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ブーリーザードブリザード♪

2018-02-20 23:34:00 | お出かけ

▲この時はまだ普通だったのだけど…。

 週末、入院している母(股関節に人工骨を入れる手術)の見舞いにかこつけて雪しか祭りに行くことにした。とはいえ、母の入院自体が突発だったので、お得意の「お〇にトクだ値」が使えず、予算的に高速バスをセレクトする。

 当日が近づくにつれ、どうやら週末は天気が荒れそうだ予報…。今年は比較的積雪が多く、寒さも厳しいので新幹線ならともかく高速道路はどうかなぁと訝りながら当日の朝を迎えた。

 前週、めっちゃ忙しくて荷造りも何にもできなかったため、徹夜のまま夜が明けきる前に出発。いきなり地下鉄が遅延していて焦る。幸い、その影響は小さいものだったの予定通り幹線道路の高速バス乗り場へ。
 めっちゃたくさんのバスが高速道路へと続く道を走っている。週末、スキーバスも結構あるんだろうな…。
 自分が乗るバスが到着して乗車。昼交便としては老舗で長距離のこのバス、何年か前から独立3列シートがデフォルトとなり、快適度が増した。しかも今日は最善席で気持ちがよい。そんなウキウキ気分は、高速道路に入るとどよーんとなる。

 「事故による渋滞13キロ」の表示…。

 スマホで情報を集めると、5・6台絡んだ事故で、2車線を塞いでいるという。

 そして思い出す、11月の高速バス旅…。ただでさえ連休で混雑していた高速道路で事故が連発し4時間の予定が7時間かかったという悪夢である。

 バスはたらたらと進み、事故現場を超えて、ようやく走り出してサービスエリアで休憩。この時点で2時間の遅れであった。あー、終わった。高速バスを降りた先は路線バスでの移動を考えていたのだが、田舎のバスは1時間に1本なんてないんだよ。次のバスは3時間後なんだ…。
 ということで、これは雪しかどころか面会時間も危ういなぁと思いつつシートに身を沈めた。

 関越トンネルに入る前から雪はちらついていたが、トンネルの向こうはもっさもっさと真剣に雪が降っていた。この日、バスは2台口で、私の乗る2号車は1号車との間が少し空いていた。土樽のパーキングは、この時期タイヤチェックをするためにわざわざ迂回ルートに回される。そのスピードダウンしたすきに、奴らが入ってきた。

 「除雪作業中、追い越し禁止」の看板を背負った車。

 雪国にはありがたい除雪隊が目の前に滑り込んできたんだよ。
 除雪車は雪を力強く飛ばしてくれるのだが、足が遅い…。いや、その気になれば70キロぐらいは出ると思うのだけど、任務中はせいぜい30キロぐらい。当然、その後ろには一般車がのろのろと続くことになる。

 おいおい、さらに遅れるのか~。と泣きたい気持ちで除雪作業を見守る。見守るつもりないんだけれど、最前席だからよく見えるんだよ~。

 その除雪隊は、湯沢でいったん本線を外れる。だが、高速バスもその辺りから降車区間となるため、一緒に本線を外れてしまう。後ろから快調に速度を上げて走り去る車がうらやましい…。とはいえ、湯沢で無事除雪隊とは離れたので、再びバスは速度を上げる。

 その時、ふと気付く。
 あれ、2時間遅れが1時間遅れになっていないか!? この運ちゃん、特に荒っぽい運転していたわけではなかったのだが、すっごい優秀じゃない!? 埼玉県内のロスを、上り続く群馬でかなり縮めていたんだ。土樽のあの除雪隊との遭遇がなければ、きっともっとリカバリーできていた! 
 よし、この先もその調子で言ってくれ!!!!

 ところが、今度は伏兵現る…。

 のろのろ運転の一般車。よく見ると見事に関東ナンバーである。練馬・大宮・宇都宮・品川・横浜・千葉…。おまいら、もっと気合い入れて走らんかい!! 邪魔なんだからもっと隅っこ走らんかい!!
 そのうち追い越し車線を走っていたのろのろ車が走行車線に戻ったのでバスはぶいーんとそれらを抜き去る。このままなら10分ぐらいの遅れまでリカバリーできるのでは…。凄いぞ、この運ちゃん、惚れるぞ!!! と思った矢先、再び目の前に現れたんだよ。



 除雪作業車軍団パート2…orz

 えぇえぇ、雪、結構降ってますからね。どこも除雪しないといけないですよね~。



 結局降車場所に着いたのは予定より30分遅れであった。当然、接続予定のバスはない。仕方なしにタクシーを呼んで、JRの駅に向かう。駅に到着して、切符を買った直後、構内放送が…。

「えー、〇時〇分発○○行きの列車ですが、○○駅で踏切確認がありまして、ただいま15分遅れております」


 またかよーーーーーーーー!!!!!!

 ちょっと待って! この後、その電車に乗って隣の隣の隣駅に行って、そこから病院までバスに乗っていくんだよ~。15分遅れるとそのバスに乗れなくなるんだよ~~~。
 途中、電車頑張って、リカバリーしてくれ~! と祈るもむなしく14分遅れで到着発車。これも車体が軽いE129系だからだ!! 帰ってきて!!パワフル115系!!

 そして長岡に到着。当然、バスが接続待ちなどすることはなく、雪降る駅前に佇むこととなる。次のバスまで鯛焼きを加えながらぼーっと過ごす。


 40分後、次のバスが来てようやく病院へ。朝、6時に家を出て、ここまで長かったよ…。

 なお、母は元気であった。外科系だから、具合が悪いわけではない。
 まだ手術の傷口はふさがっていないけれど(傷物に弱いから見せなくていいというのに、ズボン脱いでを見せるの止めませんか)。歩行器を使えば、病院内をウロウロすることもでき、トイレもシャワーも一人でできるらしい。術後、3回ほど血液の状態などを検査していた模様だが、まだ退院許可は出ないという。個室からは中庭越しに隣の病棟しか見えず、つまらない。もっともこの日のような天気では窓の外は、白一色であるから同じようなものかもしれないが。
 結局、1時間ほどしかいられなかったが、思ったより元気そうで安心した。


 さて、ここから雪しか祭りの会場へバスを乗り継いでいく。長生橋を渡って、川西に入った。雪は相変わらず降っているが、それよりも風が強い。というか、雪、真横に降っている!? 地吹雪起きている!?
 いやいや何年か前も暴風雪だったのだけど、30分後には星が見えるほど晴れたときがあったから、様子を見るんじゃないのか!? なんて、あえてポジティブに考えていたんだけれど、下車直前、「中止」の報が…orz
 そのままバスに乗っていればよかったのだが、やはり一応会場を見るだけ見ようと降り立ってみた。と、向こうから三脚を抱えた軍団がぞろぞろぞろぞろやってくる。完全防備で目しか出ていない人にあいさつをされたが、誰!? どちら様!?

 中止というか順延の報は会場に流れているようだが、何しろ風が強く、アナウンスは信濃川の彼方に消えていった。この日、撮ろうと思っていた場所も、雪に覆われ、どうしようもない状態であった。

 はぁ、と大きなため息ひとつ。

 その後、バス停でブリザードに吹かれまくっていた。ブーリーザード♪ブーリザ~ド♪と唇だけで歌いながら、なかなか来ないバスを待つ。逆方向の車列もノロノロ運転であり、交通マヒの様相を呈していた。唇も冷え、指先の感覚が怪しくなった頃、ようやくバスがやってきて人心地着いた次第である。


 駅に戻り、とりあえず、角煮イタリアン(この時期限定)で腹を満たす。シュークリーム買ってぽん酒館で引っ掛けて帰ろうかなって思ったのだが、ブリザード渋滞で思った以上に時間がたっていたため、どちらももう閉店ガラガラであった。


 翌日も高速バスで帰京。
 なお、翌日は朝から上越線は運休し、関越自動車道は、六日町~小出間が13時過ぎまで通行止めという状態でで、一つ間違えれば、前日よりも素敵なハードワークを余儀なくされるおぜん立てはできていた。


 なお、順延の日に参戦した人々による画像で、この日の花火は美しく開いたとのこと…orz


冬の花と春の花と物欲と…

2015-01-10 22:58:00 | お出かけ

▲富士山!

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 正月は天候に恵まれず、雪掘り以外は実家に籠りっぱなし。そうなると、終始甥っ子姪っ子の世話で終わってしまった。まぁ、天気予報が脅すほどは雪が降らなかったのが幸いである。
 元々豪雪地帯だから、天気予報が大騒ぎするほどの雪が降っても生活できるインフラと技があるので、あんまり心配しなくてもいいのだけどね…。

 ということで、新年通常営業中。

 昨年末ごろから、フライパンの買い替え時。
 これは、昨年4月にオープンしたIKEAに行き時ではないか…! ということで、初IKEAへ!

 まずは前夜から砂糖入り紅茶を作ってテルモスに詰める。


▲シモバシラ


▲シモバシラ


▲シモバシラ

 ということで、まずは隣接する昭和記念公園へ。
 いや、この時期シモバシラの氷の花の見ごろだし、早春の花も咲き始めているだろうし…って。

 シモバシラはシソ科の植物で、秋に白い花を咲かせる。寒くなると、そのまま立ち枯れるのだが、冬にもう一花咲かせる。それが氷の花。立ち枯れているとはいえ根がまだ生きているので(多年草)、茎にはまだ水分があり、それが茎の割れ目からの冷気に触れて凍るのだ。
 水が氷になると体積が増える。その増えた分の氷が、茎をさらに押し割って外に染みだして独特の形を作るのがシモバシラの「氷の花」である。
 例年、1月中旬まで見ごろなのだが、今年は12月から寒い日が続いていたので、ずいぶん見ごろが早かったらしい。もう見ごろも後半といった感じ。
 それでも今朝家を出た時にやけに暖かくて、これはシモバシラ見られないかもなぁと思っていただけに、出会えたことは喜びである。とはいえ、もう例年の場所に案内板はなかった。

 ちなみに、昭和記念公園のシモバシラが一番多くみられるのは、「こもれびの丘」の裏手である。ここは立川口からだと小1時間近く歩かねばならないので、この時期だけはわざわざ砂川口から入るようにしている。



▲こもれびの丘の高台から西武ドームも良く見える


 猫舌仕様の紅茶を飲みながら一息。
 その後、この時期に咲き始める季節の花にも会いに行く



▲小さな小さなセツブンソウ


▲セツブンソウ


 セツブンソウの名のように、節分の頃に見ごろを迎えるのだが、例年1月中旬に気の早い個体が開花する。秩父などの自生地では、もっと茎がしっかり伸びて大きく見えるそうだが、ここの個体はいつも地面に這いつくばるように見なければならない。


 もう一つの早春の花も…


▲ソシンロウバイの明るい黄色には青空が合う


▲ソシンロウバイ


▲ソシンロウバイ


 ロウバイは蝋梅と書く。その名のように、蝋を引いたような透明感のある花びらが特徴。そして、とてもいい香りがする。
 無印の蝋梅は芯が赤いのだが、ソシンロウバイはその赤い部分がない。
 毎年、自分のベランダでも育ててみたいと思うのだが、何しろ木であるから、ウサギ小屋住まいには手が出せない。とか言いつつ、種苗店でいつもガン見しているけどさ~。



▲何かの木の冬芽がモフモフ


▲クリスマスローズが3株ほど咲いていた。


▲ニホンスイセンも咲き始め。やはり伊豆や房総には開花の早さはかなわない

 この時期の花はこんな感じ。あとはサザンカぐらいか。
 福寿草もスノードロップもこれからである。


 その代わりに、今回は鳥見が賑やか。


▲影っているけれど、ジョウビタキ


▲ツグミのバックショット


 そして、今回は大物ゲット!


▲カワセミだ~!


▲この日のズームレンズではこれが限界っす!

 なんだか鳥見エリアで、全員が静かにカメラを構えている。その視線の先に、なんと翡翠が!!
 鳥見さんのように白レンズではないので、アレだけど、私も初めてカメラに収めたよ。
 この日の翡翠さんは、一度池に飛び込むサービスぶり。もちろん撮れるわけない(笑)

 
 この時点で昼を回ったので、ようやくIKEAに向かう。



▲公園を斜めに突っ切ると、そこがIKEA



 新横浜勤務時に1号店ができたので、よく行っていた。
 異動になってからはなかなか行く機会がなかったのだが、ある時、田園調布から第3京浜経由の横浜IKEA行き送迎バス(無料)が爆走することが分かり、そちらを利用していたこともある。
 それが、今度は電車で30分で行けるところにできたので、かなりうれしい。

 とりあえず、店舗をグル~~~りと回り、フライパンをゲットし、ついつい余計なものも買い込んで帰宅となった(だって安いモン)。


えびす講の前

2014-11-30 21:05:00 | お出かけ

▲善光寺の紅葉は例年より少し早い感じであった

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 すぐ書こうと思っていたのだが、仕事でトラブルが連発し、それどころではなかった(しかも自分が原因…)。


 今回のえびす講花火は前日に長野入りした。
 というのも、秩父観音霊場結願のお礼参りで、善光寺と北向観音を参拝しようと目論んでいたからである。
(以下結構長文です)

 22日早朝、犀川土手で場所取りをして、善光寺へてくてくてくてく。
 まっすぐ伸びる善光寺の参道は早朝ランニングの人やらなんやらで、店は1軒も開いていないにもかかわらず、意外と人通りがある。そうやって到着した善光寺では、お朝事の一番最後の部分であった。


▲善光寺本堂

 お朝事は善光寺全僧侶が本堂に一堂に会して行う朝の法要である。ご本尊前のお戸帳(幕)が大勧進のお貫主や大本願のお上人によって上げられ、その一時だけご本尊が納められた厨子を拝することができる(なお、善光寺の本尊は絶対秘仏で、来年の御開帳は前立て本尊の御開帳となる)。
 この日、私が立ち会えたのは大本願のお上人様の法要であった。大本願は尼寺であり、お上人様は代々尼僧が務める。その独特の声色の声明は今まで聞いたこともない美しさで、心に染みた。なんだか知らないが、涙が頬を伝うのである。

 お朝事終了後、写経を納めて御朱印をいただく。

 駅前のスタバでひと休みして、今度は北向観音へ。
 なんだか知らんが、南向きに本尊がまつられている善光寺だけでは片参りで、北向きに観音様がまつられている北向観音と両参りしてこそ御利益があるとかないとか…。まぁ、それはきっかけで、北向観音は別所温泉にあるというのが本題である(笑)

 信越線からしなの鉄道に直通して上田で乗り換える。JRから第3セクターに乗り換えると結構交通費がかかる気がしたのだが、これは以前からこんな運賃なのだろうか…。いや、少なくとも初乗り運賃は2重さつ取りされているよな…。
 上田電鉄にはこんな車内吊りが…

▲キャラクターが萌え系だ。でもっていろんなグッズを売っている

 のんびりと車窓を楽しんでいたら、途中でハモニカ車掌が乗り込んできて、うたごえ車両と化す。


▲いきなりうたごえ車両化(あえてぼけ画像で)

 そういや、そんなイベント聞いたことあったなぁと、歌詞カードを片手に口ずさむ(童謡系は結構好きだったりする)。
 そうして終点別所温泉到着。

 駅前から緩い坂道を上って、北向観音へ。
 境内からの眺めが良い


▲北向観音の境内から塩田平を望む


▲北向観音堂。善光寺本堂と同じ構造とのこと


▲お清め水が温泉というところが温泉地っぽい。秋冬は温かさが心地よい


▲規模は小さいが見事な屋台づくりのお堂が脇にある


▲愛染桂。残念ながら「愛染かつら」を読んだことはない

 意外にもここで御朱印渋滞が発生。少々待って御朱印をいただく。これで秩父観音めぐり完全エンドである。

 さて、そうなったら次は温泉 温泉♡


▲北向観音参道わきにある共同浴場、大師湯。慈覚大師が好んで入っていた温泉とのこと。別所温泉の共同浴場はすべて150円である。

 入り口脇の自販機でチケットを買い、番台のおじいちゃんに渡していざ。今誰もいないよ~って声をかけられる。ヤッタ! 貸切だ!


▲タイル張りの小ぶりな浴槽が一つあるのみ

 ということで、チャッチャと入浴。
 硫黄臭のする透明な温泉はやや熱めだが、むしろ好み。上方に湯気が抜けて行くが、それでも結構真っ白な視界。なんにも見るものがないので、目を閉じてしゃっきりとした湯をじっくり楽しむ。やがて地元のおばあちゃんがやってきたので、入れ替わりで出た。


 続いて石湯へ。
 と、石湯の手前でそば屋に吸い込まれて腹ごしらえ。温泉で汗が引かないので、冷やしそばをいただく。

 そしてすぐ隣の石湯へ。
 こちらは、真田幸村の隠し湯とのこと。真田太平記で主人公が女性と出会う湯はここらしい。こちらは先客がいたので、中の写真はナシ


▲石湯。入り口脇の飲泉所の碑は、池波正太郎の筆によるものらしい

 多分、ここが一番新しい建物と思われる。トイレもあったし(大師湯にはトイレがない)。浴槽の向こう側は大きな岩を組み合わせたもの。だから石湯なのか? 


 そして、3つ目の大湯へ。

▲大湯


▲浴槽も洗い場もここが一番広い

 こちらも客のキレ目に入れたので、中の写真を失礼。この後、ザクザクと人が入ってきたので、本当にいいタイミングであった。


▲大湯には小さいけれど、露天風呂がある

 露天風呂は外気に触れているからか、若干泉温が低い。だからのんびり入れるのだが、本当に空があるだけなのよね、ここ。昔ながらの温泉街は建物が密接しているので、しょうがないことだけどさ…。

 さすがに3つ温泉をハシゴすると疲れる。大湯の前でジュースを飲みながらしばし休憩を取ってから、駅に戻った。

 別所温泉、有名な旅館もあるけれど、3連休初日でこの閑散ぶりってちょっとなぁという気がした。みんな温泉旅館に入ってしまって外に出てこないのかな。午後には結構な車通りがあったので、明日には結構賑わうのだろうか…。
 あ、別所温泉にはもう一つ、今風な日帰り温泉施設もあるよ。あと、日帰り入浴プランのある旅館も。


▲別所温泉付近の紅葉も美しい。

 長野に戻ってホテルにチェックイン。
 夕飯を済ませて、ベッドでゴロゴロしていた。その時なんだか変な揺れが…。

 画面では安住アナが変な顔をしてなんだかアワアワしている。あ、東京でも揺れているってことは結構う大きな地震なんだぁと思っているうちに、揺れが激しくなってきた。
 やがてベッドに横たわっているにかかわらず、体ごと揺さぶられるような揺れに。スマホからは緊急地震速報ではなく「地震です!地震です!」って声が聞こえる(わかっとるわ!うっさいわ!)
 ※ちなみに緊急地震速報は間に合わなかっただけではなく、約1時間後に一斉に鳴った(隣の部屋からも聞こえた)
 10秒以上そんな揺れが続き、続いてビル特有の長周期の揺れが入るようになった。泊っているホテルはカステラをスライスしたような構造で、その細い方に揺れると結構困るなぁと思いつつ(でも4階だから他人事)、揺れが収まるまでベッドの上でゴロゴロしている。その頃には、長野市で震度6弱のテロップが…。

 ??????

 そんなに強かったか!?

 震度6弱を経験するのは実は2度目である。新潟県中越沖地震の際、たまたま帰省していて小千谷で体験済み。
 あの時とは揺れの激しさが違うしなぁと思いつつ、テレビで情報収集。テレビが映っているということは、停電はナシ。外の街路灯も付いているし、信号も普段通り、歩いている人も何事もなかったかのようだ。
 体感&目視情報では震度4ぐらい? でもテレビでは6弱って言っているし…。

 なんだか廊下で人が騒いでいる。そういえば、ホテルからの放送も何もない(まぁ、安価なビジネスホテルではそういうものなのかもしれないが)。余震も来ないし、大丈夫だ。ドアを開けて説明しようと思ったら、そこに長岡の知人がいた(笑)。このホテル、花火関係者多く泊りすぎである(ほかにも何人か目撃)

 東日本大震災の時は、東京の震度5ですら、ビルがミシミシピシピシ音を鳴らしていた。今回はそういう異常音が聞こえないので、安心であるという結論を導き出す。


 さてどうしよう。
 この後、犀川へ「保守」へ行くつもりだったのだが…。
 ということで11時過ぎにホテルを出て犀川に向かう。エレベーターが停止していた。低層階宿泊でよかった。

 駅の反対側に向かって歩いていく。長野駅は現在一大工事中ではあるが特に大きな変化はない。ただし、すべての列車は止まっているらしく、帰れない人と出迎えの人でそれなりに混雑していた。テレビ局がそんな人を捕まえてインタビューを撮っている。駅構内の様子を見ても震度6弱の痕跡(天井のボードが落ちかかるとか、壁にひびが入るとかする)は見当たらず。駅向こうの商店街も特に変わったことなし。
 歩いていると、上空をセスナとかヘリが飛んでいる音がする。夜の地震は目視ができないので、なかなか被害が把握できないが、今この瞬間に困難に遭っている人がいるとしたら、早く助けてあげて欲しいと思いを馳せる。

 さて、犀川の土手に着いたら、地震なんて何のこと??というぐらいに人がいて、それぞれ場所取りに忙しい(笑)。知人がこちらに向かっているとのことで、第2観覧予定場所を譲って帰ホテル。

 長野駅ではどうやら動けない乗客を列車ホテルで休ませるようで、毛布やらなんやらの物資が大量に運び込まれている最中であった。
 そして何よりもしらけさせるのが、相変わらずのマスコミ陣。その頭のヘルメットはさっきなかったじゃないですか! それ、東京のキー局に向けての演出ですか!? と問い詰めたい衝動に駆られる。JRの職員すらヘルメットかぶっていないんだぜ!

 そして善光寺口には、酔っ払いがたくさんいて、地震なんてなんでもなかったんだというような、おそらくいつもの週末のにぎわいが繰り広げられていた夜中0時過ぎ。
 まぁ、階段に一部亀裂が入ったとか少々の被害はあったようだけどさ、長野駅。

 ホテルに戻ると、白馬村の被災状況が明らかになってきた。長野ローカルテレビ局が終夜放送の様相を呈している。それを見ながら、いったん休む。


 翌朝は5時起きである。ホテルの朝食はまだなので、パンを咥え、シャワーを浴びて出発。

 昨日の善光寺再びである。
 実は、お朝事前に貫主が参拝者に数珠を当ててくれる「お数珠頂戴」を体験しようという目的である。
 長野市街は、善光寺口も大した被害は見られない。だが、善光寺の境内に足を踏み入れると、少々様相が変化。

 石塔が崩れている。それも一つや二つではない。
 手洗いの水屋も近づけないようにロープで括られている。
 
 そして本堂前にはこの看板

▲ご注意くださいと言われても…。まぁ、観音様が守ってくださるということで…。


▲お貫主さまによるお数珠頂戴。お上人さまもお数珠頂戴をしてくださる

 昨日は、後半しか聞けなかったお朝事をフルに聞く。とても1時間は正座はできないので、後方で立ったままである。多くの人が、お貫主さま(天台宗)の法要が終わると立ち去るが、やはりお上人さま(浄土宗)の声が美しく、心が震える。
 お朝事が終わり、ようやく境内を見て回ると、結構なことになっていた。報道によると石塔60基以上が崩壊・崩落しているらしい。一見ちゃんとしているように見える石塔も、向きが変わっていたり、少しずれていたりと、細かく見ればそれ以上の被害数に及ぶことが分かる。


▲本堂すぐ前の石塔も崩れているし、回っている


▲こう見ると、奥の石塔だけが崩れているよう見えるが…


▲手前のお地蔵様?も結構向きが変わっている


▲本堂脇の石塔。揺れで細い部分が割れて下に落ちた。奥にはテレビ局のカメラも


▲本堂の両脇でこのありさまである


▲山門の脇では警察が見聞に来ていた


▲仁王門の脇の石塔は崩れて土産物店に被害が…

 善光寺周辺は結構被害が出ていて、壁が崩れた宿坊などもあった。


 なんか、今回の長野の地震の震度の詳細を見てみると、震度6強は長野市でも戸隠や鬼無里辺りだったことが分かる。
 では私がいたホテルの辺りは…と確認すると、一番近い観測ポイントは長野市役所のある「長野市鶴賀緑町」と思われる。ということは震度4。なんだか納得。しかし、同じ市街地でも善光寺のある「長野市箱清水」は震度5強となっている。石塔が60基以上も崩壊していることを考えれば納得の震度である。

 だけど、市役所から徒歩で20分もかからないところでこの違いとは…。

 地震とは、震度の深さや(今回は中越地震よりもより浅いところに震源があったようだ)規模、地盤状況などによって、表向きの被害が全く異なることを改めて認識させられる。

秩父霊場結願

2014-11-15 22:29:00 | お出かけ

▲紅葉がなかなかきれいです。

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 先週に引き続き、秩父へ。本日で結願を迎える。
 春、桜が終わりそうな頃に初めて、夏休みをしたものの、何とか御開帳期間にすべてを巡ることができた。春は大混雑で、秋を迎えた今も大混雑。
 今日、駅から札所へ向かう町営バスは、満員御礼で数名が乗れずにおいて行かれた。
 それぐらい混んでいる。


▲34番水潜寺。秩父結願の寺であるとともに、日本百観音の結願の寺でもある。日本百観音とは、西国三十三観音、坂東三十三観音、秩父三十四観音をすべて巡り、100の観音様と縁を結ぶことである。西国でも百観音の結願はできるが、坂東ではできないという何とも妙なシステム。


 秩父結願の寺、第34番水潜寺は秩父市の隣の皆野町にある。
 本日は西武鉄道からダイレクトに秩父鉄道に直通する電車に、池袋から乗り換えなしで皆野町へ(途中駅では座れないので)。車中はリュック族が9割である。そう、紅葉ハイキング&登山としてもいい時期なのである。
 皆野駅ではSuica&Pasmoが使えないことで改札が混乱(秩父鉄道では交通系ICカードは使えません)。ちゃんと池袋から紙の切符で来ていた私は、その混乱をすり抜けてバス乗り場へダッシュ! しかしすでに席は空いておらず、立って行くしかない。それでもまだましな方で、改札口で精算していた組は結局このバスが満員のために乗れないという状況だった。
 まぁ、通常期はこのバス2、3人しか乗客がいない町営のマイクロバスだもんね。

 約20分でバス停「札所前」
 秩父エリアには、「13番前」とか「17番入口」とか「音楽寺」とか、札所名のバス停が結構ある。
 このバスが終点まで行って折り返してくるまで約30分。その間にお参りを済ます所存である。



▲ところが境内は団体ツアー×2でいっぱいいっぱいで…。まぁ、おかげで大音量で般若心経やらご真言やらを聞けたからいいけれどさ…(笑)

 団体客の間を縫って、ろうそくを立て(すでに立てるところがない)、線香の香りを捧げ(灰に立てる際に火傷しそうになる)、納経して鐘を鳴らし、お参りを済ます。
 当然納経場は、お堂の外まで行列である。先の団体分はまた別口で対応されていて、お寺関係の妙齢のご婦人が2人で奮闘中である。白衣に判を押されたのがまるで洗濯物のように山盛りにされていて笑いを禁じ得なかった。
 お坊様はどこまで行列が続くかな、なんて余裕の表情で飄々とお印の墨を入れる。しかし…

 あのー、私のを書く間に3回よそ見しましたよね(笑)

 絶対このお坊様、小学生の頃に「落ち着きがない」って通知表に書かれているぞ(笑)


 ▲いいところに秩父霊場会(団体ツアーに着いてきていた)の先達が写り込んでくれて…


 ということで、淡々と結願する。
 お印をいただいたころには団体客も去っていて、少し静かになった境内。結願の寺ということで、カメラマンが記念撮影の営業をされていた。個人だとその辺りの人にシャッター押してもらうから(私も押した)、団体向きだね。

 バスは遅れてくることは折り込み済みなので(経験値)、ゆっくりと境内を散策し、バスが来てからバス停に走り込む。


 今日はこれで予定終了なので、ちょっと温泉に立ち寄ることにする。


▲秩父温泉「満願の湯
 某ケンミンショーでも紹介されたらしい。

 混んでいるかなぁって思っていったら意外とまだまだ空いていた。
 ぬるぬるの温泉は源泉100% 内湯と水風呂と露天風呂を2往復。激務の1週間で腰が悲鳴を上げかけていたので、ちょうど良い感じ。


▲露天風呂川の渓谷。この左岸に露天風呂があり、右岸の紅葉を眺める感じとなる。

 いやぁ、それにしてもここの露天風呂の眺めはよいわぁ。まだ真っ赤というわけではないけれど、紅葉のグラデーションを眺めながら露天風呂でのーびのびする幸福感よ。いい位置に滝があるなぁと思っていたら、あとでその正体を知ってしまった(笑)


▲風呂上りはもちろんビールで(すでに半分飲んでいますが)!! 秩父のB級グルメ「みそポテト」をつまみに。


▲さらに名物[黄金めし」をいただく

 風呂上りにビールとお昼ご飯をいただく。大広間にはステージがあって、時折演歌歌手などの公演もあるらしい。だが今日はカラオケ開放。常連と思われる方が次から次へとマイクを手にする。
 見事な煙火じゃなくって演歌のオンパレードである。



▲カラオケ熱唱。右の方はカラオケの前奏や間奏の間にナレーションを入れる人。もちろん、素人ですが、これが見事なしゃべりで…。


 ふと思ったのだが、私が彼らの年になったころ、こうやってカラオケで歌う曲ってきっとユーミンとか中島みゆきとかゆずとかコブクロなんだろうなぁ…。大塚愛やAKBではないんだろうな…。いきものがかりはどうかな~。

 くっちゃい腹も治まったので、外に出る。地元産ナス100円を買う。
 バス停で待っていると、最終的には1ダース以上の待ち人に…。これは乗れんなぁという予感。多分、上の方で満席だろうと…。
 時間になってバスが来ると、予想通りの満員で乗れませんとなる。それでも温泉に入りに2人下りたので、足の悪いおばあちゃんを乗せて見送る。

 次のバスは2時間後。それだってここは途中なので乗れる保証はない。
 ならば歩こうと、バス停で知り合った人と一緒に道を下りだす。

 15分もしないうちに、もう一つのバス路線のバス停に着き、そこで少し待つと、だれ一人乗っていない町営バスが来る。無事乗り込んで駅へ。

 切符を買っていると汽笛の音が…


▲パレオだ!!

 改札を飛び越えて、近くでSLを見る。
 これは、昼ごろに秩父を通り、三峰口で折り返して戻って来たもの。意外なことに、自由席がある。

▲客車もレトロ

 ここで停車するのは、対抗列車との待ち合わせの単線あるある。

 パレオエクスプレスとお別れをし、秩父駅で下車。



▲秩父神社

 せっかくなので秩父神社にもお参りし、お印をいただく。いやぁ、御朱印ガールなる言葉まで生まれているとは知っていたけれど、結構な人が御朱印を求められるのね…。大きな神社なので巫女さんがドライヤーで墨書きを乾かしてくれるのがちょっと興醒めであるが…。
(ちなみに秩父のお寺さんは、大抵半紙(新聞だったり、梵字を書いた紙だったりいろいろですが)を噛ませてくれます)



▲境内では菊まつりも


▲紅葉もななかなか


▲拝殿脇から武甲山を望む


▲武甲山頂を入れて



▲11月といえば七五三だよなぁと思っていたら、お父さんに連れられた子供がやってきた


▲今年は秩父神社御鎮座2100年ということで、光って主張しています。



 さて、これにて秩父遠征終了。
 だけど来月も行っちゃうんだよね~。

リハビリに難所

2014-11-08 21:44:00 | お出かけ

▲途中までは曇っていたが、秩父盆地だけは午前中は青空が出ていた

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 秩父の御開帳は11月18日まで、である。
 残す寺はあと2ヵ寺。だが、10月初旬からの腰痛で遠出ができずに滞っていた。残っていたのは結願の寺と31番である。
 この31番というのが車のない節にはなかなか難所で、最寄りのバス停から片道40分徒歩、さらにそこから約300段の階段を上らねばならないところである。こりゃ、夏は遠慮だなって、春が過ぎた時に秋狙いに切り替えた。
 だが、気が付けはあと10日で御開帳期間が終わってしまう。腰はまだ万全ではないが今日行かないとなぁ…。来週は小鹿野町で歌舞伎があるので、きっと渋滞とかも発生するだろうし…。

 という前日に限って、日付変更線のお仕事。
 お仕事も御開帳期間に合わせるかのようにクライマックスとなっている。十分に休めない体で果たして31番に行けるか…ということでとりあえず欲張らずに今日は1番だけ打とうと、通常より4時間も遅く出発。

 秩父駅からバスに1時間以上揺られて「栗尾」に着く。ここからは徒歩。
 同じバスに乗り、おそらく目的地が同じご年配の方々に、あっという間に置いて行かれるまだ若干不安定な私の足取り。しかも登山用のストックを持ってくるのを忘れてしまった。無くても歩けるが、なんというかこういう心持ちの時の「お守り」になるはずだったのだが…。

 最後尾ひとり旅ではあるが、今日はやけに車が多い。ビュンビュンと広くない道を車が通っていく。前にここ来たときは冴え冴えとするぐらいに人がいなかったはずなのだが、さすが御開帳ゴール間近。

 約40分で山門に着く。
 山門に辿り着く前から分かったが、人が多すぎである。駐車場から車があふれ、片側は路駐の列が南百メートルも。さすが御開帳ゴール間近。


▲31番山門 人が絶え間なく門にいる状態


 山門裏手に階段用のお杖が用意されており、思わず借りた。もっとも、ここは階段の左右どちらかに手すりが設置されているので何とかなるんだけど、もう気持ち的にすがりたい人の多さ。
 階段の両脇には花の終わった秋海棠の葉が黄色く染まり、その間に秋紫陽花が咲き残る。


▲青いのがアジサイ。本日は11月8日である

 もともと、階段のあちこちには歌碑などが置かれており、それらをのんびり読みながら上ればなんとなくお寺に着くのである。でもなんだか前に来たときより歌碑が増えているような気が…。現代風な歌もある。今でも奉納受けているのだろうか…。



▲ようやく杉木立の間から納経所が見えてくる。当然この寺のスタッフも徒歩でここを上るのだが、荷物などは簡易ケーブルカーで上げ下ろししているらしい

 ところどころ眺めの良い場所があり、そこから上を見たり下を見下ろしたり…。こちら側の山は杉が多くイマイチなのだが、対岸の山には広葉樹が色づいており、なかなかに華やかだ。
 だが、あまりそこに長逗留すると、上りも下りも渋滞してしまうので、気は急く。


▲階段の手すりが切れたところにお地蔵さん。秋の日を浴びて温かそうだ。


 階段を上っている時は気にならないが、さすがに秩父は結構冷えている。しかもここは谷あいにある山門から上ってくるので、下の方は日もあまり当たらないようでひんやりモード。ちょっと服装選定を誤ったなぁと思っても遅い。あとで気が付いたが、色合いも春のそれであった。



▲296段の階段を上り切ると、そこに観音堂が。観音堂の左奥の濡れている岩壁が「清浄の滝」


 まずは鐘を突く。この鐘、次から次へと昇ってきた人が連続して突くので、ちょっとした騒音状態。前の人の鐘の余韻が消えないうちに次のゴーン(笑)。さすが御開帳ゴール間近。
 ちなみに鐘はお参りの最初に突きましょう。あとで突くのはよくないこととされております。

 お手水場で手口をすすいで、お灯明とお線香を納めて、お綱に触れ、納経してお参り完了。
 脇の納経場でお印をいただく。おそらく住職と(檀家の?)当番の方3名体勢で印を書いていただいているが、それでも列が納経場の外まで続く始末。私が頂いたのが13時過ぎで、おひとりは奥で慌ただしくおにぎりを口中に突っ込んでいる状態であった。
 そこはゆっくりしていただいていいのだけど、列が長くなると気が気じゃなくなるのは分からなくもない。

 私も外で観音堂を見上げながら、持参したおにぎりをいただく。
 


▲31番の観音堂はなかなかに美しい造作と思う。岩壁のくぼみに寄り掛かるように建てられ、建物の後ろは岩壁と一体化している。こういう造りの札所はほかにもある。山を背負うのは古典的寺の様式美である。


 おにぎりを咥えていると、目の前に何かが落ちた。雨粒? 気が付けば、青空は消えていて、天気予報のように曇りの空となっていた。



▲清浄の滝を見上げる。サザンカが美しい


▲最後に振り返って紅葉とともに観音堂


 帰りのバスの時間も気になるので、早々に退散。上ったら下らねばならぬ。そして下りの方が実は体によくない。若干よろよろしながら3本足で下る。まだまだ上ってくる人がいっぱい!


▲このバックショットのおいづる姿は、ライダーカップル。バス停に向かう途中、この姿のまま大型バイク乗って追い抜かれた。すげー、かっこいい! ※おいづるとは袖なし白衣のこと


 山門にお杖を返却し、時間を確認。多分急げばバスに間に合う。
 「多分」というのは、完全に圏外で、バス時刻表が検索できなかったからである。帰りは若干下りなので、少し早足で。しかし途中でふくらはぎが攣りそうになり、自重する。

 そしてバスの時間ピッタリにバス停に到着。
 ホッとするのもつかの間、バス停にはかなり長い列ができており、結局立ったままバスに揺られること約1時間となった。
 


▲紅葉は来週の方がきれいだろう。近頃は、こういう色変化途中の樹形を指して[七色かえで]とか呼んでいるところもあるらしい


 とにもかくにも、あと1番。
 来週行ってお仕舞となろう。きっと結願の寺も込んでいるんだろうなぁ…。

 腰の状態はかなり良くなった。まだ若干違和感はあるが、とりあえず今日は約12キロ歩いたわけだし…。再来週も大丈夫だな、きっと。



 そういえば、今日は「西武トレインフェスティバル」が横瀬駅で開催されていた。横瀬駅では鉄の皆さんが大盛りであった。
 車窓から撮った999デザインの西武列車。今日は本川越から横瀬まで直通運転したらしい。