晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

風の谷のNow鹿 3/6

2009-03-06 | 日記・エッセイ・コラム

2009.3.6(金)雨

 風の谷は夜になると怖ろしい風が吹く。
 だからだれも出歩かないし、戸を閉め切ってじっとしている。
 大昔から吹き続けている風だけど、慣れることもないし、利用することもない。
 ただおそれおののいてじっと風が通り過ぎていくのを待っている。
 
 あまりに強い風だから木が折れたり、石が飛んだりするんじゃないかと思うのだが
 もう折れるものは折れてしまって、飛ぶものは飛んでしまって何も起きない。
 じっとした風景の中を風だけが吹き抜ける。

 風の谷には元から住んでいる人とどこからかやってきた人が居る。
 どこからかやってくる人は過去の嫌な思いややるせない思いをだいてやってくる。
 そしてこの怖ろしい風に驚いて腰を抜かし、ヒマラヤの峠でちょるてんをばたつか
 せ、吹き抜ける風の荒れはてた姿を思い起こす。

 もうこんな谷は嫌だと思うのだが、生きるために必死になり、嫌な思いも        
 やるせない思いも忘れてしまって、人間が始まった時のように生きている。

                            風の谷 2009.3.6

 夕べは一晩大風が吹き荒れ、眠ることもできなかった。上林の春は風に始まり、風に終わる。昨年春に初めて経験したときは、「この調子だと冬はいかばかりか」と心配したが、夏も秋もそして冬にもそれほど強い風は吹かなかった。ただ春だけは厳しい冬の終わりを喜ぶ、浮ついた気持を吹き飛ばすように怖ろしい風が吹く。どんな風でも慣れていると思っていたのに、布団をかぶって震えているのだ。
 朝は家の周りを点検する、ジョーロやバケツが飛び散り、薪に掛けているシートや波板がめくれ上がっている。木々は大丈夫か、花は折れていないか、心配しながら点検する。最も心配なのが予告看板である。杉丸太にビスで留めてあるだけに、飛び散っていないか、支柱は折れていないか、おちおち寝ていられない。次の大風までにはボルト留めをしてやろう。

 【作業日誌 3/6】
市役所、銀行、郵便局、ジュンテンドー、コメリ、社保事務所、ラポール、動物医療センターなど所用、買い物
 いつものように大本教の食堂で昼食を頂く。400円でご飯やみそ汁、漬け物などお代わりできて大変重宝させてもらってるのだが、今日は開祖様に対する報恩感謝の日ということで、おかゆと人参の煮物のみである。みそ汁と梅干しは自由だが、普段の副食とは雲泥の差がある。直さんに思いを馳せ感謝しながら頂いたが、腹の減ること甚だしい。エネルギー源として食事をされる方はご注意あれ。なお、報恩感謝の日は6日、19日、月末である。

今日のじょん:気温が12度を超えるとダニの発生が危ぶまれる。特に上林は草木が多くダニは確実に発生している。フロントラインを動物病院にもらいに行く。これから11月までフロントラインにはお世話になる。高い薬だが、これは優れものである。じょんのび村に来られるワンちゃんは是非準備していただきたい。
Img_1879
こんな草むらだから、フロントラインは必需。

コメント
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