつにつけられた番号を組み合わせて国家が管理すれば、国民ひとりひとりの性癖嗜好、思考、指向、なんでもわかるね。
 ぜんぶ、すっかり、なにもかも、お見通しだあ、ってことね。

 まっき~さんの閲覧履歴やら調べたら、きっと「聖蹟桜ヶ岡」のラウンドガールちゃんの本名とかもたちまち国家はさぐりだっせるのだろうなあ。

 もっとも、まっき~さんみたいに、最初から本名出して度胸すえている人には、さらすことは覚悟の上なんだから、何もこわいもんはないのだろうけど。

 うちは、娘と息子に「母が、こんな人だとばれたら、もう世間に顔だして歩けない」と言われているので、ぜったい名前だせないし。

 足のミミズばれ、痛そうやねぇ。私、格闘技は、どうもこわくて直視できなかった。
 すりむいた足ににじんだ血をみただけで貧血おこすんだもの。

 ほんとうは従事している人がいることをだれでも知っていて、でも、その仕事をしている人をみたことがない職業。
 死体洗い人のほか、「国家国民管理局」

サーバー管理者の記録。
 まっき~:足・太股・自転車・柔道・格闘技・フーゾク取材・映画・シナリオ、、、、

 こんな単純なもんじゃないだろうけれど。
2008-03-12 23:57:13 ページのトップへ
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アキバ通り魔&街の灯
haruniwa
いろいろとおもうところありまして。
2008-06-11 09:19:26 返信フォームへ 掲示板へ戻る

:アキバ通り魔
haruniwa
アキバ通り魔17人殺傷事件、やりきれない事件です。
特に心痛むのは、最初に車がつっこんだとき、さっと逃げた人はたすかり、車にひかれて倒れた人を助けようとしていた人たちが、刺されて殺されたこと。

何か事件・事故があったとき、子供たちに「とにかく、危険なことから遠ざかるのがの身を守る一番よい方法。法的にも緊急避難として当然の行為である」と教えるべきなのか、と思います。

ひごろ「弱い人困っている人がいたら助けてあげなさい」と教えていたのは「我が身の安全が確実な場合に限り」という「逃げ道」を教えなければならない社会に、なっていくのか。

アキバで、倒れた人を助けようとした人を犯人はさして殺しました。
いち早く安全な場所に避難した人は、犯人を遠巻きにして、ケータイカメラで撮影し、youtubeに投稿する。
現代社会を痛感しました。

また、より恐ろしいのは、「こういう事件には厳罰主義で対処する」と発言している死刑大好き人間の鳩山法相です。
厳罰化はけっして犯罪抑止力にならないことは、世界中の法治国家で照明されているのに、なぜこの大臣は「厳罰主義」しか頭に浮かばないのでしょうか。こちらもこれからの日本を予感させて、警察国家死刑国家が拡大するのかと思わされます。

さらに恐ろしいのは、「ネット言説を閲覧することで事件を事前に防ぐべきだ」という意見がでてきたこと。
九州の事件で子供が商店街から誘拐され団地から投げ捨てられた事件のあと、商店街の監視カメラ設置が「プライバシー侵害」の声を圧倒して「安全のためにはカメラで監視」する社会になった。
ネットもいよいよ監視社会になるのか。
2008-06-11 09:19:52 ページのトップへ

アキバ通り魔2
haruniwa
犯人の背景を報道されている範囲内で見て、「中学までは成績優秀→県内随一の進学校へ→県内の成績優秀者が集まる進学校内では、一転オチこぼれとなる→過半数が大学進学する進学校で、短大自動車整備にすすむ→各地の自動車関連工場を転々→塗装工となるも常に首の不安にさらされていた→9日前に解雇通告→いったん解雇は取り下げられたが、作業服を支給してもらえないなど、自主退職に追い込む仕打ちをうける→ネットに殺人をほのめかす言説→ナイフ購入→トラックでアキバへ」

という次第で殺人実行へと向かっていく。
ここで取り上げなければならないとしたら、彼が「自分は必要とされていない」と書き込んだブログでしょう。

毎日ネットニュースから引用
=======
 翌5日午前6時15分ごろ、加藤容疑者は工場更衣室で「つなぎ(作業着)がないぞ」と突然大声を出し、壁を殴るなどして暴れ、職場から飛び出した。この1時間半前に携帯電話サイトの掲示板に「おれが必要なんじゃなくて、とりあえずクビ延期」と不満をぶつけていた。6日には福井市でダガーナイフなどナイフ6本を購入し事件の準備を始めた。

 工場側の説明では、派遣社員を今月末で200人から50人に減らす計画があったが、加藤容疑者は対象ではなく、そう伝えられていた。また、なかったという作業服は更衣室付近にあった。しかし、加藤容疑者は現場責任者との面談の前の先月22日にも、職場の暑さに「ふざけるな」と大声を上げるなどいら立っていたという。雇用継続を伝えられても、加藤容疑者の職場や仕事へのいら立ちは解消されなかった可能性が高く、捜査本部で詳しい経緯を調べている。【川上晃弘、浜中慎哉 山田毅】
===========

若年労働者の40~50%が非正社員という時代。
若者の多くが不安定な雇用状態にあり、正社員は、サービス残業など過酷な勤務状態を強いられている、という労働環境を作り出しておきながら、事件が起きれば「厳罰に処す」という国。

他者をおもいやるより、我が身の安全を第一に行動せよと教えなければならなくなった国。

みな我が身を守ることだけに精一杯で、他者を思いやる余裕もない社会であることは、骨折してよろよろと歩き立っているのもようようのとき、シルバーシートは健康そうな人に占拠されていたことで身にしみました。

「オレだって疲れているんだよ。夕べの接待で飲み過ぎて二日酔いなんだから、シルバーシートにすわっていたいよ」というサラリーマンもいるでしょうし。「丈夫な体で元気にゲーム続けているようにみえるだろうけれど、僕はコンビニバイトの徹夜明けだから、すわっていたいんだよ」という若者も、それぞれの事情をかかえているのだろうとは思いますが、、、、

視覚障害者の阿子さんの話では、最近の電車シルバーシートでは、目の前に松葉杖の人や見た目に脳性麻痺とわかる人が立っていても、席をゆずってもらえない社会になっているので、「足の親指骨折」くらいじゃ、いくら痛くたって、シルバーシートに座れなくて当然、という時代なんだって。

ひとりひとりが自己像アイデンティティに誇りをもち、未来に希望をもつ人として生きていける社会、人間の尊厳が守られる社会であるために、これから私たちは何をどうしていけばいいのか。あまりに課題が大きすぎて、呆然としています。

2008-06-11 09:20:31 ページのトップへ

街の灯ボクシング
haruniwa
街の灯はアゲ↑
2008-06-11 09:37:42 ページのトップへ
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「街の灯」ボクシングシーンと大江の『壊す人』とクラッシャーまっき~
haruniwa
youtubeのリングシーン。最初は笑ってみていた。何度見ても笑えるなあと感心しながら。この秀逸なボクシングギャグが、ずっと長まわしのカメラワークであることにきづき、もう一度みました。
第一ラウンドでは、レフリーの顔アップが挟まれることで、一度カメラが切り替わる。第二ラウンドでは、ゴングのひもがチャップリンにからまる前にカメラが切り替わる。
あと一度ずつ切り替わったところがあったが、この激しい動きを、カメラは長回しでとらえていたことにはじめて気づきました。
いつもはただ笑っているだけで、何度見てもこのチャップリンの映像づくりには気づかなかった。

まっき~さんは、きっと何十回と見た最初のほうでカメラワークに気づいていたのでしょうね。
これだけの動きを止めることなく、つづけて撮影するためには、どれほどのリハーサルがくりかえされたのだろうか。
2008-06-11 10:12:05 返信フォームへ 掲示板へ戻る

「街の灯」ラストシーンの笑顔
haruniwa
そして、ラストシーンについて。
私は、これまで何度見てきても、気づかなかったことがある。
今や目がみえるようになった、かっての盲目の花売り娘は、浮浪者チャップリンに「あなたなの?」と、問いかけ、チャップリンは、はにかんだような笑顔を見せる。

チャップリンの笑顔のすばらしさの前に、私が(もしかしたら私たち)が見落としてきたこと。「あなたなの?」とたずねる花売り娘は、「明らかに困惑している」という事実。
「自分の思い描いた金持ち紳士は、この目の前の浮浪者なのか、という疑いが生じたため、思いがけない結果にとまどって、このような困った顔をしているのだ」と、私は解釈してきました。
「彼女は、突然あらわれた浮浪者が、自分の救い主だっことに、驚愕困惑してあの表情をしている」と、感じてきた。おそらく他の多くのチャップリンファンも。

異なる見方を知った。
チャップリンは、「成り上がり側にのぼってきた元貧困者である花売り娘」が、まだ貧困の側にいる浮浪者を、自分の救世主として認めなければならないという現実に対処できないでいる表情をしている、という解釈です。

これ、まっき~さんのコラムに書いてあったことだったかしら。
今回、まっき~さんが書いていたチャップリン論をさがしたのだけれど、膨大なコラムの中、見つけられなかった。
(こういうとき、見出し一覧や目次があるといいよね)

私はほんと、映画の表面のおもしろさしかみてこなかったなあ、と思います。

ボクシングギャグシーンも、ただ、おもしろくて笑ってみてきました。
最初は優勢に見えたチャップリン。レフリーの陰にまわるという「姑息な作戦」が功を奏するように見えたのに、結局はチャップリンが負けてしまう、という演出。
ここにも、チャップリンの演出思想があらわれているように、今回は感じました。

他者を救おうとする人は、貧困の痛み、病人の痛み、障害を持つ人の痛みを知る人のみ。
より弱い立場にいる盲目の少女を救い得たルンペンチャップリンは、結局ルンペンの立場を抜け出すことはできない。

盲目という障害から抜け出した少女の目に浮かんだ困惑は、「このような浮浪者にたすけられてしまった自分自身をこれからどうとらえていったらいいのかわからない」という不安の表情なのだ、というのがチャップリンの演出だったという解釈が妥当であるならば、チャップリンというものすごい才能に対して、あらためて「全作ビデオで見直す時間がほしいなあ」と思います。
2008-06-11 10:13:04 ページのトップへ

クラッシャーまっき~バンザイ!
haruniwa
大江健三郎が使うターム「壊す人」について。
『同時代ゲーム』以後、大江にとっては、既存の価値や存在を「壊す人」が宇宙を創建する人である、という記号となっているのだと解釈しています。

1995年のオーム事件、2008年の一連の通り魔無差別殺人事件は、日本の「戦後体制」のなにがしかを壊してきた。

ここで破壊されたことが、はたして次の社会の創建につながっていくのかどうか、まだ私にはわからない。
1860年代後半の破壊と、その後の創建のエネルギー、1940年代の破壊とその後の戦後体制確立。破壊が新生を生み出したという、歴史上の事実はある。

しかし、20世紀末と21世紀最初のディケイドにおけるこの一連の破壊は、はたして後世から見てどのようなものであるのか。

まっき~さん、その「和み系」笑顔でにっこりとほほえみながら、大いに壊していってください。
まっき~破壊のあとに、きっと職場には新しい「ハンドフォーク」や箒やキーボードが入ってきて、一陣の新風が吹き渡るにちがいない。
クラッシャーばんざい。
2008-06-11 10:13:51 ページのトップへ

蛇足の箒
haruniwa
あの、ここでいう「ハンドフォークや箒」は、比喩ですからね。
新しい箒や新しいキーボードは、「まっき~が生み出す新しい文章表現」の比喩ですから。
って、蛇足。
2008-06-11 10:19:55 ページのトップへ

誰にも、ちゃんと見てもらえない浮浪者
mackychan
自死しようとする金持ちを助けた、紳士な浮浪者チャーリー。
金持ちは酔ったときにだけチャーリーを「命の恩人」といって感謝するけれど、酔いが覚めるとそれを忘れてしまう。酒というフィルターを通さなければチャーリーを人間扱いしていない。
冒頭から少年に馬鹿にされている描写を入れ、エンディングでこの少年を再登場させ、それを笑う「元」盲目の少女を配置―誰にも、ちゃんと見てもらえない浮浪者・・・『街の灯』の主題は、まさにここにあるのではないかと。
もちろんこれは初見でそう思ったのではなく、繰り返し繰り返し鑑賞し、チャップリンの哲学を知ることによって、そうなんだろうなと思ったことだけれど。

そうですね、そうだよな。自分で書いたものさえ探せないって、こりゃ大変だ。確かに春さんが言及したことについて、自分は記したはずです。感動的なように見えて、いや確かに感動的なんだけれども、それと同時に、やっと、ちゃんと自分を見てくれたというチャーリーの心理と、見なきゃよかったと「思っているかもしれない」少女のラストシーンについて。
2008-06-11 19:24:22 ページのトップへ

チャップリンとジャッキー
mackychan
スコセッシも武もタランティーノも、編集がいちばん楽しいと発しています。モンタージュ完成以降、編集によって映画はよくもわるくもなることを知ってしまった映画作家のほとんどは、撮影よりも編集に時間をかけるようになりました。
モンタージュ完成以前は、まだ映画が第三芸術といわれていましたよね。舞台をカメラに収めるだけのツールであったと。
で、パントマイムが原点であったチャップリンにとって、ワンショットでシーンを捉えたほうが、実はこのひとの芸には都合がよかったのではないか・・・と考えていて。
『モダン・タイムス』の冒頭―豚の群れと出勤するひとびとをモンタージュで表現したこともあったけれど、超絶的な身体表現をハサミで切るのはもったいない。そういう点もジャッキーに引き継がれていて、殴るA→殴られるB→殴り返すB→それをよけるAというアクションでも、スライやシュワがショットの切り返しで表現するのに対し、チャップリンとジャッキーはそれをワンショットで撮っているのですよね。

いちばん好きなギャグは、きょうのリンク全体。いちばんすごいなと思っている芸は、『モダン・タイムス』―深夜のデパートで、目隠しをしながらローラースケートで遊ぶシーン。
これほんとうにやっているのか、ずっと前から気になっていて、英語で記されている文献からドキュメンタリーからいろいろ調べたんだけど、載ってない。たぶん実際にやっているのだろうけれど、とんでもないですね。
目隠しを外した途端に落ちそうになるという逆転ギャグが、ここでも冴えている。
チャップリンについては、ネタが切れずに書き込めますね。側に居た虎市さんが羨ましい。

という自分はこれから、数日後に乗せるであろう水野せんせー追悼文を書きます。
2008-06-11 19:25:03 ページのトップへ

クラッシャー
mackychan
ここから、アキバについて。
下にレスしようかと思ったのですが、微妙に繋がっているので・・・ごめんね、折角分けて記してくれたのに。

クラッシャーについての感想、嬉しかったです。
『ろくでなし』が終わって、でも今月もいつものように連載の間にオレ流日常コラムを挟み込んでいくという流れを取っていこうと『事件をあるく』とか、いろいろ原稿は用意してあったのに、自分もあの事件でいろいろ思うところがあり、かなり間接的になるけれど、でも無関係ではなさそうな30代男子の日常を連日語ってしまっています。
上から目線のつもりはないけれど、散々モノを壊して叱られ笑われ指差され陰口を叩かれようと、このように思えれば彼は車で突っ込むことはなかったんじゃないのかなぁ、いやそんな単純なことではないのかもしれないけれど、ハニー出来なかったら風俗王になればいいし、自慰を極めればいいし、なにかで一番になることは(頭のなかでは)楽なはずなのに、こういう事件に触れる度、表現の分野がそれを助けなければならないと痛感している次第です。
だって被害者の方々と秤にはかけられないけれど、今朝テレビでちょっと見た、立てなくなった母親の姿を見たら、もう涙が止まらなくてしかたなかったもの。
2008-06-11 19:26:09 ページのトップへ

はるまき半年分
haruniwa
OCNカフェbbsは過去ログは、何件分保存ができるのかわかっていませんが、「女神~」は、消えていくことがわかったので、保存しています。

本日2008年前半分を「はるまき2008」というフォルダにしまいました。

400字詰め原稿用紙にすると1000枚分に相当しますね。

自分が書いてて言うのもなんですが、いやあ、この往復書簡はおもしろい。
つうか、自分に興味のあることを書いているのだから、読んでいても興味深いのはとうぜんか。

他人が読んだら面白いのかどうか分からないけどね。
2008-06-11 23:49:48 ページのトップへ
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ともに、ため息
mackychan
メリットがあるんだかないんだか、分からないところが怖いっすね。

この歌を聴いて、少し和みましょう。
ま、和む映画じゃなかったけれど、いまちょうど、是枝監督の新作プロフィールを、つけっぱなしにしているMTVで流れているので。Coccoとか、いろんなアーティストのPVも作っていたんですね。弟子の西川美和さんが絶好調だから負けていられないと、今度の新作は、力入っているみたい。

http://jp.youtube.com/watch?v=8gMUz5nGcAY
2008-06-20 19:19:58 返信フォームへ 掲示板へ戻る

Re:ともに、ため息
haruniwa
さっそくユーチューブに聞きにいったのだけれど、どうしたことか、私のノートパソコン、デル子は歌ってくれない。

ヘッドフォンのつなぎ目が悪いのかと思ってヘッドフォンはずしたけれど、本体の音がでない。ミュートにしてないし、最大ボリュームにしても聞こえない。どうしてだろう。
残念。
2008-06-21 11:49:00 ページのトップへ
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栗と栗鼠問題
haruniwa
あはは、かくし味がみつかったね。
隠しても隠し通せず、にじみ出てくるHALのネタ。

投稿者:mackychan 2008-06-26 09
ところでタイトル(の不思議な文字の並びマジック)で隠微な想像をしてしまった男子は、自分だけではないと思われ。クラスに「栗栖○○」という子が居て、担任が「じゃあこの問題を、トリス」といってしまった実話を、昔、塚地がテレビで話してました。朝からすいません。
========
実は、「栗と栗鼠」は、かって、何度かトピックとして書いてしまったので、今回は使わず。
2008-06-26 20:40:15 返信フォームへ 掲示板へ戻る

フェチ問題
haruniwa
ところで、2008/02/29に掲載した「フェチ・フェティッシュ・フェティシズム」に関して、新ネタを仕入れました。
 フェチを認知心理学で解釈すると、という話です。

 トゲウオという淡水魚は、繁殖期になると性兆候として、オスの腹がふくれて赤くなる。赤ければ赤いほどモテる。メスは、他のどこも関係なしに赤さの強いオスを選ぶ。
 赤ければなんでもよくて、オスより赤い風船でもだるま人形でも水槽に入れてやれば、そちらに反応する。窓際の水槽で飼っているメスは外を通る郵便車に恋いこがれる。

 これは、「性的に活発なのは赤いふくらんだ腹の持ち主なので、その赤さに反応せよ」とプログラミングされた脳の情報処理システムが、誤作動して、ひたすら赤さに反応するため、「赤さに反応する正常な性行動」に対して、より以上に正常すぎる反応=超正常反応と名付けられている。
 決して「異常」なのではない。正常さが、「より過激」なのだ。

 では、トゲウオではない人間の場合。フェチは「超正常」といえるか。
 人間は、「ことば」を獲得してしまったために、あらゆる身体行動にも「ことば」による象徴化を行ってしまっているため、性行動に関しても、ことばへの象徴化が織り込み済み。
 
 トゲウオのように、一部の性表徴に反応することが難しいのが人間のサガ。
 脳の古層=深層部で処理されるべき「本能」に所属するばずの性行動なのに、相手の姿かたち、挙措行動すべてに反応し、脳の上層=新層部分にも性行動に関わる。
 フェチとは、深層部分にも関わっている人間の性行動をあえて、トゲウオと同じ古層部分のみに限定したがる人に行い得ること、と言える。

 トゲウオが「赤くふくらんだ腹」に反応すべく設定されている性行動にちかづけるかぎり近づこうとするのが、フェティシズム。
 トゲウオはふくらんだ腹の赤さに性的魅力を感じ、足フェチは、「足の魅力」に興奮を覚える。より根元的な性行動であるといえる。

 ただし、足の魅力を「ことば」で語ろうとしてしまいたくなるのが、人間の人間たる弱さであり、トゲウオが赤い腹がどんなに魅力的か語らぬように、本来フェチは、その対照がどれほど魅力的吸引的であろうと、ことばでは語ってしまったら、「超正常」ではなく、「ことばによる性行動をとる人間のなかの異端」に惰することになる。
 
 フェチは語らぬぞよき。
2008-06-26 22:28:25 ページのトップへ

Re:栗と栗鼠問題
mackychan
> あはは、かくし味がみつかったね。

そういう仕掛けには、可能な限り気づいて、ひとりニヤニヤしていたいです。

オモシロ講義を有難う。
成るほど、誰かが、男ってそこに文化が介在しないと勃起しない云々といったことがあったけれど、敢えて文化を介在させない連中を指しているわけですね。

うん、文字にしたがる語りたがる。フェティッシュな連中も、自己主張したいというわけでしょう、自分のように。

久し振りに内田吐夢の『飢餓海峡』を観たんですが、左幸子が、犯人・三國さんの爪をね、いつまでもいつまでも大事そうに持っている。ハンカチに包んで、ときに開いてそれを眺め、幸子さんの名演技によって、ほとんどアクメに達したかのようなシーンまであり。ゾクゾクします。ちょっと嫉妬もするわけです。

話変わって。
いま、AV女優に潮吹きについてインタビューして回っているんですが。
最近のAVの傾向は、どんな女優さんでも1本の作品で1度は吹かせる、みたいなことになっていて。
自分はどれだけ射精回数があるのかでその作品を評価する癖がついているので、潮吹き偏重は好きではないんですが、この現象は不思議といえば不思議で。
女優さんに聞けば聞くほど、分からなくなる。
雑誌の企画ですが、これを1000字程度にまとめねばならず、でも下書きは6000字くらいになっている。削った部分をカフェにアップしたいけど、無理かな笑
2008-06-27 06:44:39 ページのトップへ

飢餓と足
haruniwa
私は内田『飢餓海峡』見てない。
テレビで何度かドラマ化したのを見て、映像作品を見た気になっていたけれど、左幸子爪でアクメというシーンを知らないってことは、たぶん映画見てない。

テレビドラマでは、1968年中村玉緒、1978年富士真理子、1988年若村真由美が杉戸八重だけれど、私の記憶では、市原悦子が杉戸八重を演じているバージョンがあるのです。いったい、どんなドラマとごちゃまぜにしているのやら。
 私、昔みたドラマのいくつかをごちゃまぜにして覚えて居るんです。
 たいていは、一度みただけで、何度もくりかえして見る、という鑑賞をしたことないから。

そうね、どうしても語りたくなるのが、「超正常」をつきぬけた「超異端」の表現者。

谷崎の「刺青」は、映画になると、足フェチよりも背中の刺青彫りのシーンがメインになる。
若尾文子、伊藤咲子、吉井怜、どの足がもっとも原作に近いだろうか。

『 拇指(おやゆび)から起って小指に終る繊細な五本の指の整い方、絵の島の海辺で獲れるうすべに色の貝にも劣らぬ爪の色合い、珠のような踵(きびす)のまる味、清冽な岩間の水が絶えず足下を洗うかと疑われる皮膚の潤沢。』

AVの作品価値基準が「何回勃ったか」「何度イッたか」でランキングできるとしたら、さて、『刺青』3本の映画の足のなかで、もっとも「勃てる」ことのできた足はどれか。

潮吹き回数とともに、この回数も調査依頼。

潮吹きインタビューは、1000字にまとめたのを締め切りに間に合わせたら、6000字分は、『極私的愛憎論』に掲載希望。
文化史検証の価値ある文となるだろうと思います。

私はカフェ掲載もありですが、カフェはねぇ、いらんコメントがくっつくのを覚悟の上でということで。
「健全をムネとする」人々も数多く生息しているので。

2008-06-27 08:34:27 ページのトップへ

執念のひと
mackychan
エロで連続投稿でごわす。

そうだねー、載せるなら全文を一気に載せたいし。確かに良識という名のへんちくりんコメントがあっても、返しようがないしな~。

あまりコラムでは取り上げたことのない監督のなかで、それでも大好きというひとが、内田吐夢と小林正樹。まず吐夢という名前が素敵だし、このふたりにピッタリな言葉は「執念」と「長さ」か。
とにかく長い映画が多い。『飢餓海峡』もそうだし、『宮本武蔵』(全五部作!)も。小林さんは、もちろん『人間の條件』(全六部作、上映時間9時間超!)があり。
35ミリでなく敢えて16ミリで撮影したり、様々な特殊技法で撮影編集された『飢餓海峡』は観終えたあと、粒子の粗い映像がしばらく脳裏に焼きついて離れません。執念、執念だよなぁ。

もうひとつ連続投稿しちゃいますね。
給料日連休中なので、ずっと原稿を編集しています。はるまきでも長文だけれど、これがまぁ、なぜか息抜きになっているので。
2008-06-27 11:35:33 ページのトップへ

たらちね
mackychan
春さん、読売じゃなかったよね。きょうの朝刊、中西進さんのコラム『古今をちこち』が面白かった。「豊乳の美女、どう生きる」というタイトル。
リンク張ろうと思ったら、読売オンライン上ではまだアップされていなかったので、軽く内容を。

『日本国現報善悪霊異記』に、豊乳美女の話が出ていると。
“男はこういう女を放っておかない。たくさんの男から愛をささやかれ、一方女自身も色事が大好きだったから、あちこちの男と交わった。むしろ肉体に負けてしまう性が、美女の悲しさなのだろう。(中略)のみならずこの女は「乳を惜しんで、子に乳を与えなかった」というから、乳の美しさのために授乳しなかったと読める―。”

物凄く端折りますが、この女は若くして死ぬ。(解説せんでも、春さんなら読んでいるか)

“しかも、死後に報いを受けた理由が多淫にあるというよりは、形を惜しんで授乳しなかった点にあることを思うと、すぐ思い出すのは、当時の日本語にたくさん出てくる「足乳ね」ということばである。「十分な乳を持つ」という意味だから、豊乳といっていい”

中西さんは、物語の女は「たらちねの女」であって、「たらちねの母」にはなれなかったと結んでいます。

2008-06-27 11:36:19 ページのトップへ

たらちねリターン
mackychan
さて。
脚礼賛者だからといって、乳に反応しないわけじゃありません。ヒトナミ、いや、やっぱりそれ以上かな、乳も好き。だから『乳と卵』はタイトルだけで傑作の予感がしたし、どう聴いても歌が下手だった大江千里を姉が好きだったとしても、大江さんのアルバムタイトルに『乳房』というのがあるだけで、歌手として許せてしまう。

面白いのは、『乳と卵』を持ち出すまでもなく、世界には豊胸の物語が沢山存在するのに、成人雑誌の広告に必ずある男性器サイズアップの物語は、ほとんど存在しない。豊胸は映画の題材にまでなっているのに、やはり性器そのものを映さないわけにはいかない両性具有や男性器の物語は映像化し難いのか。(90年代に、『親指Pの修行時代』という小説がありましたね)
ま、基本的には隠されている男性器と、服を着ていてもある程度は思い描ける女性の胸とでは、比べようがないかも、だけれども。
そのへんを追究しつつある自分は、新作シナリオがどんどん変わっていってしまい、これはいっそのこと、ときどき開催されるピンク映画のシナリオコンクールに出品したほうがいいかも、とも思っています。
2008-06-27 11:37:01 ページのトップへ

たらちねの母
haruniwa
「猫文学」についてかいたときなど、日本霊異記から引用したり、そのときそのとき必要になった部分をピックアップしてヨンできただけ。

『日本国現報善悪霊異記=日本霊異記』は、原作、和風漢文なので、全巻なんてとてもよめませんし、書き下し文や現代語訳も、読んでいない部分のほうが多いよ。

中西進の古典エッセイは、好きですが、読売とってないので、今日、仕事帰りに駅の売店でたずねたら、「昼で夕刊に切り替えるのでおいていません」ということでした。

25日水曜日の授業で、「私は自然派なので、ピアスもマニキュアもブラジャーもしない」と言ったら、20前後の日本人女子学生たち、いっせいに「やだあ、たれちゃう!」と言われました。

「そうね、私はもう母乳でふたり養ったのだから垂れてもいいけど、みんなは、これからチチで勝負だからなあ」といったら、また「ヤダァ」と言われた。あ、しまった、最近はこういう発言もセクハラ発言として、糾弾されてしまうのだった。

新作シナリオ、完成がたのしみ。
2008-06-27 22:04:08 ページのトップへ
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デジタルメディア局
mackychan
いろいろあらーな・・・どころじゃない、竹橋に通っていたものとして、数日前のニュースには驚き・・・というか、呆れましたです。

創作なら創作として、もっと楽しませなきゃ。
しかし三流風俗誌と変わらん内容を「真実」として英文アップするとはな~。
三流風俗誌に記事を書くものとして、でもこっちは対象に愛情を抱いてそういうことを書くのだ、自分が居たときも確かに彼ら、いつ部署を覗いても胡坐をかいて菓子をつまみながらテキトーにキーを叩いていたなぁと思い出します。

朝刊に載せるものとして常にギリギリを狙っている西原さんに、こやつらを批評してもらいたいです。
2008-07-04 10:02:52 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:デジタルメディア局
haruniwa
> 朝刊に載せるものとして常にギリギリを狙っている西原さんに、こやつらを批評してもらいたいです。

西原理恵子は天才だから、凡才どもがどこかのエロ雑誌記事をそのまま翻訳して載せて、批判されたら「あれは翻訳しただけだから、自分たちに責任はない」と言ってのけたアホの気持ちはわからんのじゃないだろうか。

よっぽど余ってしょうがにのか、毎日はときどきサービスで試読用に配達されてくる。私は毎日、すきだけどね。

沖縄の珊瑚自分で傷つけといて、環境破壊を訴えた朝日のときも思ったけれど、大新聞に採用されてしまうような「ご優秀」な方々は、ジャーナリズムなんぞめざしていないのであって、文で身をたてようとするギリギリの人生はのぞんでいないのだと思うよ。

ラクして出世できれば、それでいいんだろうよ。

コネで入社しておいて「いつ天声人語を書く順番がぼくにくるんだ」と、言った坊やもいたってことだし。
2008-07-04 23:27:09 ページのトップへ
~~~~~~~~~

ギンレイ
haruniwa
『潜水服は蝶の夢を見る』
『君のためなら千回でも』
『ミリキタニの猫』
ギンレイで見た映画、どれもとてもよかったです。

「君のためなら千回でも」、アフガニスタンの子供を主人公にしている映画をはじめてみた。
子役が大成功に思えたが、ほんとうにカブールで探し出したしろうとの子供だった。

景色や町の光景が実にアフガンっぽいとおもえたのだけれど、最後に中国人ぽい名前がぞろぞろでてきたので、チェックすると、ロケ地はアフガンではなく中国新疆ウイグルのカシュガルロケだった。

私たちがみると、アフガンもカシュガルも区別つかないのだけれど、上海で日本の光景としてロケするくらい地元の人にとっては違和感があるのだろうか。

でも、この映画を見れば、アメリカ人にもアフガンが「テロの巣窟」などではないことがわかるだろう。

ミリキタニはとても魅力的なキャラだった。
こういう素材を見つけだすのも、監督の腕。
ウイグル
2008-07-12 01:29:19 返信フォームへ 掲示板へ戻る
シャイン・ア・ライト
mackychan
そういえばギンレイに一度もいったことがないと思い当たる。
ほとんど新宿渋谷銀座だったし、現在はエラソーにイマジカなどの試写室だからね。
『ポニョ』の試写室も最高の環境でした。ふつうの劇場よりも試写室のほうが最新設備であることのほうが多いんですよね、監督をはじめとするスタッフが観るわけだから。

『君~』は、話はぜんぜん違うけれど、『蝶の舌』を思い出しました。
いろんなドラマが生まれる世の中です。
映画を観れば観るほど、映画ってなにかね? という、黒澤が晩年に向かって深く向き合っていった・・・その気持ちが分かるようになっていきます。まだ若造ですけれど。

『ポニョ』と同日、スコセッシのドキュメンタリー『シャイン・ア・ライト』も鑑賞。ストーンズを追っています。
撮るほうも撮られるほうも爺さんだけど、その爺さんに刺激を受ける若造・・・早く逆の立場にならなきゃね。
2008-07-12 20:57:00 ページのトップへ
ついしん
mackychan
そういや、宮崎駿も爺さんだ。

『ハッスル』の取材をしていたら、高田さんが最後のマイクパフォーマンスで「山本モナを獲得せよ!」と、やっていた。
それはナイスなアイデア。インリン様が居なくなったから、ちょうどいいかも。きっとオオウケするはず。
2008-07-12 21:00:13 ページのトップへ
コメント
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