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ぽかぽか春庭「新春のお喜び申し上げ〼」

2019-01-05 00:00:01 | エッセイ、コラム
20190105
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2019十九文屋日記1正月(3)新春のお喜び申し上げ〼

 北国では大雪と言うし、九州では新年早々地震。昨年の一字が「災」だったので今年こそはイノシシの勢いでV字回復、と思っていたのですが、そうもいかないのか。幸い、東京は穏やかなよい天気に恵まれた三が日でした。
 4日には律儀に出勤。といっても、いっしょに仕事をしている若い夫婦は、まだ帰省中。ひとりでメールチェックなどいたしました。

 さて、新春めでたしの始まりは。
 新年2日、東京都写真美術館へ行きました。写真美術館の正月イベントとして雅楽演奏が行われるので、正月気分になりたいときは、でかけます。昨年2018年の正月も写美TOPの2階ロビーで橘雅友会の演奏を聞いて、正月気分を味わったのでした。
 正月2日は、TOP無料入館日。雅楽も聞けて、よいお年玉です。メンバー3人は、昨年と同じ。

 鳳笙:下宮高純
 篳篥:金子隆一
 龍笛:内田慈康

 曲目は、
1平調音取(ひょうじょうのねとり)
2平調越天楽
3貴徳
4アメージンググレイス

 雅楽への編曲をなさっている下宮さんのアメージンググレイス編曲、おっとりした音色のアメージンググレイスでした。

 貴徳(高麗国からの渡来曲)に使われた三鼓(韓国伝統楽器チャンゴと同源の打楽器)


 恵比寿ガーデンプレイス内では、恒例の獅子舞があり、私もお獅子に頭を噛んでもらいました。これで風邪ひかぬ。


 1月3日は、東京国立博物館でお正月。
 国宝「松林図屏風」(長谷川等伯)を眺め、クラリネットコンサートを聞き、和太鼓演奏を楽しみました。

  湯島天神白梅太鼓は、9人(男性ひとり女性8人)の若い和太鼓グループ。とても勢いのある演奏でした。
 私は、林英哲、鼓童、ドラムタオなど、和太鼓の響きが大好き。昨年は初音ミクと鼓童のコラボをテレビで見て楽しかった。
 1月2日のイベントに和太鼓があると知って、東博に出かけてきたのです。

 東博に着いたら、もう和太鼓演奏が始まっていました。
 大勢の観客が本館正面に詰めかけていましたが、なんとか脇から見ることができました。音を聞くだけでも楽しいですが、白梅太鼓の若い奏者の動きはとてもきびきびと踊る動作をいれながらの演奏だったので、午後の会では近くで見ようと思いました。

 午後は、裏からの観覧になりましたが、近くでよく見えました。お日様がさんさんと当たる玄関、熱い演奏でした。


 平成館ではクラリネットコンサートが行われました。こちらも午前の会を聞いて楽しかったので、午後の会は全く別の曲を演奏するという説明があり、2時40分からの回では一番前の椅子に座って聞きました。4本のクラリネットとパーカッションがふたり。
 


 1回目の曲目は。
 星に願いを アンダーザシー(リトルマーメイド) 青い山脈 すずかけの道 アマポーラ、ほかジャズナンバー(曲名忘れた)
 2回目は
 A列車で行こう ティコティコ ジャズ名曲集、など。

 イベント演奏の合間の時間は、本館の国宝などを見て過ごし、正月3日もたのしいひとときでした。TOP無料だし、東博も常設展入館料だけで和太鼓もクラリネットもただ。ただが大好きな私の、出だしよい年始。  

 2日3日は、箱根駅伝。我が家は、朝早いスタートは苦手だからと、録画で応援したのですが、やっぱりリアルタイムで応援しなかったせいで、娘のところはもうちょっとでシードという展開だったのに、まさかの10区ブレーキ。私の出身校もシード落ち。今年は予選会から這い上がった夫の母校はなんとかシードに入りました。

 「私の応援念力、時空を超えて届くはず」という娘の信念は実りませんでした。そりゃ、そうだね。私は「時差で応援するよりも、母校陸上部に寄付するほうが効果あるんじゃないの」と、冷静な意見。
 でも、応援していると、応援するほうにも力がもらえるのです。
 雪の中で暮らす人々、地震の後片付けに追われる人々、応援しています。応援するより寄付寄こせ、ですかね。まあ、気持ちだけは届けたい。


冬の東博、木の葉にじゃまされずに表慶館のドームが撮影できます。

<おわり>
コメント (4)
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