今年もようやく山梨県甲州市というか、勝沼地区のワイナリー巡りに出かけることができた。通常は11月上旬に行くのだが、ゴルフを2回も入れたり、仕事が忙しかったりで11月末になったのだが、具合よく暖冬気味ということもあり、良い天気だけでなく、暖かさにも恵まれた。
勝沼ぶどう郷駅には10時49分着、11月中は1本だけかいじ号が止まる。下車すぐにいつもの勝沼醸造に向かう。
この蔵は試飲を有料化し、しかもプリペイドカード式にしているため、遠慮なくいただくことができる。昨年買ったカードに少し入れて試飲スタート。
まずは2018年の新酒の赤(アルガーノベリーA)と白(アルガーノ甲州)から試飲開始。ワインをグラスに注いでテラス席で山や葡萄畑を見ながら飲むのだが、紅葉した山が美しく、柔らかい日が嬉しい。新酒は特に白がなかなかの出来、今年はいいのかもしれない。
そのあと2011年の羊新田という樽発酵+42ヶ月瓶内発酵の深みのある香り、複雑な風味にはときめくがやや値段が高く、さらにロゼ(アルガーノ露是)も樽内発酵で風味が良かったが、結果昨年購入したのと同じ白(アルガブレンザクラレーザ、昨年は2016年だったが、今年は2017年)とアルガブランカピッパの白を買うことにした。やはり好みはあまり変わらないようである。
テラスに座ると物干しには剥いた柿が干してあったり、クロスに落ち葉が乗っていたり、秋の短い日を楽しむ。それにしてもまだ葡萄の葉は残っていて全体に暖かい年を感じて次のルミエールに向かう。