東電が除染費用の支払いを拒んでいる。こういうことが今、実際に起きている。東電は電気料金を値上げして、単年度黒字の見通しではありませんでしたか?
事故処理と経営の問題は切り離して考えないと、東電のエネルギー供給の持続可能はないという世論も確かにある。一昨年、北海道で行われた経済学の学会の分科会で震災支援の講演をする機会を頂いたが、この分科会のとりまとめで、経営・経済学者さん方は、「これからのエネルギーがどうあるべきか、原発の是非」と「電力会社、特に東電の経営の問題」は別々に考えるべきだと言っていた。
この論理を味方につけようとする姑息なる作戦か?
であるならば、脱原発への経営戦略も同時に策定提示すべきである。
こんな重大なことが起こっているのに、相変わらずマス報道は大きく取り上げることはない。
通貨量を2倍にする位の多大な国債発行を国と日銀は組んで実行している。しかも、その新たに発行する国債の多くを日銀が引き受けている。つまり、日銀がお金を新たに刷って国に貸している。国は日銀からの借金を増やしている。私の感覚からすると、とても、変ですな。
インンフレ誘導・経済成長のために、金融の仕組みが崩壊しかねないようなスレスレの政策をとっているのが、今の日本だと思う。 企業による経済成長→国民の所得アップ→内需拡大路線なのだろうが・・・、東南アジアをはじめとする新興国の台頭、日本の人口減・高齢化の中で、再び公共事業型の財政出動をして、内需が果たして伸びるのだろうか????
この通貨量の拡大は、本当に国益になるのだろうか・・・。
今話題のSTAP細胞の研究についても、なぜ、若い彼女が研究リーダーなのか??? これにも絡繰りがどうもあるようだ。成長経済戦略の中で先端技術の研究費助成も莫大についている。これはこれでけっこうなことなのだが・・・、日本の予算なので、高度な研究は国際的チームで実施してもリーダーは日本人でなくてはならないらしい。 この研究には海外の著名な研究者達(特にアメリカ)が名前を連ね、関連研究をしている。 つまり、日本のお金で海外の研究費も助成している。 一見素敵なことの様に見えるが・・果たしてそうなのだろうか?
実は・・・、理研もたくさんの研究課題を抱えちゃったから人材が足りなくて、若い彼女が使われちゃったんじゃないかいな? 彼女も成果を出すことに、若気の至りで焦った。 この事件?は、彼女の問題だけでなくて、もっと今の研究の在り方・資金・構造的な問題のような気がするね。周りの研究費を使わせてもらっているオジサン研究者の取り巻き連中の方が・・・ずるい????かも。
原発開発だってそうだ。 アメリカの原発メーカーは日本の企業の傘下に入っている。開発資金は日本が拠出している構図だ。 軍事だってそうだ。アメリカは軍事費を減らす方向で、その負担を日本に肩代わりを求めている。
TPPだってそうだ。アメリカの経済圏拡大のためになりつつある。農業のことだけに焦点が当たるような報道ばかりだが、アメリカは、保険、公共事業への参入などなど、様々な自由化を求めている。
勢力圏を広げたい政府が騎兵隊を使ってネイティブインデアンを攻めたように、アメリカン企業が地球の土着民族を攻めている構図だ。あの国の性質は500年前から変わっていないと思うね。
私は懐疑的である。 通貨量を増やしたところで、それが経済活動に本当に反映するのか・・・、新自由主義の金、金、金稼ぎが上手なグローバル企業経営者にお金が集まるだけだと思うね・・・。
国債についても心配だ。日本の国債の9割は銀行を通して国民が保有していると、つい2年前にこれは大々的に報道され驚いたことがあった。ヨーロッパの通貨不安はお互いの国が国債を持ち合っていたから起こったが、日本は大丈夫ですというような報道として、震災後にあった。つまり、国の借金を国民の蓄財で保証していた。 が・・・・、
その構図も変化しつつある。すでに、日銀が2割、海外投資家の保有も1割から2割近くに上昇しているそうだ。
ウクライナ問題も日本にどのように影響してくることか・・・、 ロシアがアメリカの経済制裁・特に資金凍結を見越して、ロシアが保有していた何兆ドルだかの国債をどうも売却した観測が流れている(3月14日)・・・、それをロシアは今のところ否定しているらしいが、アメリカ国債が突然に大暴落したのです。これは他人ごとではありません。 日本はロシアの10倍のアメリカ国債を保有しているんだそうです。 すなわち、日本のアメリカ国債による資産がとてつもなく減少したことになります。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2037.html
安定している日本の国債が海外投資家に大量に買われるようになってくると・・・、否応なしにこれまで以上に世界拝金主義経済に飲み込まれてゆきますがな・・・。 これは止めようもない現代の人類経済社会の動向でしょう。
という、世界情勢を庶民は庶民なりに読んで、アタシはどうしたらいいんだろうと、考えると・・・、
国だけに頼らんで、足元地域のことを考えないと、庶民は生きてゆけない時代に突入しているということなんだと思います。 そう達観してしまえば、やるべきことはたくさんありますね。
食糧の地産自給、福祉の地域社会的自給 が アタシの中のテーマ性として・・、朝っぱらから高まっています。
今日は、春から始めたいコミュニティファームをどうするか? 他町からの自然学校経営についてのヒアリング対応、 そして、週末の「まちづくり人材講座」の調整・・・・。
やれること、やるしか・・ないな!
話は、あちこち行きましたが、元に戻って、東電が借金払わない事件は新聞やテレビニュースでは大きく伝えていませんが、インターネットニュースでは伝えています。 あのフジ産経グループのインターネット報道ですら取り上げています。 それだけ、実は深刻なことなんだと思えるなあ。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131101/dst13110122260001-n1.htm