天気 曇時々晴
今日の富士山は見えなかったが、今頃快晴になると、夕暮れの富士山のシルエットが見事に見えることがある。ふと思い出した一昨年の11月初め、夫の葬儀を終えて帰宅した時の富士山が上の写真。こんなに美しい夕景は、見慣れた私でも滅多になかった、というほどに美しかった。
何だかねえ・・三回忌を過ぎたのだからもう2年を過ぎた、と納得していても、もう2年も過ぎてしまった訳で。
明け方より少し早い時刻、地震があったような気がして目が醒めた。でも、ゆらゆら・・で終わった。さてこれは地震なのか私の目まいなのか??などと考えていたら眠れなくなった。5時半過ぎなら諦めて起きてしまうけれど、4時半ごろ?中途半端過ぎる。
地元が震度3以上の場合と全国的には震度5以上の時だけ、地震速報の警報が鳴る設定にしている。調べたら茨城沖震度3のようだった。一日中眠かった。
やめておけばいいのに、日曜劇場の「日本沈没」を見ている。小栗旬に興味があって、劇場へは足を運べないしドラマくらいしか見る機会がないし・・と見始めてしまった。昔、小説も映画もばかばかしい・・と興味がないので見なかったのに。大体が当時はSF小説として出版された小説で、本好きの私の、いちばん好きになれないジャンルだった。
でも、今、それを土台にして作られたというドラマ、今の時代にはちょっとリアル過ぎる。そんなドラマを見たばかりで地震などあると、何処が震源なのか気になってしまう。
こちらは、今頃の日没の場所。富士山よりも北の奥多摩の山に沈む。
富士山の噴火も「いつ起きてもおかしくない」と言われ続けて二十年くらいは経っているように思う。大震災と戦争と富士山の噴火だけは生きている間に体験したくない・・とずっと思っていた。大震災は、片隅で体験したけれど、首都直下地震はまた、違うだろう。富士山の噴火は、江戸時代の江戸の町や関東近辺もひどかったらしいが、今はそれどころではない降灰被害になるだろう。
戦争だけは一度体験したから、二度はなさそう。
富士山の美しい写真も、見ているとだんだん怖い写真になっていく気がする。静かにしているよう祷るしかない。
冬に入る始発電車の音響き KUMI
(註・駄句の解釈はすべきでないが、線路が北側にあるので北風の吹く日は電車の音がよく聞こえる)