2009.4.3(金)晴、曇
これは昨日のことだが、びっくりするようなことが起きたのだ。暇なウィークディとあって、作業着に着替え木小屋の梁を張っていたところ三名のお客さん、店に入らないで木小屋の方に来て挨拶をされている。どっかで見た顔なんだが、、、まさか。
いやいやそのまさかである。「秋田からですか?」「はい秋田からです」「いやーゆきの小舎さん、驚き驚き」
3月26日、福島のどんぐり畑さん一家が来じょんされたばかりで、今度は秋田のゆきの小舎さんが来じょんとは信じられない。しかもゆきさんの妹さんが京丹波町にお住まいだとか、世間は狭いというか、ご縁があるというか、感激ものである。
ゆきの小舎は秋田県鹿角市ったってわからないわな、八幡平といえば解りやすいと思うがその麓にある一軒家の旅人の宿なのだ。自転車旅行中、2006年9月18日、19日と宿泊した宿である。天気は良くなかったものの八幡平や周囲の温泉を堪能した2日間だった。特に後生掛温泉は旅行中入った数ある温泉の中でも最も気に入った温泉であった。お湯、値段、施設、そして地獄めぐりなど最高得点である。
後生掛温泉の地獄
近所には志張温泉(しばりおんせん)というのがあり、お風呂代わりにこちらを使っていた。先日志張温泉が閉館という新聞記事を見つけて、とても残念な気がする。ゆきさんに東トロコ温泉も閉鎖になったと聞いて、これまた残念な気がする。東北地方を旅していると、名前も聞いたことのない小さな温泉がごまんとあり、温泉街が有るわけで無し、お土産物屋が有るわけで無し、そのほとんどが一件宿で村の人々に親しまれているという感じの温泉である。ゆきの小舎の周りでも志張、東トロコ、トロコ、赤川、蒸の湯、澄川など聞いたこともない温泉があり、後生掛温泉、玉川温泉と有名な温泉もある。 【作業日誌 3/3】
話がそれてしまったが、ゆきの小舎とかどんぐり畑さんのいいところは、なんといってもアットホームなところである。食事などは宿の家族と一緒にとるわけで、特別温泉旅館のような豪華な食事が出るわけでもなく、家と同じように皆でお話ししながら頂くのだ。これは長期のしかも一人旅をしている身にはこの上なくありがたい。ゆきの小舎は2泊したが、ウィークディとあってか客は私一人であった。夕食時のお話の時に綾部の話が出て、「綾部はとてもいいところで、私たちも行ったことがあるんですよ」というゆきさんの言に驚いた。京都の人でも綾部を知らない人があるのに、秋田の山の中で綾部のことを知っている人が居るのにはびっくりである。しかも「大地の母」を教えていただいたのはゆきさんなのである。大地の母全12巻を読破したのは旅行が終わって、綾部に住み始めた昨年春のことである。
それよりもなによりもどんぐり畑さんもゆきの小舎さんも東北の地から綾部のじょんのびに駆けつけてくれたことである。
旅心がまたわいてくる。次はじょんも連れていきたいなあ。また新たな夢がわいてきた。
木小屋作製10日目(側の板張り)
桟木、防腐剤、芝刈り機、オリーブ苗木等々買い出し
今日のじょん:肛門腺で何かとアドバイスを頂き感謝感謝。これほどじょんのこといやワンちゃんのこと気にかけている人が居ることがなにか不思議な気がする。当の本人、いや本犬は知らぬ顔の半兵衛で寝ているのだが、、、、、。