高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

時が流れる・・時を流す

2012-09-06 23:31:36 | コラム風味

気がつくともう、9月。ついこの間、大雪の中の正月だったのに・・・。 今年もあと120日・・・。

地球は24時間で回ると誰が決めたんだろう? 60進法がかなり都合よく宇宙の動きを説明しやすかった?
いずれにしても、時は人が決めた人が暮らすには便利な基準だ。

その長さ「時間」の感覚は、ある人には早く、ある人にはゆっくりと感じることがある。子どもと年寄でもその流れ感は異なる。
最近では、あっという間に誕生日がやって来てしまう。ついこの間、50歳になったばかりなのに、えっ、100日後は58歳だ!

以前よりも年齢を意識するようになったかもしれない。

こう書くと、いかにも忙しそうに聞こえるかもしれないが、あたしは1年を3年、5年分生きているような気がしているので、5分を15分、25分でゆっくりと生きているかもしれない・・・。

 これまで、複数のスタッフが、「もっとゆっくりとした生活をしたとい」と、職場を離れていった。 私の一見忙しそうな生き方、突っ走りに伴奏していて、息が切れそうになったからかもしれない。

 先日、その元スタッフと、ほろ酔い加減で話す機会があった。

 「ねえ、ゆっくりしたいとやめたけどさあ、俺はさぁ、いつも忙しく見えるかもしれないけどさあ、実は、けっこうゆっくりと生きているんだなあ。」
「・・・・・」
「わからないよなあ、俺の言っていること。 でもね、この仕事を続けていれば・・、40代、50代になったらわかるよ」
「・・・・・」
「あー、高木が言っていたことは、こういうことだったんか、正しかったって、そう思う時がくるよ、絶対に!」
と、酔眼で見つめて、おじさんは、言い切ってしまいました。

 時間って、感覚的なものですから、日常の生活サイクルだけに、自分を合わせていては、忙しいと感じてしまいます。

 時には、季節というサイクルに、時には宇宙というもっと大きなサイクルに、時間感覚をチューニングできると、別の時間軸に、「自分」を乗せることができるようになります。 すると、通常時間で計る一日が、別の時間軸で何日、何十日分も生きたと感じられるんだなあ。これは、初めての体験の密度にもよると思います。 子どもの頃は、学校が終わって、遊びまわって夕食までの時間が、随分とあったと感じますよね。

ちょっと、お月さんを見上げた時、30秒くらいかもしれないけれど、1時間くらい見ていた位の時間密度が凝縮している時があります。

だから、あたしがこれまで生きてきた「時間」を 人間時間だけに換算すると・・・、
たぶん、もう300年分くらいは生きているなあ・・・とも思います。


時の流れに任せるんでなくて、意識的に、いろいろな「時」を流すのです。

だから、ゆっくりなんだなあ。
これって、わかるかなあ・・・・・
コメント (2)
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水辺の遊び

2012-09-06 02:00:25 | コラム風味
 
 暑い夏が続いています。北海道に残暑などなかったのになあ・・。もう一度、いや二度も三度も海や川へ行きたい私ですが、腰を痛めてしまって・・・、私の今年の夏は終わってしまった・・・。

そんな私ですが、自然学校にやってくる子ども達は、水遊びを楽しみにしています。
黒松内は、全長40数Kmの朱太川を流域とする町で、自然学校から車で7,8分も行けば、海もすぐそこにあります。

でも・・、川の流れは町内どこでも見られるのですが、いつの頃からか、川や海は子どもだけでは近づいてはいけない場所になってしまい、田舎ですら水辺で遊ぶ子どもの姿はほとんど見られなくなりました。

 川や海は、地上と異なるたくさんの生き物が住む環境です。しかし、知識でそれを理解していても、本当の違いは、その中に入らない限り分かりません。だからこそ、大人が安全管理をしてあげながら一緒に水中の世界を楽しんで欲しいものです。

 自然学校の川や海の体験活動は、北国仕様です。上下に分かれた雨具を着て遊びます。これは優れ物です。乾きやすいジャージーなどを下に、ライフジャケットを一番上に重ね着するように身に着ければ、全身が水に濡れても、ちょっとしたウエットスーツとなり保温効果もあります。気温の低い日の海水浴でも、私達はユニフォームとしています。

 そして、水遊び用の箱眼鏡は異なる世界を覗くための必携品です。石の間に隠れているカジカなどを探し、手持ちの網で捕獲するのにも使います。この「探して捕まえる」という一見単純な活動は、鬼ごっこにも通じるもので、我身の安全管理能力を高めるためにも、子ども時代にたくさん経験すべき体験活動であると考えています。

 週末から来週にかけても、海、川の活動に子ども達がやってきます。

残念ながら・・・私は・・・見ているだけの人になります・・・。

ちょっと・・かなしい・・・。

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