2013.5.6(月・祝)快晴
歯痛で苦しんでいる間にも一冊の本を読んだ。集中力の無い時に読了できたことは随分面白い内容だったのかもしれない。木地屋(木地師というのが一般に呼ばれているが)のことについて知りたいという欲求もあったのだが、そういった本に巡り会わなかったということもある。
「漂泊の山民 木地屋の世界」橋本鉄男著 白水社 1993年3月発行 古書
漂泊する山民というのは木地屋に限らない、鉱山師、修験道者、マタギ、サンカなどもそうである。山民に限らないで言えば、行商人、芸能者など、また各種の職人も元々は出職であったようである。つまり定住農民以外のものはすべて漂泊とまで言わなくても移り住んで生活をしていたわけである。
文化と言うことを考えるとき、全国各地に伝搬し共通化していることはこれらの移住性の生活をしている人々のたまものであると考えられる。
今日のように情報伝達手段がいくらでもある時代と違って、文化の伝搬は人の流れ、人の動き以外には考えられないのである。
そういう意味で、木地屋の世界を垣間見ることは文化の伝達者として大変興味深いものであると思うのだ。つづく
【作業日誌 5/6】
トマト(桃太郎)植え付け3本
【今日のじょん】コロ助が来た。二ヶ月を超えたそうだが、いやはや子犬ってカワイイねえ。じょんもじょんのびに来たときはこんなんやったんかなあと思い出す今日この頃です。