春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

今日のいろいろ
ことばのYa!ちまた
ことばの知恵の輪
春庭ブックスタンド
春庭@アート散歩

ぽかぽか春庭「京町屋染め工房と祇園をどり」

2019-01-22 00:00:01 | エッセイ、コラム
20190122
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十九文屋日記京都旅行2018(10)京町屋染め工房と祇園をどり

 東西本願寺の周辺や伝導院の周辺には、古い町屋がたくさん残っています。
 土地の有効利用のためにはビルにしたほうがいいのでしょうが、2階建ての町屋がつづく街並み景観を保つために、伝統家屋には税制で有利にするような措置をとって、保護する必要があるでしょう。

 町屋の耐震工事には「耐震改修促進税制」などがあるようですが、実際には代替わりの相続税が高いので、町屋持ち主が亡くなるとビルになってしまう例も多いとか。

<きょうの建物>伝導院周辺の町屋


京町屋染工房「遊」の店構え


<きょうの工芸>
 東本願寺前の町屋のひとつに目がとまり、店の中へ。染物屋さんでした。「京町屋 染工房遊」という店。
 注文に応じて、手書き友禅やロウケツ染めを1枚1枚染めます。デパートの呉服売り場で買えば100万近くになるという値も、工房直売だから、10~30万円で買える、というおかみさんの説明に「お買い得どすなあ」と応じてみましたが、むろん、着物が買えるわけはなく、袋物を買ってハンさんに「シンちゃんのおみやげにしてね」とプレゼント。

 工房の染め絵具

 染めの説明をしてくれたおかみさん


 ハンさんシンちゃんは、ぎおん踊りの招待券をもらってあったので、祇園会館で舞妓さん芸妓さんの踊りを見るのを楽しみにしていました。シンちゃんは、日本舞踊の先生について、お稽古を始めたところなのです。


 私は当日券4000円なのでどうしようかと思っていましたが、ハンさんの知り合いが当日券を買う際に、私の分の購入も頼んでおいた、というので、見ることにしました。東京だと、知り合いでも出演しているのでないと日本舞踊の講演に4000円だすことはないけれど、京都で舞妓さんの踊りを見るというのもいい記念になるでしょう。

 祇園会館


 踊りの前に、入場券についているお茶券のサービス。
 芸妓さんがお茶をたて、舞妓さんが正客さんにお茶を運ぶお点前がありました。正客以外の見物客には、奥からどどっとお茶が配られます。
 外国人観光客は、芸妓さんのお点前を喜んで見ていました。

 芸妓さんと舞妓さん。祇園をどりのパンフレットには2017年のお点前をした芸妓&舞妓さんの写真が出ていました。こちらは2018年のふたり。


<きょうの京わたし> 踊りが始まる前なら撮影OKでした。


<きょうの出会い>
 私の分も当日券を並んで買っておいてくれた王さん。王さんは、ハンさんの大学院ゼミ仲間です。
 王さんは「私たち、前に会ったことありますよ。私は覚えています。きっと日本語学の研究会とか学会で会ったにちがいない」と言います。「いいえ、私はこのところ学会にも研究会にも顔を出したことがないので、違うと思います」と返答しても、「いいえ、ぜったいに会ったことがあります」と。

 夜になって王さんから、ハンさんにメールあり。「どこで会ったか思い出しました」
 王さんは、私が泊まっていたホテルのフロントでアルバイトをしていたのでした。まあ、なんて奇遇。私のほうは、何人もいるフロント係の顔、女性とは言葉を交わしたので見おぼえた人もいたのですが、男性陣はいちばんのイケメンの顔をぼんやり覚えているけど、、、、あ、王さんがイケメンじゃないってことじゃないから、、、、。

 王さんは火曜日だけのアルバイトなのだとか。偶然の出会いなのに、一宿泊客を覚えているなんて、さすがフロント係に抜擢されるだけありますね。(留学生アルバイトは、だいたい部屋の清掃か調理下働きなど日本語を使わなくてもいい部署に配属される場合が多く、フロント係になるのは日本語完璧な優秀な人)

<きょうのカフェ>
 京都駅近くのパン屋喫茶店で大急ぎでおそい昼ご飯をたべ、祇園会館へ。パンは二人分ですよ。


<きょうの京ごはん>
 ハンさんシンちゃんが用意してくれた、豆乳鍋。エビ、牛肉、豆腐、野菜などがたっぷり入った栄養満点のおいしい鍋でした。


<つづく>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする