2009.8.6(木)曇、雨
先日カイチの話を書いたら栗町生まれの村上さんが「カイチは聞いたこと無いけどコーゾはちいさいとき耳にしたなあ」ということを言っておられた。コーゾとはどうも「丹波の話」にあるコード宿のことらしい。コードとは年一度カイチ内で宿を決めて行う宴会のようで、「丹波の話」にもたびたび登場し、一項を設けて説明したいとあるがついにその説明はなく、本当のところは何のことか解らない。母親に確認するとコードというのは聞いたことがないが、「オヒマチ」と言って年末頃にカイチの人が集まって宴会をしていたという。交替で宿が来るので、宿になった家は大変だったそうだ。何か特別な行事をしていなかったかと聞くと、宴会の始まる前に心経をあげて、挨拶があって始まるらしい。朝まで夜通しで飲むので「お陽待ち」なのか、寄って飲むのが楽しみなので「お日待ち」なのかも知れない。「丹波の話」の中で延(綾部市)の古老が、「コードは土地の誕生日のようなお祭りだ」と言っているのでやはりそういう類の行事なのだろう。
コードといつもカタカナで書いてあるので実際の字は解らないのだが、宿を替えて行うので講戸、あるいは講渡かも知れない。上林でこういう風習があるのか否か確認はしていないが、先日近所の方が「最近は皆で寄って飲んだり話したりする機会がなくなったなあ」とおっしゃっていたので、かつてはあったとしても廃れているのかもしれない。
さて先日大騒ぎした芝の様子だが、ヨトウを駆除し目土を入れて水遣りなどしていたら少し回復してきた。北側のハーブの影になっていたところは回復しないかも知れないが、その他の大部分は緑の芽が出てきた。玄関前は落着したものの芝生広場も困ったことが起きている。スギナはもう諦めているのだが、小さなクローバのような雑草が白樫の北にはびこってきたのだ。昨日芝生の除草剤というのを試しに撒いてみたのだが生憎の雨で効果のほどは疑わしくなった。
そして白樫のあたりに目をやったときに、マッシュルーム状のキノコが生えているのに気付く。よく見ると木の周囲、半径2mぐらいの円内に怖ろしいぐらい生えている。もう胞子を出し切ってしぼんでいるものから、これから育っていこうという豆粒みたいなのが無数にはびこっている。これはもう手で取っていくしかない。一時間余り格闘しみーに1/3ほど取る。これはちょっと食えそうにもないキノコだ。
【作業日誌 8/6】
芝のキノコ取り
今日のじょん:じょん語録(44)ボンレスじょん
室内でオシッコしなくなってから何ヶ月もなるが念のためといってシーツは用意してある。シーツはボックスに引いてその上に100円ショップで買った網を乗せている。シーツがずれないし、噛んだり出来ないのでいいアイデアだと思っているのだが、オシッコをしない今では無用の長物となっている。ところが暑くなってくると、この網の上でくつろぐことが多くなってきた。床がぴったりくっつかないので涼しいのだろう。その代わり網の跡が付くのでボンレスじょんと呼んでいる。