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お台場から2つのタワーを見る

2017-12-10 01:10:00 | 花火

▲え、先週と同じ!? そ、そんなの気のせいですよっ!

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 12月は毎週お台場。10分だけだし、ほとんど同じ演出だしって何年も通っていて分かっているのに、なんだか行かねばならぬ気がするのだ。日ごろあまり行かないエリアなのに、この時期だけ異様な出現度である。
 まぁ、撮影場所がいろいろ変えられるというのもミソなんだけれどね。

 今回は、所用で前週よりは到着が遅くなった。昨年あたりから何度か見る中央部の照明回廊もいいなぁと思いつつ、デッキを降りてトコトコトコトコウロウロウロウロ。西の端っこはさすがにガラスキだったので、そこで三脚展開。
 一度やって見たかったダブルタワー狙いである。多分、意味ないし、需要ないし後続の人いないと思うけどwww

 ということで、後ろの東屋で酒盛りしているグループがいたり、そのグループに逆切れしている小学生がいるし、中国人がやかましかったりしていたが、打ち上げ開始でございます!!



▲見づらいだろうから、注釈入れてみた(比較明合成)

 ここの定番は東京タワーとレインボーブリッジなのは当たり前なのだが、ある日気付いた。

 「あれ、あんなところにスカイツリーがある」

 でも東京タワーとは反対側だし、ライトアップ暗いし(LEDはあまり明るく見えない)って思ったので、それきりにしていた。まぁ、その後もお台場に行けば、あー、あそこにスカイツリーいるなぁって意識はしていたけれど、撮るかと言われれば、もともと興味ないこともあってあまり本格的に考えていなかった。

 それがこの日は唐突に撮ってみようかと思った次第である。
 幸いというか、私の常用レンズはかなり年季は入っているが広角。ファインダーを覗いてみれば一応両方入るということが分かったので、モノは試しと撮ってみることにした。

 スカイツリーはライトアップが近くにある東京タワーに比べても暗いから、後から十分に露光した画像を比較明合成すれば何とかなるかと…。



▲単発の玉を何発か重ねて


▲屋形船は右の湾奥に集中するもなんだな。まぁ、そちらの方が花火正面だから当然なんだけれど


▲これにはスカイツリーは入っていない


▲うん、これも先週とおな… (比較明合成)


▲サンタやツリーなどの型物も上がるんだけど、向きがいまいちでスマイル。型物は絞りを開けるから比較的照明もきれいに撮れる


▲アンバランスなんだよなぁ…


▲これを見ると、この位置は正面ではないことが分かる。扇の位置が斜めになっている。


▲フィナーレの錦。ホントのフィナーレは銀なんだけれど、錦の途中に上がり始めるから、絞り調整が間に合わないんだよなぁ…


 花火は長時間露光が基本なので、通常の撮影でもわずかにスカイツリーは写っていたりする。暗い花火ほど絞り開放なので、よく映るんだけれどね…。



秩父夜祭が生誕祭

2017-12-10 01:03:00 | 花火

▲日本芸術花火大会 2017CHICHIBU YOMATURI HANABI SPECIAL VERSION「虹色のグラデーション」山梨県 齊木義彦(齊木煙火本店)
 結局競技会ではなく、ここで最高の虹を見たということだけが悔やまれる。

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 秩父夜祭は日付固定の祭りである。12月3日が本祭。前日に宵宮が行われる。昨年は金土開催で、今年は土日開催。来年からはしばらく平日開催が続く。

 そして12月3日は私の誕生日だったりする\(^o^)/。
 なので、この秩父夜祭は個人的には誕生日プレゼントなのであるw しかも芸協玉対打ちだよ!!

 あ、世界無形文化遺産の笠鉾の行事の方は全く興味がないわけではないのだけど、圧倒的に花火の比重が高くなっている。
 笠鉾が祭りの主役だが、主役だけにそれを見るための混雑ハンパないからなかなか近づけないのだ。昼のうちか、もしくは観光客が引けた後に見るかしかない。屋台芝居とか曳踊りとか、ギリ回しや団子坂以外にも笠鉾には、見所がたくさんある。

 ということで、行きはのんびり各駅停車で秩父に向かう。
 駅前の商店街が様変わりしていて、温泉施設もできたけれど、それらには見向きもせずに芸協ポイントへ。大玉だけ離れた場所で上がるので、花火クラスタはたいていそちらに足を向ける。そして、その場所は祭り会場からは離れるため(当然屋台とかは見られないし、音響もついていない)、混雑とは無縁である。

 三脚だけを置いて、秩父神社にお参りに。だいぶ遅く行ったので、すでにどこぞの屋台に灯が入り、幻想的な様子をチロッとみられただけで満足。行きも帰りもメインルートは混雑しているので、裏道とか空いている道を選んで歩いた。

 戻ってきたころには、すでに人の顔を判別できない頃であった。あわててスタンバイをし、芸協打ち上げを待つ。


▲日本芸術花火大会「昇小花八重芯ステンド牡丹」静岡県 田畑朝裕(田畑煙火)


▲日本芸術花火大会「昇小花付ひまわり千輪菊」静岡県 小口昭三(三遠煙火)
 素朴に、三遠さんの名義っていつ書き換えられるんでしょうかねぇ…。


▲日本芸術花火大会「昇曲導付松島の夜景」新潟県 小泉英一(新潟煙火工業)
 撮り方に迷う松島は、私は和火が写るように撮っている(このブログだとあんま見えん…)。あと、武甲山が写っている!


▲日本芸術花火大会「昇小花ステンドグラス千輪」福島県 菅野忠夫(菅野煙火)


▲日本芸術花火大会「栄光の華」東京都 細谷圭二(ホソヤエンタープライズ)このグループに入っているってことは、やはり千輪の部類なんだな…。


▲日本芸術花火大会「昇曲導銀世界千輪菊」静岡県 田畑喜一郎(静玉屋)小割の散りがバランスよくなかったけれど、実は結構好きな花火だったりする


▲日本芸術花火大会「昇小花八重芯錦冠菊点滅群声」茨城県 森武(森煙火工場)芯が美しかった


▲日本芸術花火大会「昇小花八重芯錦冠菊」長野県 田村清治(太陽堂田村煙火店)


▲日本芸術花火大会「昇天銀竜万華鏡写輪丸」秋田県 久米川正幸(和火屋)


▲日本芸術花火大会「昇曲導付彩花芯金閃冠」新潟県 阿部正明(阿部煙火工業)遂に彩花芯の対打ちが…! しかし芯と親星の輝度の差の大きさにまた悩ましい花火が一つ…。


▲日本芸術花火大会「昇小花八重パステルカラーシン銀冠」静岡県 池谷博文(イケブン)こちらは名義書き換えが迅速だった。社長にも復帰したとのこと。


 同じ芸協花火なのだが、後半は「2017CHICHIBU YOMATURI HANABI SPECIAL VERSION」となっていた


▲日本芸術花火大会 2017CHICHIBU YOMATURI HANABI SPECIAL VERSION
「輪廻の賛花」群馬県 小幡知明(菊屋小幡花火店)
 最後に明るくなるが、大半が和火で暗いからって開放していたらスーパームーンの明るさに負けてしまった…orz


▲日本芸術花火大会 2017CHICHIBU YOMATURI HANABI SPECIAL VERSION
「天空のユートピア」秋田県 今野正義(北日本花火興行)
 

▲日本芸術花火大会 2017CHICHIBU YOMATURI HANABI SPECIAL VERSION
「ラピスラズリ」愛知県 磯谷尚孝(磯谷煙火店)
 今年の大曲の自由玉が早くも対打ち。大曲の時も思ったのだが、ラピスラズリってもっと群青色だよなぁ…。


▲日本芸術花火大会 2017CHICHIBU YOMATURI HANABI SPECIAL VERSION
「南国のChistmas tree」山梨県 山内宏(山内煙火店)
 12月向きの玉名


▲日本芸術花火大会 2017CHICHIBU YOMATURI HANABI SPECIAL VERSION
「昇木葉付きひまわりの花」長野県 篠原茂男(篠原煙火店)
 今年はいい向きに咲いてよかった。


▲日本芸術花火大会 2017CHICHIBU YOMATURI HANABI SPECIAL VERSION
「ブルームーン(青い月)」秋田県 小松忠二(小松煙火工業)
 満月も入れてトリプルムーン!!


▲日本芸術花火大会 2017CHICHIBU YOMATURI HANABI SPECIAL VERSION
「昇曲付三重芯銀点滅」茨城県 山崎芳男(山崎煙火製造所)


▲日本芸術花火大会 2017CHICHIBU YOMATURI HANABI SPECIAL VERSION
「昇曲導付夕映えの椰子」長野県 青木昭夫(紅屋青木煙火店)


▲日本芸術花火大会 2017CHICHIBU YOMATURI HANABI SPECIAL VERSION
「四季の彩艶」新潟県 本田正憲(片貝煙火工業)
 今年ひっそりと芸協に名を連ねていた片貝煙火。大曲の自由玉を対打ちで。


▲日本芸術花火大会 2017CHICHIBU YOMATURI HANABI SPECIAL VERSION
「キラキラ万華鏡」茨城県 野村陽一(野村花火工業)
 大トリは野村さんで…。


 さて。この後も花火は続くのだが、打ち上げ場所がかなーり変わってここからでは遠くなる。ということで、荷物を片付けて三脚担いで移動開始。

 とはいえ、そちらの方は花火を見る穴場もきちんとした場所もないので(あるにはあるが私設有料席だったり)、花火と花火の間に移動しながら、何となく見えるところに三脚を立てるというスタイル。一般観覧客もそんなスタイルで道々に立ったまま見ている。


▲煙火主催町競技花火大会より
 人様の玄関先から斜めに花火を望む。停車していた車に花火の反射が…


▲煙火主催町競技花火大会より
 花火の合間に歩いて、次の花火が始まった場所の近くに人が集まっているところがあり、民家の間の後方から。


▲煙火主催町競技花火大会より
 またまたとことこ移動して、ここは民家もなくて比較的見やすかった。

 今年は、最終ではないレッドアロー号を取っていたので、そろそろ駅の近くに移動する。途中の和菓子屋で売り切れた「秩父餅」代わりの大福を買っているうちに。大玉スターマインが上がる。(あ、大福こしあんがおいしかったです)。



▲今年もあったよ、「ここさけ」スターマイン
 秩父市役所の裏というか表というかの国道140号線は、祭り終了までは自動車通行止め。多くの人がここの道路でも花火を見ている。その中に混じって以後撤収時間まで花火を見る。


▲虹のスターマイン(紫)


▲虹のスターマイン(緑)


▲虹のスターマイン(紅)


▲虹のスターマイン(青)

 それぞれの花火の最後に大玉が上がるのだが、それは先ほどまで芸協花火が上がっていた遥か右方。かろうじて見える場所なのだが、一体化に乏しいよなぁ…。


 この後に(金)も続くのだけど、ソロっと撤収。(金)もフィナーレの黄金の滝も駅に向かって歩きながら見ていた。
 あ、市役所のところから何台かの屋台が御旅所に連なっているのも見られたのは、かなりラッキーだった。

 今年は電車トラブルもなく、スムーズにレッドアロー号に乗車。当然、この日の席は全車満席表示なのだが、私の隣はずっと空いたままであった。
 所沢で下車、横へ横へと乗り継いで、帰宅したのは日付変更線を超えた後であった。

 今年もいい誕生日花火でした。