KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

今日は三回忌

2021年11月01日 | 俳句
朝、起きようかな、とベッドでぐずぐずしていたら緊急地震速報と同時の地震が。震度3以上だと鳴るようにはしているけれど、地震よりも警報の方で目が醒めた。

写真は、4年前の今日、八ヶ岳山麓へ友人たちと行ったときの富士山。昼間のものと、ホテルの部屋から見た暁の富士山と。雪の少ない年だった。

この時、夫は持病の腰痛を訴えて、高原の散策も坂道や階段は嫌っていた。私は・・今から考えると信じられないくらいに動けた。この翌年くらいまでは。


実は、夫の亡くなった日は令和元年11月2日になっている。戸籍上は。でも、実際は1日の夜中だった。医師の確認が遅れて、深夜零時を少し過ぎてしまい、書類上は2日になった。私の中では、11.1,になっている。
一周忌の去年の今頃は、ここへ入居したばかりで何かと忙しく気持に余裕がなかったが、今年は体調は悪くても気分的には余裕がある。あれからもう丸2年を過ぎたのか・・と感慨深い。
よく、パートナーズロスの話を聞くが、私は自分の体調維持に精一杯で、そんな気分は吹っ飛んでいた。でも最近になって、思い出すことが多くなった。古い写真を眺めるからだろうか。
そういえば、夫が好きでよく見ていた旅番組、海外も国内も、全く見なくなった。もう行ける体力もないし、夫と行った場所をテレビで見るのも虚しいもの。

話変わって、全体的には何もドラマのない選挙の結果の話で、私にはとっても納得できることがあった。
何気なく見ていた朝の情報番組、コメンテーターで時々顔は見たことのある若い女性の話が心に残った。少ない投票率だが投票所へ行く若者も居る。そして圧倒的に与党支持者が多い。その、20代の有権者は「生まれた時から大変な時代だったから、これ以上悪くならないように今の政権を支持する」ということだった。要するに変化なぞ望んでいない。
え、大変な時代?何でもあってモノに困ることも飢えることもなくて、それでも大変な時代だった?そっかあ、物質的には恵まれていても、それなりに苦労はしてきた若者たち、結局は暮らしが今よりも「後ろ向き」になるかもしれない変化は望まない方が賢明、と思っているのだ。森友問題も汚いカネの使い方も、自分たちに関係ないから興味もないのだ。今の自分の暮らしに悪影響のない道が一番。彼らにとっては変化のなくなる一党独裁が望むところ、なのかも。

ばあちゃん、やっと納得しましたよ。そんなこの世で若者に支配されるより、あの世の方がいいわ。

小菊の香胸に抱きて三回忌   KUMI 
コメント (6)
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