高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

原発についてのパブリックコメント

2012-07-07 11:09:17 | 主義・主張
 国は、日本の将来の原子力発電の依存度を8月下旬に決定します。その前に意見を集めていいます(パブリックコメント)。これにコメントする場合は、住所や氏名を記載しなけばできません。つまり無記名投稿はできません。 ほっておくと、推進派の人達のコメントばかりになってしまいます。

 いまこそ、しっかりと国民ひとりひとりの意見を国によせましょう。

内閣府が集めています。「パブリックコメント」のやり方

①自分の意見をまとめておく
②以下で提出方法を確認
 http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120702/20120702.pdf
③以下でコメントを書き込む(7月31日まで)
 https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0027.html

私が投稿したコメントは・・・、

自然エネルギーを中心とした原子力発電を除くエネルギー​ミックスが日本がとるべき道です。 原子力と安全保障の​問題を連結させるべきではありません。原発ゼロを施策とすべき。

10数年で大震災が2度、そのほかにも規模の大きな地震​が多発しています。地球地質的に見て、プレートの境にある地震多発地帯の日本列島で原発を推進することは、危険​極まりないことです。 東日本大震災の原発事故で得た最大教訓です。
 また、日本は人口減社会、高齢社会に突入しています。​このこともしっかりと見据えて、エネルギーや経済のことを考えるべきです。 経済成長のための原子力によるエネ​ルギー確保は、すでに収支算数が合わない。 日本経済は​人口減と併せて縮小していくことをしっかりとイメージす​べきです。経済が小さくなることは悪いことではない。その発想転換が必要。

 電気をどんどん作り、使えは、もう日本の将来のスタイル​にあっていない。小エネルギー消費でも豊かな日本社会の​構築を目指すべきだと考えます。
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現代遠野物語 続き

2012-07-07 08:54:57 | 日記
「中村集落の商店知っているでしょ。あの横の道をずっと行くと、水工場があっから」
と どんぐり広場のレジの笑顔の素敵な美人なかあさんがいいました。

「中村の商店の横の道、ずっと行けば、水工場があっから」
とボンネットトラックの運転手さんの菊池さんも ひとなつっこい笑顔で教えてくれました。

興味をそそられ続けた私は、もう、行って確認するしかないなと 私は車を走らせたのでした。

どんぐり広場からさほどいかないところに中村集落があります。 その商店の横の道は軽トラックがやっと通れるくらいの細いアスファルト道です。 私が運転するワゴン車ではいっぱいいっぱいの車幅でした。
入り口は小さな水田がへばりつくようにありますが、深い山の中です。 狭い道には民家が建っていますが、それも徐々にまばらとなり、小さな沢沿いの家も少しずつ間隔があいてきました。 通りすがりの家の縁側に座っているお年寄りが手を振ってくれました。  見知らぬ車が上がってくることなんてあまりないでしょうに・・・。 何やら それだけでも 昔に入った・・タイムスリップしたような感覚でした。

道はずっと、続いていました。 ほんとにここでいいのか・・・。
そのうち、人家が無くなりました・・・。
ついには、舗装は切れて、深い木立の中のまったくの林道となりました。

ほんとに水工場があるんだろうか・・・私は不安になりました。

薄暗い林道は、凸凹となりました。ヘアピンの曲がりもあり、坂もあります。
水工場を作るときに建設資材を運ぶトラックなんか通れるのだろうかと疑問になるような林道でした。

こんな道が、ずっとずっとずっと、ずっと 続きました。

そして・・・、その行き着きに・・・ 白い建物がやっと見えたのでした。

水工場に入ると 2,3人が作業をしていました。 声をかけると驚いたように顔をあげ・・・、よそもんの私をいぶかしそうに眺めたのでした。

事務の女性を紹介してくれました。

出てきた女性がこれまた 山中には居るには びっくりするほどの美人!

コーヒーをごちそうになり、しばし 工場のことをお聞きしました。

帰りには、このお水をひと箱、頂戴したのでした・・・。




****
落ちを考えれば、ほんと 民話が作れそうだなあ・・・。

「小さな山の水工場は、なかなか水が売れなくて苦労をしていた。それにもかかわらず、山中を訪れたよそ者の晴太郎爺さんに、人里離れた山中にある水工場を守る、歳を重ねた美しく優しい事務員さんは、お菓子やコーヒーを出して歓迎してくれたのでした。そして、帰りには おいしい水が入った竹筒をごそりと分けてくれたのでした。

 都会に帰った晴太郎爺さんは、その水を親類縁者ばかりでなく、偉い先生や商売上手な商人に分け与えたのでした。 その甲斐あって、橋野の水はとても有名となり、水工場には注文がたくさんくるようになり、水工場は借金も返せ、従業員はみんな幸せになったんだとさ。 めでたし、めでたし・・」

この話は・・100年も続いて、新遠野物語になりました・・・・・、なんてね。

遠野民話の締めは・・・どんどはれ・・かな?


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