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ぽかぽか春庭「嵯峨野めぐり大河内山荘、渡月橋、ハン家の餃子」

2019-01-17 00:00:01 | エッセイ、コラム
20190117
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2019十九文屋日記京都旅行2018(7)嵯峨野めぐり大河内山荘、渡月橋、ハン家の餃子

 2018年11月1日、天龍寺で精進料理を食べたあと、もう一度竹林の道を通って、大河内山荘へ。

 大河内伝次郎(1898-1962)は、昭和戦前の時代を代表する映画俳優です。代表作は、丹下左膳。
 時代劇スターとして人気絶頂の1931年(昭和6年)に、京都嵯峨の小倉山向かいの亀山山頂に広壮な土地を得て山荘を築きました。自ら庭園設計し、晩年の映画出演収入のほとんどを、持仏堂などを建てるために使ったと伝えられています。
 1962年、63歳で亡くなるまでの30年間、山荘の造営に心を傾け、亡くなったあと、遺族は山荘と庭園を公開しています。

 ごったがえしていた竹林の道を抜けると人は少なくなり、大河内山荘へ足を延ばす人は少数になります。
 山荘の休憩所でお茶を一服して一休み。入園料1000円は、お茶代込。茶菓の最中は、この山荘のオリジナルだそうです。

<きょうのカフェ>
 お茶と名物の最中


 庭園内は、静かな雰囲気でよかったです。山の中の山荘なので、庭園も高低差がある回遊式。かなり登ったり下ったりしました。

 休憩所から竹林を眺める


<きょうの建物>
 庭園内の門


 大河内が撮影の合間にひきこもり、念仏や座禅で過ごしたという持仏堂


 大乗閣

 

 滴水庵(俳優仲間も、京都太秦での撮影の合間に招かれて一服したという茶室)


<きょうの庭>
 紅葉の盛りには2週間早い京都訪問でしたが、色づきのよい紅葉もあり、京都の秋を楽しめました。
 滴水庵まわりの庭。苔もよく手入れされています。


 山の高みにある四阿、月香亭から京都市内を見おろす


<きょうの出会い>
 滴水庵の茶室を覗いていると、女性がひとり、まわりの庭園を見つめています。
 「苔がきれいですね」と、話しかけると「こんなふうな苔庭がほしいのだけれど、手入れがたいへんでしょうね」とつぶやく。苔庭がほしくても、庭もない団地暮らしの春庭には、手入れがたいへんなほど広い庭があること自体がうらやましい。

 話を聞くと、夏の台風で庭が全部泥流に流されてしまったのだ、という。四国の惣観寺、という寺名を伺ったので、どのへんなのか、あとで地図を調べてみました。
 愛媛県の小さな寺、ということでしたが、瀬戸内海の島にある臨済宗東福寺派の末寺でした。

 因島の近く、弓削島という島。地図で見る限りは、風光明媚な瀬戸内のまことによい場所にあるお寺に感じますが、台風で寺の庭も泥流にやられて、復興もいまだし、という状態になっていることがわかりました。尾道から今治への瀬戸内の橋のルートからはずれて、今も渡し船で行くしかない島の小さな寺では、檀家数も限られます。
 寺の復興に頭を悩ましている若い大国さん、どうぞ、復興がすすみますように。(大黒さんなのか、跡継ぎの女性僧侶なのか、聞きませんでしたけれど)

<きょうの京わたし>

 滴水庵前で


 大乗閣の前で


<きょうのひとり散歩>
 大河内山荘から渡月橋へと降りていく道を散歩。
 小倉百人一首にちなんだ歌の石碑がそこここにあり、歌を思い出しながらたどっていくにもいい散歩道です。

 桂川に出ました。


 大勢の人が行きかう嵐山随一の観光名所、渡月橋(私は、バスでは何度もわたりましたが、徒歩では渡らず)

 
 ホテルに預けておいた荷物をひきとり、朋友ハンさんの家へ。

<きょうの京ごはん>
 ハンさんとシンちゃん手作りの餃子。中国の人は、皮も必ず手作りします。私が包んだ餃子は、水餃子にすると中身が出てしまう不出来な形だったので、焼き餃子に。


 おいしかった餃子パーティ


<つづく>
コメント (2)
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