▲突如大きな扇がパーーーン!山門より高く打ち上がる
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窪寺観音正覚院。おそらく普通の方々はこれは寺とは分かるが、どこにあるかは知らないと思う。ところが、花火マニアの間ではめっぽう知名度の高い寺だったりする。
長野県長野市安茂里地区にあるこの寺は、十一面観音を本尊とし、和算の算額などが奉納されている。山のなだらかな斜面に民家が立ち並び、その一番奥にある寺。
その安茂里に花火界では有名な紅屋青木煙火店がある。その筋ではレジェンドと呼ばれる花火店だ。そして、レジェンドらの墓がこの正覚院にある。
マニアはこれらを見つけてぶち上がるわけである。ちなみに故 池田満寿夫氏の名を刻んだ石柱もある(戦後長野市に住み、両親の墓がこの寺にあるそうだ。満寿夫氏は別の所に墓があるが、こちらの正覚院にも分骨されているらしい)
高速バスでのんびり長野入りし、御開帳されている善光寺に参り、ペヤングやきそばを買ってから正覚院へ。昨年と異なり、平日の正覚院は人少なであった。
それでも昨年はなかった屋台が立ち、祭りの雰囲気。
よくよく考えたら、週末だった昨年と異なり、今年の祭りはド平日の月曜開催であった。みんな早くから来るわけがない。天気予報通りの雨の中、ぽつーんと傘を差しつつ、時間をつぶす。打ち上げまでまだ数時間。坂を下って、飲食店やスーパーに行くことも考えたが、戻ってくるときに再度坂を上るのをのめしこいて、トトロ状態w
そうこうしているうちにポツポツと知った顔が到着。おでんを食べたりしながらさらに時間を待つ。花火師が本日の花火の準備をするのをボーっと眺めている。
夕方になり、地元の子どもたちがやってきて、少し賑やかに。そして天気予報の通り、19時前に雨が上がった。
▲花火の根元をご覧ください。地元の方のお墓が!! そしてお墓を見守るスタイルの地元の観客(はるばる県外から来た人もいる)今年は境内の桜もギリギリ残っていた。
▲もちろん、お墓に関係ある地元のご家族もこの花火を見るのを楽しみにしている
▲左側にある月光院の裏から単発の打ち上げ花火も
▲八方も
▲芯入八方も
▲まわれまーわれ♪お墓花火♪
▲小さくてもナイアガラの滝が!
▲あ、言い忘れていたけれど、音楽付きのミュージックスターマインだったりする
▲お墓からの花火と月光院裏からの花火のコラボ
▲鮮やかな色の扇花火もド派手に
▲2台になったよ!!
▲フィナーレ!!!!
花火の間は、雨も降らず、程よく風も吹いて、絶好のコンディションだった。
この祭りは4月18日という日付固定。昨年は日曜日開催だったが、今年は月曜日に開催。これが良かった。
この界隈のバスは、月~金は1時間に複数本運行しているのだが、土日にはそれが全くない(ちょっと離れたところの別ルートになる)。今年は平日回だったので、寺から数分の所のバス停から長野駅に。駅の施設もまだ営業しており、そばを食べ、お土産を買って、ゆっくりと新幹線(もちろんえきねっとの割引で)で帰宅した。