20151022
ぽかぽか春庭知恵の輪日記>2003三色七味日記10月(10)2003年の会意文字
2003年三色七味日記10月の再録を続けています。
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2003/10/28 火 雨 1033
ニッポニア教師日誌>会意文字
漢字会話2コマ。1組漢字クラスは、私のおとくい会意文字。みんな楽しんでくれてよかった。教室にあるOHPスクリーンかけの三脚を木にみたて、「I'm tied. Oh, thers is a tree.
I can rest biside the tree.」木に寄りかかって休む形をジェスチャー。「the left part is man., and
the right part is tree. the man can rest biside the tree.」これで「休む」「休み」の導入。
音読み練習「日」が既習だから、「休日」を紹介する。「日」の読み、訓読み「ひ」、音読み「ニチ」に続けて「三日」のときはイレギュラーで「か」と読み、今日は「きゅうにち」じゃなく「ジツ」。漢字の書き方には問題ない中国人のチンさんも、読みの多さにちょっと心配そう。今のところ「生」の音読み方は「学生」「先生」の生と、誕生日の「じょう」、訓読みは「うまれる」「いきる」しか導入していないが、ほかに「なま」だの「はえる」だの「ショウ」だのと、読み方が12通りあることを知ったら、もう漢字を学ぶ意欲がなくなるから、そんな「秘密」はまだ、うち明けていない。
私の英語を、ちゃんと話せる人が聞けば、「ネイティブの人はそんなこと言わない」と、ブロークンぶりに眉をひそめるのだろうが、私は英語を教えているのではない。私のはちゃめちゃ英語でも、学生は楽しく漢字を知り、漢字の形や意味が印象づけられるのだから、これでいいのだ。と、いつも開き直るからいつまでたっても英語が上達しない。
授業はラポール形成が第一と思っている。教えようとする教師の熱意が伝わり、学習者が学びたいという意欲を起こす、それが第一。そのほかの指導テクニックはその次の話。
何年か前に、安田成美が日本語教師を演じ、香取慎吾がベトナムから日本に来た就学生を演じたドラマがあった。
安田はインターカルト日本語教員養成講座でちょこっと勉強して、すぐ日本語教育能力検定試験に合格した。超優秀。
そして、あのころ、貧乏なベトナム人が誰の援助も受けずに日本に学びに来ることなどできない話で、ドラマだからこそ、ちょこっと養成講座を受けただけの元OLが簡単に検定試験に合格できたのだし、貧しいベトナム青年が日本に来られたのだ。ベトナムから来ていたのはエリートばかりだった。ようやく一般家庭出身の教員研修生が日本に来られるようになったのだ。
現実には、日本語教師は苦労に苦労を重ねて、ようよう検定に合格し、日本に来ることのできるアジア圏留学生は、渡航費用を工面できたという意味で、決して底辺層ではない。
本日のうらみ:朝、また電車の中にかさ忘れた。いったい何本なくしてきたことか。今日のは500円の傘。100円なら、あきらめる。千円以上の傘なら、忘れ物として駅に問い合わせる。500円って、微妙。
2003/10/29 水 晴れ 1032
ニッポニア教師日誌>自慢じゃないけど自慢です
午後、教授法2コマ。
「自慢じゃないけど自慢ですスピーチ」は、男子学生の自作のリメーク服紹介、アロマテラピストの資格を持つ女子学生のフットマッサージ実演など。
学生が生き生きと自分の得意分野を披露するのを聞くのが好き。学生には「自己表現できることが教師には必要」と言ってやらせているが、半分は「若者の自慢話を聞きたい」という私の趣味だな。
それに、学生も発表が終わるとほっとした顔。あとで感想を聞くと「話す前は何を自慢しようか、何も自慢になることないと思って心配だったけど、話してみたら、ウケてうれしかった」と言う。自己表現は喜びである。
私の「自慢じゃないけど自慢です」は、春学期に「足を前後開脚できます」と言って、おとくいの両足スプリット(足を前後に開脚してペタッと床につける)を見せたし、「卒業7回、転職13回」の遍歴人生も披露した。
先週は餃子の早食い暫定日本一も自慢した。今日は息子が学校の畑でつくったさつま芋が甘くておいしいという自慢。
息子、先週は学校農園の芋掘りをして、おいも、5キロ分くらい持ち帰った。また来年は1年間田圃作業ができるし、渋谷から電車3分のロケーションで、たんぼや畑仕事ができるなんて、恵まれている。これで給食をつけてくれれば、言うことはない。
本日のつらみ:自慢じゃないが、お弁当は毎度チンするおかず
2003/10/30 木 晴れ 1033
ニッポニア教師日誌>学生は食わぬ餃子
日本事情作文2コマ。ワンさん、台湾における日本設置のインフラについて発表。
台湾の人は、日本の人がびっくりするくらい「日本が作ったインフラ」に感謝しているのだという。王さんの発表の中に出てきた、後藤新平、新渡戸稲造らが、台湾の人たちに好かれていたという面もあるかもしれないし、もともとの台湾ネイティブは、蒋介石国民党より、日本の支配者のほうがまだマシだった、と思っていた人々もいるだろうから。
一方韓国朝鮮の支配者たちは、好かれていなかった。伊藤博文は安重根に暗殺されたし。
餃子の満州で、この前早食い完食の賞品としてもらったお食事券を使ってチンジャオロースセットを食べた。
壁に餃子早食い参加者タイム一覧が載っていたが、私のハンドル名はなかったので、店の人に「ねぇ、この14分51秒ってのは、ベストテンにはいるタイムなんじゃない、なんで名前書いてないのさ」と、わざわざ文句をつけた。アホな記録ながら、私にとっては「全日本、大学講師50代女性の部、餃子早食い暫定日本一」の、輝かしいタイムなんだから。50代の大学講師、私以外の誰が餃子早食いに挑戦しようか。当分私の勲章は「餃子早食い暫定日本一」である。
ただ、学生のひとりが「私はその店でアルバイトをしたことがあります。あそこのラーメンと餃子をまかないで出されても、まずくて食べられなかった」と言う。
本日の負け惜しみ:わたしはほぼ毎週、ラーメン餃子を食べてきた
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20151022
9月中の日本語教育報告と12月からの新学期体制についての会議が9時から。報告書のコピーや種々の引継ぎに1時間かかるとして、6時半に家を出ないと間に合わないとおもうけれど、報告書をかきなおしたら、やっぱり時間がかかる。21~22は徹夜になりそう。
ぽかぽか春庭知恵の輪日記>2003三色七味日記10月(10)2003年の会意文字
2003年三色七味日記10月の再録を続けています。
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2003/10/28 火 雨 1033
ニッポニア教師日誌>会意文字
漢字会話2コマ。1組漢字クラスは、私のおとくい会意文字。みんな楽しんでくれてよかった。教室にあるOHPスクリーンかけの三脚を木にみたて、「I'm tied. Oh, thers is a tree.
I can rest biside the tree.」木に寄りかかって休む形をジェスチャー。「the left part is man., and
the right part is tree. the man can rest biside the tree.」これで「休む」「休み」の導入。
音読み練習「日」が既習だから、「休日」を紹介する。「日」の読み、訓読み「ひ」、音読み「ニチ」に続けて「三日」のときはイレギュラーで「か」と読み、今日は「きゅうにち」じゃなく「ジツ」。漢字の書き方には問題ない中国人のチンさんも、読みの多さにちょっと心配そう。今のところ「生」の音読み方は「学生」「先生」の生と、誕生日の「じょう」、訓読みは「うまれる」「いきる」しか導入していないが、ほかに「なま」だの「はえる」だの「ショウ」だのと、読み方が12通りあることを知ったら、もう漢字を学ぶ意欲がなくなるから、そんな「秘密」はまだ、うち明けていない。
私の英語を、ちゃんと話せる人が聞けば、「ネイティブの人はそんなこと言わない」と、ブロークンぶりに眉をひそめるのだろうが、私は英語を教えているのではない。私のはちゃめちゃ英語でも、学生は楽しく漢字を知り、漢字の形や意味が印象づけられるのだから、これでいいのだ。と、いつも開き直るからいつまでたっても英語が上達しない。
授業はラポール形成が第一と思っている。教えようとする教師の熱意が伝わり、学習者が学びたいという意欲を起こす、それが第一。そのほかの指導テクニックはその次の話。
何年か前に、安田成美が日本語教師を演じ、香取慎吾がベトナムから日本に来た就学生を演じたドラマがあった。
安田はインターカルト日本語教員養成講座でちょこっと勉強して、すぐ日本語教育能力検定試験に合格した。超優秀。
そして、あのころ、貧乏なベトナム人が誰の援助も受けずに日本に学びに来ることなどできない話で、ドラマだからこそ、ちょこっと養成講座を受けただけの元OLが簡単に検定試験に合格できたのだし、貧しいベトナム青年が日本に来られたのだ。ベトナムから来ていたのはエリートばかりだった。ようやく一般家庭出身の教員研修生が日本に来られるようになったのだ。
現実には、日本語教師は苦労に苦労を重ねて、ようよう検定に合格し、日本に来ることのできるアジア圏留学生は、渡航費用を工面できたという意味で、決して底辺層ではない。
本日のうらみ:朝、また電車の中にかさ忘れた。いったい何本なくしてきたことか。今日のは500円の傘。100円なら、あきらめる。千円以上の傘なら、忘れ物として駅に問い合わせる。500円って、微妙。
2003/10/29 水 晴れ 1032
ニッポニア教師日誌>自慢じゃないけど自慢です
午後、教授法2コマ。
「自慢じゃないけど自慢ですスピーチ」は、男子学生の自作のリメーク服紹介、アロマテラピストの資格を持つ女子学生のフットマッサージ実演など。
学生が生き生きと自分の得意分野を披露するのを聞くのが好き。学生には「自己表現できることが教師には必要」と言ってやらせているが、半分は「若者の自慢話を聞きたい」という私の趣味だな。
それに、学生も発表が終わるとほっとした顔。あとで感想を聞くと「話す前は何を自慢しようか、何も自慢になることないと思って心配だったけど、話してみたら、ウケてうれしかった」と言う。自己表現は喜びである。
私の「自慢じゃないけど自慢です」は、春学期に「足を前後開脚できます」と言って、おとくいの両足スプリット(足を前後に開脚してペタッと床につける)を見せたし、「卒業7回、転職13回」の遍歴人生も披露した。
先週は餃子の早食い暫定日本一も自慢した。今日は息子が学校の畑でつくったさつま芋が甘くておいしいという自慢。
息子、先週は学校農園の芋掘りをして、おいも、5キロ分くらい持ち帰った。また来年は1年間田圃作業ができるし、渋谷から電車3分のロケーションで、たんぼや畑仕事ができるなんて、恵まれている。これで給食をつけてくれれば、言うことはない。
本日のつらみ:自慢じゃないが、お弁当は毎度チンするおかず
2003/10/30 木 晴れ 1033
ニッポニア教師日誌>学生は食わぬ餃子
日本事情作文2コマ。ワンさん、台湾における日本設置のインフラについて発表。
台湾の人は、日本の人がびっくりするくらい「日本が作ったインフラ」に感謝しているのだという。王さんの発表の中に出てきた、後藤新平、新渡戸稲造らが、台湾の人たちに好かれていたという面もあるかもしれないし、もともとの台湾ネイティブは、蒋介石国民党より、日本の支配者のほうがまだマシだった、と思っていた人々もいるだろうから。
一方韓国朝鮮の支配者たちは、好かれていなかった。伊藤博文は安重根に暗殺されたし。
餃子の満州で、この前早食い完食の賞品としてもらったお食事券を使ってチンジャオロースセットを食べた。
壁に餃子早食い参加者タイム一覧が載っていたが、私のハンドル名はなかったので、店の人に「ねぇ、この14分51秒ってのは、ベストテンにはいるタイムなんじゃない、なんで名前書いてないのさ」と、わざわざ文句をつけた。アホな記録ながら、私にとっては「全日本、大学講師50代女性の部、餃子早食い暫定日本一」の、輝かしいタイムなんだから。50代の大学講師、私以外の誰が餃子早食いに挑戦しようか。当分私の勲章は「餃子早食い暫定日本一」である。
ただ、学生のひとりが「私はその店でアルバイトをしたことがあります。あそこのラーメンと餃子をまかないで出されても、まずくて食べられなかった」と言う。
本日の負け惜しみ:わたしはほぼ毎週、ラーメン餃子を食べてきた
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20151022
9月中の日本語教育報告と12月からの新学期体制についての会議が9時から。報告書のコピーや種々の引継ぎに1時間かかるとして、6時半に家を出ないと間に合わないとおもうけれど、報告書をかきなおしたら、やっぱり時間がかかる。21~22は徹夜になりそう。