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駆け込み観覧

2010-09-04 21:40:00 | アート


▲東京国立博物館 表慶館のエントランスドーム

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 9月になったことだし久々に「芸術の秋」~。

 いや実は今週末で会期終了の展示がいくつかあって、駆け込み観覧だったりする。

 まずは国立西洋美術館の「カポディモンテ美術館展」。朝一で行ったのだが、肩透かしなほど空いていた。会期後半だったから混雑覚悟で行ったけれど、終始快適な環境で観覧できた

 バロック芸術が盛り沢山なだけれどなぁ。パルミジャニーノとかエル・グレコとか来ているんだけれどなぁ。多分この美術館名そのものがそれほど著名ではないからなのかしら。私も初耳だった。
 でも展示内容を見ると、どうもよさそうだってアンテナがピピピピって働いたんだよね。その勘は当たった。良質なバロック美術が続々々と…。久々に大満足な美術展だった。

 「アンテア」とか「アタランテとヒッポメネス」とかではなく、「マグダラのマリア」とか「ユディトとホロフェルネス」とかをポスター展開した方が良かったのではないのかな~。
 http://www.tbs.co.jp/capo2010/index-j.html

 それにしてもヴァザーリの「キリストの復活」はまるでスキップしているかのようで、思わず吹きそうになってしまった。敬虔な宗教画であるんだけれどね。(≧3≦)ププププププ
 そして山本○ナはちゃんと仕事できるんじゃない(笑)




 そして、その足で東京国立博物館の「誕生!中国文明」展へ。これは明日までである。
 でこっちは「展示が」肩透かし。残念。
 http://tanjochina.jp/

 今まで見たのの繰り返し。それは私が興味をそこに持っていて、繰り返し見ているからなんだけれどね。


東京国立博物館 表慶館
東京国立博物館 表慶館 posted by (C)樹美
東京国立博物館 表慶館
東京国立博物館 表慶館 posted by (C)樹美
東京国立博物館 本館
東京国立博物館 本館 posted by (C)樹美
 となると、興味は大好きな「表慶館」に移る。
 現在東洋館が改修工事のため、そこにあったアジア系展示物の一部が表慶館に展示されている。
 建物が大好きな表慶館に入れる~とばかりにスキップ気分。でもね、昔は入れたところがい変わらず立ち入り禁止になっていて…。
 その後、本館や法隆寺宝物館の常設展示を見たりして、結局5時半ごろまでそこにいた。

 丸一日上野界隈にいたわけだ。
 さすがに疲れたな。



雨の日は美術鑑賞

2010-03-06 22:24:00 | アート

▲おぢや風船一揆・グローバルーン

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 朝から雨だったけれど、病院に行った後、上野へ行ってきた。東京都美術館のボルゲーゼ美術館展。http://www.borghese2010.jp/
 前売り券は買っていたのだけれど、気がつけば3月。今週末を逃すともう行けないって気づいていあわてて…(あとは毎週予定が立っているのだよ)。

 ルネサンスからバロックの絵画が中心で、ラファエロとかカラヴァッジョ、ボッティチェリなどの作品が来ているのだが、思ったより混んでいなかった。
 ボルゲーゼ美術館って名前が余り日本に浸透していないからだろうか…。今回の展示のほとんどは日本初出品というものらしい。
 でも、この美術館が凄い。会場でビデオが流れていたのだが、もうどこを見てもうっとりするほど。また行ってみたい美術館が増えてしまった。
 いや、私のストライクゾーンにドスンと入る展示で、久々にいい展示を見たなぁという幸福感に満たされた。
 冒頭の緻密なモザイク画からもう釘付けである。ラファエロの描く女性の凛としたまなざしに魅了され(関連商品はちょっといただけなかったが…)、この作品のたどった運命に神秘すら感じ、妖しい雰囲気を放つカラヴァッジョの毒気に当てられた。
 カラヴァッジョはこの美術館の創設者シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿が大変好んでおり、ローマの美術館にはカラヴァッジョの間があるそうだ。ビデオに映っていた「果物かごを持つ少年」は、2001年に目黒の東京都庭園美術館で見たことがある。あんなのに、囲まれたら変な気持ちになりそうだ(笑)。

 雨の上野公園では、佐賀の陶器市が行なわれていた。佐賀のといっても織部があったり益子があったり…。結構真剣に見ていたが、今回は収穫なし。私が某百貨店で買った有田がそこにもあったぞ。


 美術館の前にほんのちょっとお花見。梅や大寒桜が咲いていた。意外なところでは雪割草も。もちろん、植栽だ。