もう、自然学校時間(サマータイム)で夜12時を回りそうで、眠たくなっているのですが、昨日の夕刊の見出しに、何か書かなくてはという衝動に駆られてしまって、目が覚めてしまいました。
企業内失業 607万人 年収300万円未満 雇用者の5割 非正規雇用者の増加 アジアへの輸出増加が景気回復の起点になる・・・
つまり企業の余剰人員が607万人もいるので、景気対策が必要だという警鐘を2009年次の経済財政白書が鳴らしているという記事。
この手の社会情勢分析は、事実なんでしょうが、何を基準にして年収の高低を比較しているのか・・・? 今更、輸出増加を言うのか・・?
景気は戻るのか? 中国を始めとするアジア諸国の台頭で、さらには南米などの途上国の発展が続く中で、日本の浮沈は・・? 輸出型産業構造に望みはあるのか?
日本の現在の実力を正当に評価することが、政治家や経済界の重鎮、マスコミ、評論家には、もはやできなくなっているのではないだろうか?
公務員ですら、非正規職員が5割を超えている自治体もあり、同じ仕事をしている人の年収差は3倍もあるケースがざらにあるらしい・・・。
企業や行政だけでなく、第一次産業従事者の年収を含めれば、日本全体の個人所得の格差は相当に大きくなっている・・・
これを解決していくには、価値観、特に経済価値観のパラダイムシフトしかないと思うんですが・・・。そして、そのため、それに伴う 社会サービスの大きな質的転換しかないと思うんですね。
公務員さんの収入も下げて、国民は税金をより払い、社会サービスをまずは、充実してゆくことから、国民の体力を付け直す50年くらいの大計が必要だと思うんですが・・・。
こういう経済分析や統計を作っている人、マスコミの方々、評論家の方々の現在の生活、収入を基準にされていたら、将来の危機を抜け出すことは できないんじゃあないかな・・と 私は 思うわけです。