晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

蛇騒動 5/27

2008-05-27 | 日記・エッセイ・コラム

2008.5.27(火)快晴 蛇騒動

 真夏のような日が2日続いている。昨日皮をむいた杉丸太に防腐剤を塗って乾かす。ふと見ると昨日蛇が現れたところにまたしても別の蛇が現れる。かみさんがヘビレスというヘビの忌避剤を買ってきていたので、谷の堤防に沿って捲く。ナフタリンや硫黄などが入っておりやたらと臭い。結構な量があるが、谷に面している部分、約50mで終了、効果の程は半信半疑だが、増田さんが効いたということだから少しは期待できる。なにしろ増田さんの別荘も横が谷川で、なんとなくヘビの居そうなところなのだ。昼食を終えてふと見るとヘビレスを捲いた尻からヘビが上陸、再度石もて追う。すこししたら、子供のヘビがヘビレスを捲いた上で寝そべっている。人間は臭くて頭が痛くなっているのに、上林のヘビには何の効果もない。ヘビレス金返せ。
 そうこうしているうちに最悪の事態が起こってしまった。というよりいずれ起こるだろうと予想していたのだが、思ったより早く起きてしまった。私のアトリエともいうべき作業場にしっかりヘビが居着いているのだ。頭に血が上ると同時に棒きれを持って追い払いにかかる。黒くてでかい、一番最初に見つけた奴らしい。奴は逃げ回ったあげく、部屋の奥に入ってしまった。いろんな荷物を置いているのでもう見つけようもない。気色悪いやら、情けないやら、、、。かみさんの進言で蚊取り線香を炊く。道具を出すにも、材料を出すにもびくびくヒヤヒヤ、神経が疲れる。それでも車輪止めを完成させ、定休日などの看板を作製していたのだが、車庫の方でがさがさと音がする。蚊取り線香を嫌ってか、車庫の方に行ったようだ。目をこらして探すと、いたいた、シャッターの上に黒い影が動く。ヘンにシャッターを揚げると、巻き込まれて挟まってしまっても始末に悪い、そろそろとシャッターを揚げる。ベチャッと落ちて逃げてくれればそれで良いのだが、妙にしつこくてついには細い隙間に入ってしまった。こうなると棒きれではとどかないし、ムカデの殺虫剤など噴射してみるが一向に動かない。ずっと見張っているわけにも行かず、作業を終え、綾部温泉に行く。帰ってきても気持ち悪いので、車を入れられない。とみると黒い影が車庫の天井に見える。でももうこちらには追い払う気力も無くなっている。別に危害を加えるわけでもなく、共生していかなければいかんかなと諦めかけているのだが、かみさんは気分を悪くして寝込んでしまった。

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開店準備 5/24

2008-05-27 | 日記・エッセイ・コラム

2008.5.24(土)雨 開店準備

 久しぶりの雨模様、本来は京阪エンジニアリング主催の薪ストーブ講習会の予定だったのだが、31日の開店準備でとても行ってられないのでキャンセルする。雨なので6月1日に変更という返事があったが、余計出席できない。夜は西村さん夫妻がお泊まりに来じょん。4人で島田屋さんに飲みに行く。上林で、徒歩10分で料理屋さんがあるのはありがたい。以前にもらったカナメがしっかり育ってることを報告すると、今度はしだれ桜の挿し芽を頂いた。ここのご主人は挿し芽の名人だ。しこたま飲んで眠りにつく。

2008.5.25(日)曇り 開店準備2

 朝ご飯はトーストセットの試食会とする。アイスコーヒーも試飲して、満足して帰って貰う。続いてアップスの牧野さん来じょん、開店に向けての指導のためである。たいして儲かりもしない、しかも遠方の店の指導に何度も来ていただくのは誠に心苦しいものがあるが、そのおかげで開店にこぎ着けたというのも事実である。自分でコーヒーなど作ってみて、手前味噌ながら美味しいなと思う。今日は難関であったアイスティーが満足な出来だったので良しとしよう。

2008.5.26(月)快晴 草刈りデー

 開店前にもう一度、いやもう二度かも知れない。家の周りや府道のり面の草刈りをしなければならない。特に府道の歩道は雑草がはびこって見苦しい。うちの土地じゃないからという理屈は通らない。のり面も同様である。10時過ぎから始めて終わったのは3時頃か、ガソリンも2度ばかり補給する。ナイロンコードを6本を使い、大きい草は刃を付け替えて刈り取る。斜面での作業と振動でくたくたになる。草刈りが済むと府道の溝さらえをする。50mあり、一輪車に4,5杯の土砂を片付ける。草刈りは時間と労力と経費がかかるが、達成感のある仕事である。すっきりした庭を眺めていると自己満足に陥る。するとそこにヘビがやってくる。草が無くなって気持ちいいのか、草があったときには気がつかなかったのか、追いかけるとさっと谷に逃げてしまう。谷の草は今の私には手に負えない。丸一日の労働とヘビとの格闘を覚悟しなければならないからだ。
 草刈りが終わると杉皮むきに挑戦する。看板支柱、車止め、バイクラック用に杉丸太を使うからだ。杉皮むきは昨年から課題となっていたことだが、結局ネットで購入した皮むきが活躍することとなる。Img_0672 Img_0670_2          


皮むき器とその方法

 杉皮むきについては、ネットでいろいろと調べたのだが、良い方法がない。ネットでは森林組合や里山のNPOなどの講習会で子供たちがへらを使って楽しくむいているのがよく紹介されている。竹へらでむいているのもあったりしてとても簡単で楽しそうだ。ところがさてやってみるとそんな簡単なものではない。私など自作の鉄へらまで作っているのだぞ。それでもちっともむけないし、一本むくとなると気が遠くなりそうだ。その点この皮むき器はきれいにはむけないがまだましだ。結構要領もあり、木と垂直に当てるより、少し角度を取って当てるとか、ワルツのリズムで引くとか、まあいろいろある。力も相当必要で、右手で押さえて左手で引く場合とその逆の場合とがあるが、もう私の右手は連日の肉体労働で腱鞘炎状態になっている。
荒皮むきが終わると、草刈り釜で仕上げをする。これが結構危険で、刃を身体の方に向け両手で引いていくのだ。節なんかにひっかかると手がはずれるので、革手袋が必要である。5,6本を仕上げ、夕食時には箸も落とすような状態となっていた。

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