高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

身体感覚と言葉

2015-12-26 21:04:30 | 主義・主張

漢字学習・・・・小学5年生の漢字学習にたまにお付き合いするがあるのですが、考えさせられる場面があります。
 例えば・・、
 「木の芽」は書けるのですが・・、 「春には木々が□ばえる。」  の□が書けない。

 「りえきをあげる」は、漢字で書けるのですが、「利益」が何かわからない。
 同様に、「せいかつをいとなむ」も書けるが、意味を説明できない。
 「かざかみにたつ」もかけるが、その反対言葉がわからないし、風上も風下も その位置がわからない。

 「けわしい山」も、同じ・・・
 私 「険しい山って どういう山なんだろうね?」
 R 「う~~ん・・?  木がはえている」
 私 「それもあるね。 岩があってさ、登ったり下りたりするのに危険な場所があるね」

・・・これはいったいどういうことなのか?

漢字学習がテストのための暗記学習になっているのですね。


意味を一緒に覚えていない、あるいは、様子や状態に対する身体感覚がないからイメージができない。
生活で体感していないということだと思います。
読書をしていない、教科書に出てくる語彙だけになっている・・・。

とんでもない点数をとって、「〇〇〇さんに、怒られるぅ!」 と ホントに泣く子もいましたし・・・。

身近にいる大人が、「わかる?」 と、体感しているときにタイミングよく、質問をし、わからなければ説明してあげること。
感情的・感覚的表現、状態・状況を一緒に認識して、感覚的・感情的、そして目の前の事象を具体的な表現をすることを意識し、子どもと話をすることが大切だな。

こういうことが、子ども達の想像力と創造力をつけてやるためには重要と・・・、自己反省・・・。

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