hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

多摩・青梅を走る都営バス

2015-03-06 05:00:36 | 日記

バスシリーズ その5。都営バスは東京23区内のみを走っていると思っている方が多いかもしれないが、前のブログで紹介した通り特に昭和50年代頃までは他県まで足を伸ばしていた路線も幾つかあった。同様に東京の西部、多摩地区、青梅地区にも都営バスの路線も古くからあり、今も健在の路線もある。

旧系統番号300番台のバスは遠距離のものが多かった。系統番号300は清水操車場~荻窪駅~新宿駅西口(9.2km)と23区内であったが、元は東伏見~東京駅丸の内南口(15.5km)の路線が徐々に短くなったものである。

系統番号302は八王子駅北口~日野駅~立川駅北口(11.6km)、これも元は八王子駅~矢川駅~新宿駅西口(38.9km)という長距離路線であった。(八王子駅北口~立川駅北口も1985年廃止)

系統番号304は清水操車場~晴海埠頭(20.6km)と新宿~四谷~日比谷~銀座~晴海埠頭と東京を西から東へ横断するルートで一時東伏見発着であった時期もあった。ただ、始発から終点まで乗ると渋滞にはまって大変だろうと思う。

飛ばした301系統と303系統はいずれも青梅発着の路線で今も健在。301系統は現在、青梅車庫~柳沢駅(31.8km)と都内最長路線として残っている。元は青梅~青梅街道駅~田無町~柳沢駅~荻窪駅(39.7km)という長距離路線であったが、徐々に短くなってきたのは他の路線と同様である。さらに残念ながら4月1日で短縮されて、柳沢駅~花小金井駅と短い路線になってしまう。

303系統は裏宿町~青梅車庫~東青梅駅~柳川~成木4丁目~下畑~小曽木~柳川~東青梅駅~裏宿町という投げ縄型の循環路線で26kmを走る。青梅市から飯能市(2カ所のバス停のみ)を走るので今では唯一他県を走る都営バスとなっている。

最後に305系統は週に1便、休日だけの長距離路線で新宿駅西口~荻窪駅~青梅駅~氷川駅(現、奥多摩駅)~奥多摩湖を結ぶ71.5km、所要時間3時間という幻のような路線。1971年には残念ながら廃止されてしまった。この路線は以前にもブログに書いたが、廃止直前に当時中学生の小生が友人と2人で新宿~奥多摩湖を完乗したことがある。切符も特別なもので、途中、東大和あたりでトイレ休憩もあった。ただ、最初から最後まで完乗したのは我々2人だけ、まあ廃止やむなしであろう。

そういえば都バスではないが新宿~調布~読売ランド前という小田急バス(休日のみ2往復)は今も健在であり、是非一度乗ってみたいものである。