此処3年、コロナで祭りが中止になって町会の行事もほとんど無かったのでぶっちゃけ、予算が相当余りました。(とは言っても小さい町会ですので多寡が知れていますけど。)其処で普段なかなか購入出来ない物をこういう時にゲット」するのもありですよね。
議題に上がったのが子供半纏です。かなり古く少し傷んでいる物もあります。(前のも、まだまだ十分使えます)色々探して出来たのがこれ!
熊野さんの氏子は皆この「八咫烏」を誇りに思っています。
人間というのは「無いものねだり」をする傾向があります 。新しいものを見ると「それを着たがり」人が古いタイプを着ているのを見ると「やっぱりそっちを着たい」と思います。ま、神輿を担ぐ人数分は十分にあるので、毎年交互に着てもいいかな。
大人神輿の装束に子供たちは憧れていましたが、このニュー半纏が出来て着れることが出来ると猶更、「頑張る」というもんだ。全国の神輿の連盟は「いろは」の町火消しが母体になっていまして、他の処よりも一番権威があるそうです。(大きくてもね。)
この八咫烏の紋所を半纏に入れるのも、地元の氏子だから許されるんだそうだ。以前、新橋の「烏森神社」のお手伝いに行ったときに「よそ者」に「これは拙いだろう!」と言われましたが、熊野さんの氏子だと分かると、謝罪してくれました。
町の神輿は当たり前のように神輿を担いでいますが実は色々な「しきたり」ががあるもんなんですね。
神輿の掛け声は昔から「ワッショイ」が基本でしたが近年「ソイヤー」になりました。三社でも神田明神、富岡八幡宮も神輿同好会が参加していまして、区間を割り当てられるのですが、この「ワッショイ」は2拍子で歩いてしまい、結果すぐに終わってしまうので1拍子の「ソイヤー」になったんだとか。
因みに「ワッショイ」は「輪背負い」が変化したもの、「ソイヤー」は「背負いやー」が変化したものと聞いています。