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ミンガラ春庭「帰国報告」

2015-10-01 00:00:01 | エッセイ、コラム
20151001
ミンガラ春庭ミャンマーだより>2015ヤンゴン日記9月(11)帰国報告

 ただいま。8月9月、2ヶ月間のヤンゴン滞在を終えて、9月29日早朝、無事帰国しました。

 家に荷物をおくと、その足で出講先の私立大学へ。9月29日は、後期の最初の授業です。
 他の私立大学後期の授業は、9月半ばから後期授業がはじまっています。ヤンゴン滞在中のため最初の授業を行うことができず、後期授業をお断りした私立と、無理にお願いして後期授業を前期にむりやり押し込んでもらったところがありました。
 しかし、ひとつの大学だけ、勤務を変えることができなかったのです。ために、成田についたその日から大学へ。アクロバットのような仕事ぶりです。

 次にヤンゴンに滞在する12月と1月の授業は、9回分が休講になってしまい、これは1月に補講集中講義日でやりくりすることに。1月下旬にヤンゴン成田をアクロバット往復することになりますが、はたしてどうなるのか。

 ともあれ、無事第1回目のヤンゴン勤務が終了し、ほっとしています。10月11月の2ヶ月間は、8月9月でわかったことを踏まえて、足りない教材や教育機器などの準備をしなければなりません。(無給ですが)
 12月は、ミャンマーの大学暦の新学期にあたります。これまでは、日本語教育スタートさせることが第一番の仕事でしたが、これから先は、カリキュラムの充実ほかさまざまな問題が山積みしています。

 私一人では処理できないことばかりなので、10月11月は、これからの方針決めやら会議会議になるかもしれませんが、10月11月中の日本での授業は週1コマのみになりますので、なんとかがんばります。

 ヤンゴン滞在中、下痢数回、足の湿疹、路上で売っていたトウモロコシに食あたり。ウンウンうなってひとりで寝ている間は、「このまま、誰にも気づかれずに死んじゃうのかも」なんて深刻になったりしましたが、熱帯では腹下し程度の病気は、病気のうちにもいれてもらえない日常茶飯事。

 それより、当地ではTB結核にかかっている人が多いので、結核をうつされないよう気をつけろ、という注意を受けました。日本のような予防接種の制度が定着していないためです。
 弱い咳をしている人がけっこういます。私も9月はじめから1ヶ月も咳が続いたので、心配しましたが、結核患者の咳は、夕方以後熱がでるということなので、熱は出ていないHALの咳は、ただの咳らしい。75歳のボスも、1月末に赴任したとき1ヶ月くらい咳がとまらなかったと、言っていました。ともあれ、まずしなければならないのは、健康診断。

 結論からいうと、このような土地では、まず若くて健康な人が赴任すべき。
 だれも行きたがる人がいないから、私に回ってきた赴任話なのだけれど、やっぱり年寄りにはきつい仕事です。

 大学が命じてきた13時間拘束勤務を撤回しない場合、私は12月からの勤務を降りるから、後任を探してほしい、という開き直りメールを送りました。とりあえず、週に90分授業を9-5時の間に週6コマ、ということになりました。今後どうなるのか、まだわかりません。
 10月中も、ヤンゴン生活のあれこれを報告します。

<つづく>
コメント (10)
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