高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

山登り

2006-07-04 23:54:39 | 日記
◆ニセコアンヌプリ登山
 久しぶりに登山に自由の森学園の高校生達12人と行ってきました。黒松内は曇り空。岩内は夏の日差し。ニセコの山はガスの中と地域ごとにまったく違うお天気でしたが、頂上へ着く頃より雲が徐々に上がり、みごとな風景を堪能できました。

◆高校時代
 歌を歌いながら歩く彼等、なぜ人を愛するかを議論する彼等、どうも○○○か・・暗闇へ散歩する彼等・・・と接していると、もう35年も前になる自分の高校時代が思い出されます。高校時代は何もかもが充満し、充填していた日々だったような気がします。自分のアイデンティティを左右するような価値観が固められた時代、初めて「生きる」ということを真剣に悩んだ時代だったなあ・・。

「黒松内に修学旅行に行くのなら、黒松内だけにしかできないことをしようと思っていた」 でも・・、
「カヌーにも乗った、みんなでご飯を作って食べ、寝た・・。 そのひとつひとつが、今、ここでしかできないことだとわかった」
「それを知っただけでも、黒松内に来た意味があった」

深遠な人生観の気づきを得た生徒さんもいました。

夜は、お世話になった方々をお招きしてさよなら交流会をしました。彼等の合唱は、とても素敵でした。 そして、ひとりひとりから感想が述べられました・・・。 ゆっくりと過ごす時間の大切さ、食のこと、子ども達と自分を解放して遊べたこと、ブナの大きさに感動したこと、星空や青空がきれいだったこと、何気ない日常の素敵さに気づけたこと、人の優しさ、あたたかさを感じたこと・・・を ひと言ひと言 自分の心の内を確認するようにゆっくりと丁寧に話してくれました。 

この仕事を、黒松内でやって来て・・・間違ってはいない、と私にも改めて確認ができた言葉でした。

どうもありがとう。
コメント (2)
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