晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

湿気憂鬱 8/15

2009-08-16 | 日記・エッセイ・コラム

2009.8.15(土)曇

 湿気のきついのを記事にしたが実はもっとおそれていることがいくつか起きている。一つは干したキヌガサタケにカビが来ていることである。15本生えた中で最初の2本はなんだか解らず、次の数本は干し方が解らず、ようやく干し方が解った3本が上手に姿干しとなった。Img_2747

正当な干し方。

 ところがだ、上手に干し上がったものを取り入れて冷蔵庫や冷凍庫に保存すればいいものをそのまま干し続けていたところ、連日の雨の中で湿気を吸って元の木阿弥となっているのだ。あの真夏の日光は望むべくもないし、気温はずいぶん高くなっている。カビが来るぞ、だけどどうしようもない、せめてもとアルコールを霧吹きで振りかけて祈る思いで時間のたつのを待つ。しかし上林の湿気はそんな柔なもんじゃない、水気のあるものは例えそれが数パーセントでも容赦がない。翌日には黒カビが点々と生え、その翌日は真っ黒となり、その翌日には何とも言えない青緑のカビが覆ってしまった。Img_2798
 
こりゃあ食いもんにはならない。

最後の2本がまだ残っていたが、雨の中で収穫したためか、どろどろに溶けてしまった。この一ヶ月弱のキノコ騒動は一体何だったんだ。食することが出来なくて何のためのキノコ騒動だったのだろう。
 それにしても矛盾した話である、雨が多くて湿気が多くなければ発生しないだろうキノコを黴びる前に乾燥しなくてはならないのだ。しかも収穫できるときは発生したその日のみなのである。自然乾燥以外に何らかの方法を考えるか、偶然の幸運を待つしかない。今年の発生はもう望めないだろう。来年またしても発生するかどうか解らないけれど、発生したらしたで悩ましい問題である。
 同様に昨冬作製のゆべしもみんな黴びてしまった。あの苦労は一体どうしてくれるんだ。そして倉庫の工具や刃物類である、油で予防はしていても強烈な錆びに襲われている。最も心を痛めているのは地下室の書籍である。大切なものだけ運び出して、二階ででも保管しようと思うが、ボール箱をあけて見るのが怖いのだ。
 上林の憂鬱は雪でも雑草でもなかった、湿気である。
【作業日誌 8/15】
芝生広場雑草抜き

今日のじょん:午後11時、急に玄関のセンサーライトが点灯、続いて車庫のライトも点灯する。何者かが徘徊している、慌てて外に出てみるが既に逃げられたのか何者もいない。じょんはというと腹放り出して寝ている。いつもの吠えは一体何なんだ。

コメント
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