一、二度しかお会いしたことがないのですが、礼文島にお住まいの歌人であり写真家、自然ガイドの杣田美野里が天に召されました・・・・。
最初は、お子さんが通う小学校で自然体験活動の意義みたいな話をPTAの大会で話させてもらう機会をつくってくださいました。真冬で海が荒れてフェリーがけっ航、帰りに足止めをくらったなあ。 二回目はお連れ合いと経営しているガイドセンターのスタッフ研修というか組織経営のBack Castingのワークショップだったかなあ。 写真句集を持っていましたが、彼女の遺稿となってしまった最新作の「キャンサーギフト」を手に入れました。
「がん患者であることは、けっして幸せなことではありません。でも、命の期限を知り、いろいろなことを諦めたその後で、当たり前と感じていたものが輝きをますことがあるのだと思います・・。」
その内容(短歌、写真、エッセー)は、悲しくもなりますが・・、濃密で美しく、ご自身の命も含めた島の生き物、風も海も、地球の命全体を愛おしく想う気持ちに溢れています・・。
60代後半と、私と同い年なのですが、私は持病持ちと言えども、余命が予想されることなく幸いにも生きております。そろそろ、かつての仲間や知り合いに出会いなおしの旅でもするかなあ・・、その時は最北からと宮本さんご夫妻を第一番と勝手に考えていたので・・・、悲しい・・・。
ページをめくるのが・・、悲しさでくるしいというか・・、
でも、いちページ、いちページをココロでかみしめるように拝読させて頂きます・・。
合掌・・・。