本日からは自然体験活動指導者養成講習会を北海道十勝地域の鹿追町で実施します。主催は、鹿追町子ども宿泊体験交流協議会です。 子ども達に農山漁村での学びの機会を作り出す、子ども農山村交流プロジェクトの流れを汲む事業です。
この資格認定講習会は、民間で青少年の自然体験・野外教育を実施している団体の全国ネットワーク・NPO法人自然体験活動推進協議会が実施してきた資格制度(CONEリーダー)と国立青少年教育振興機構が連携して、2014年度から始まった「自然体験活動指導者認定制度・NEAL」で、NPOねおすが今回は運営しています。
びっしり終日使いの3日間講習ですが、参加者は20名を越えています。鹿追町で子ども達の受け入れを始めている方々(農家、地域の方々)、子どもの自然体験活動のボランティアリーダーをしている大学生、畑のガイドを実際に展開している人、年齢は20代から60代と多彩です。
本日のひとコマ目は、私が担当。どんな方々が参加しているかお互いに知り合えるアイスブレーキングから始めて、「自然体験活動の意義」 自然と人、人と人、社会と自然を繋いでゆく仕事の意義とは・・・・と1時間半の持ち時間。これからの時代を生きる子どもたちに「どうにかするチカラ」を育むことへの思いへの語りは・・・、中国社会の草の根NGOの若い世代の動きを肌身に感じて来たばかりなので、熱が入りました。 自然体験活動の意義については、もちろん基盤となる考え方があり、それに持論を交えて紹介はますが、暗記し覚える類のものではありません。「なぜ、自然体験なのか?」その命題は各自が持ち続け、自分が納得できる「意義」をカタチづくって欲しいと、私は考えています。
続いては、然別湖ネイチャーセンターのガイド、受け入れ事業のコーディネイターの松本氏による、自然や地域の見方・・・ お昼をはさんで実際のガイドを体験を然別湖エリアで実施しました。
然別ネイチャーセンターは、子ども、高校生、一般の方々の森のガイドやカヌーなどを通年実施している団体です。 然別湖畔で開催されている「氷のコタン」の見学から。 地域の人たちとたくさんのボランティアさんにより作られた氷の村です。 ねおすを始めた頃、15年以上前に、ねおす実習生を送り込んで製作に携わったこともありますが、その造形のクオリティは、ずっとずっと進化していました。
松本さんによる冬の森のスノーシューガイドを体験。
研修会場に帰り、実際のガイドを体験した感想の言葉出し。 どんなことに留意されたガイドだったのか、こうあったらいいなど・・、自分ごとに落として理想の案内方法について意見交換。
最後は、リスクマネージメントについての概論・導入講義にて、一日目終了。