hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

日比谷公園探訪(2)

2018-12-03 05:00:50 | 日記

テニスコートを後にして歩くと多分昔から全く姿を変えていないだろう古い売店がある。昔見た黒澤明の『素晴らしき日曜日』(1947年公開)の中にも出てきそうな代物である。


売店の横を通過してさらに奥に行くと少し高くなったところに鐘が飾られている。その先には三笠山、これは池を掘った際の土を盛って作られているが、3つの峰のように作られ、山頂からは日比谷公園が少し見渡せる。


この辺りには健康増進広場と呼ばれ、小動物がいる動物園やプール(1982年まで)もあったようで1943年に撮られたプールの写真も飾ってあった。


反時計回りに歩くと雲形池があり、鶴の噴水が備え付けてある。池をよく見るとゴイサギがゆっくり歩いている。この噴水は日本で3番目に古いらしい。

傍にあるのが日比谷野外音楽堂の入り口、中にははいれないが、先ほどの『素晴らしき日曜日』の主人公が入場できなかった音楽会のあと、タクトを振るシーンを思い出した。

その横には元の日比谷図書館、今は日比谷図書文化館となっていて、都から千代田区の施設となっていた。他の図書館同様に近年、民間に運営が委託されていて、現在は千代田ルネサンスグループ(小学館集英社Gとサントリーパブリシティサービスが運営)である。

その先は門があり、以前勤務していた銀行からよく通った法律事務所に向かう際に通った道である。公園沿の街路灯にはてんとう虫のオブジェが1匹止まっているが、その中で2匹だけカブト虫であることを知る人は少ないだろう。改めて日比谷公園の色々な施設を巡るとその大きさに驚かされる。なお、住所は日比谷公園だが、地番は1番地のみしかないのである。