晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

上林の盃状穴(18) 番外編 5/26

2013-05-28 | 歴史・民俗


2013.5.26(日)快晴

 参道を登ってゆくとやがて本堂にいたる素晴らしい石段が見えてくる。予想以上に立派な石段で、盃状穴探しの期待感が湧いてくる。P1040487

 



 帝釈天が金属に関係があるったって、そこらにそれらしい遺跡があるわけでなく、帝釈天に参ってもロクロヶ谷の位置が解るわけでもない、それでも古い社寺を訪れると何か不思議なものに出くわす。それが何か解ったものもあるし、未だに何か解らないものもある。そして盃状穴の探索は社寺訪問の楽しみをより大きくしている。石造物をくまなく探索するようになった。
 境内をぐるぐる回って石造物や岩石、土砂など目をこらす。茅の輪や小石結びなどいわれは古くても近年に設けられたものが多い。地蔵様や仏様の足跡なんかもある。
P1040496

小石結び

 奉納の額に日置云々と書かれたものがあり、舟枝の南に日置(ひおき)があるのでその関連かなとよく見ると、弓術の日置流にちなむものであった。明治時代に奉掲
 されたもので、胡麻郷村志和賀(現南丹市日吉町志和賀)の日置流弓術の門人等の書かれたものである。同じく右側に日置のみ字の残っている額があり、同様の内容のものかと思われる。志和賀といえば志波加神社という古社があり、流鏑馬で有名な日吉神社もあるというのになぜ、帝釈天なのだろう。
 不思議なものは奉掲された額の許状受領員の氏名の上にある丸い輪である。古い額にも文字は消えてもこの丸い輪は残っている。実はどこかでも見たような気がするのだが、いったいなんだか解らない。P1040489
P1040490

 



 本堂の右手に廻ったときに、今度は初めて見る妙なものを見つけた。石造物の破片のようなものなのだが、鎖で固定されて大事そうに置いてあるのだ。
 以前葛禮本神社(綾部市睦合町浅原)の本殿の横に同じように鎖でぶら下がっていた鉄の筒が、後日おみくじの筒と解った。状況としては同じなのだが、大きさといい、構造、材質からいっておみくじの用具とは思えない。これはこの神社の関係者にしか解らないだろう。P1040491



 問題の盃状穴だが、本堂周辺には見当たらない。奥の院は今回訪ねていないが、どうやらこういった習慣は無かったのかとあきらめかけたとき、それらしきものを1個だけ見つけた。つづく

 【作業日誌 5/26】
草刈り(3-1)ドッグランど予定地、芝生広場、じょんのび谷横

【晴徨雨読】216日目(2007.4.30)宇和島滞在、滑床渓谷
 滑床渓谷は当初から訪れたかったところなので、翌日のコースとダブルのだが往復する。40年近く前に滑床を訪れながらも、渓谷に一歩も足を踏み入れないままに終わった時のリベンジのつもりである。なぜそのようになったかは本文を見ていただければいいが、訪問して正解だった。充分に美しくも豪快な渓谷であった。Img_4939
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滑床は滑滝もいいが滑が最高。

【今日のじょん】草が伸びてくるとうんP探すのが大変になる。ドッグランどはうんPお持ち帰りということにしながら、じょんのうんPが残っていたらこれまた問題なので、気を遣う。P1040508
   
 
 
 

コメント
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