▲名古屋港 スターライト☆HA・NA・BI
夜空に咲くダイヤの指輪
昼前に名古屋に入ってホテルに荷物を預けてから、多治見へ。
美濃焼きの産地のひとつである。
基本あまり観光客に親切ではないのだが(笑)、一応「オリベストリート」なる見どころがある。
まずは本町オリベストリートへ。
黒壁、格子窓、卯達、蔵の家が点々と残り、ちょっとした趣のある通りである。そこに器屋や骨董屋、ギャラリーなどが店を構えている。
一見目であれホシ~これホシ~という状態になるが、一生懸命自制。しかし一回りする頃には焼締の酒器がリュックに入っていた。だって、名古屋市内の店で買うより2割引の窯だし価格で売ってくれるんだも~ん! その後、小鉢と中鉢を買って撤収。こっちも正札の半額ってもんだし…。
慣れない道を名古屋友達に運転してもらい(なかなかに運転手泣かせの町である)、山の上のセラミックパークへ。
カントリーフェアというイベントを目掛けて行ったのだが、すでに撤収モードだった。まぁ、陶器ではなく雑貨のイベントだったので別にいいんだけれどね。焼物の町のカントリーフェアとういから、てっきりマヨリカ陶器のようなものが来ると勝手に勘違いしていたのだよ。
そして、もうひとつのオリベストリート、市之倉に行ってみた。
ここは、職住近接というか、家の横やら裏やらに工房があるというところ。おそらく、平日の昼とかなら作陶風景などを見ることもできるのだろうが、祝日の夕方しかも雨粒が落ちてくるような状況では、非常に残念な町歩きとなってしまった。
4月や10月にはイベントがあるようだから、今度はそんな時に行ってみようかな。
翌朝はクリスマスイブである。
まだ真っ暗な時間に起き出して、市営地下鉄の始発にあわせてホテルを出る。目指すは名古屋港。名古屋港に着いたときはまだ夜明け前。朝焼けの中、カモメが整列してお出迎えしてくれた。
なのにすでに三脚が立っている~! 後で聞いた話によると、どうも3日前から場所取りが始まっていた模様…。ベストスポットには入れなそうだったので、その下の斜面に場所取りをする。
まぁ、それでも十分に「物好き」である。
一旦ホテルに戻り、冷えた体を温泉で温める。
宿泊したホテルはビジネスホテルであるが、名古屋中心部には珍しく天然温泉がある。まぁ、加温循環は致し方ないが、よく温まるのでうれしい。すでに主な宿泊客はチェックアウトしていたので、貸し切りで温泉を堪能した。
9時過ぎにホテルを出て、一旦名古屋駅へ。コインロッカーに荷物(主に昨日の焼物である)を入れる。
そこから、モーニングバーキングをしているカフェへ。490円でサンドイッチを含むパンが食べ放題。ゆで卵も1個ついてくるというもの。しかしこれって、食物繊維が足りない~。申し訳程度にサラダも欲しいなぁというのは贅沢だろうか。
夜まではまだ時間があるので、とりあえず会社の名古屋事務所を訪問してみる。もちろんサンタクロース的手土産は用意してあるさ~。
しかし、私は有給休暇で相手は通常勤務だから、あまり長居をしてもいかんと早々に退出。いくらイケメンでも仕事の邪魔をするわけにはいかんしね。
途中の駅で天むすを仕入れ、名古屋港へGO!
一応、さっきの場所がうっかり撤去されていないかを確認。そしてやはり知り合いに会う(笑)。まぁ、彼女は別格だからね~。
おにぎりを食べてもまだ日は高い。
名古屋港水族館へ足を伸ばす。イルカを見たり、イワシを見たり、カメを見たり、ペンギンを見たりしながら、館内をゆっくり回る。
ここのアイドル・ジンベイザメはもういなくなってしまったが、結構楽しいところである。メインどころ以外はは水槽がちょっと小さいかな。カップルの後ろに立って見ながら思った。小さい子並みにしゃがんで水槽にがぶりつきな私も、結構な迷惑だったと思われるが(笑)
日が傾いてきたので、再び現場へ。
しかし、まだまだ人は少ない。真っ暗になってからも人は増えず、ヘッドランプで読書をしながら寒さをやり過ごす。いや、やり過ごせなくて特大肉まんで暖を取ったけれどさ~。
そして7時。
さすがにその頃になると結構人がやってきてにぎやかになる。それでもまだ結構余裕なんだよね。名古屋の同僚も知らないイベントだから、まだ知名度が低いんだねぇ~。
カウントダウンとともに、花火打ち上げである。
磯谷煙火店の手による花火は、特徴的。万華鏡(ちなみにこの会社が商標登録している)やらミルククラウン、光の宝石、光のオブジェなどが音楽にあわせて打ち上げられる。
そのタイミングは見事。音楽のさびにあわせて花開くように、そのちょっと前に打ち上げる。今は花火の打ち上げはコンピューター制御がほとんどだが、そのプログラムが優れているってことなんだよね。
ところどころで尺玉も上がり、思わずはみ出してしまう。
そして打ち上げ終了。わずか30分のイブの夜の夢であった。