高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

小さな集落

2011-04-01 23:12:49 | 日記
今日は時折余震が続いています。
ジョイとふたりで、入手したポンコツディーゼル車で鵜住居川河口の対岸の半島の集落を回ってきました。ちょっと車で通るには、石が落ちて来ないかと山の斜面とにらめっこでした。

まだ、車が通れるくらいにしか、瓦礫となった場所を整理していないので、震災直後の見たのと同じような風景が広がっており、心臓が締め付けれる思いがしました。声もでません・・。今さらながら津波の威力に驚かされると言うより、恐怖を感じます。

被災者はすべて釜石方面へ避難していますが、被害を免れた家庭が孤立してしまっていました。未だ電気、水道、通信も不通です。自衛隊が食糧を供給しているので、当面は困るものはありませんが、やはり灯油不足、ガソリン不足、生鮮野菜不足の状態です。第5陣からの報告で、灯油や北海道からのジャガイモ、ニンジン、野菜、ホウレンソウなどを届けました。お年寄りを診療所へ連れてゆきたいという要望もありましたが、なんとか車が動かせるのでその御用もなくなりました。

先端の白浜地区は、高台に集落があるので港の近くの家が10軒くらいでしょうか、流されていました。ここはガソリンの配給場所にゆくにも車で30分以上かかります。住民の方々が行方不明者を捜索している状態でした。 発電機のガソリンが心配だということなので、明日、再度配達に来ることにしました。

今さらながら被害の甚大さを感じた日でした・・・。
コメント
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