hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

身延山久遠寺に参拝②〜本栖湖の富士山

2020-03-09 05:00:00 | 旅行


身延山ロープウェイを降りるとそのまま久遠寺本堂裏までほぼ平坦な道を歩く。左手に斜行エレベーターを見ながら歩くと、本堂、さらには五重塔が見えてくる。


五重塔は2009年5月、134年ぶりに復活した宝塔で初代は400年前に作られたもの。渋い赤一色である。


本堂からは他の伽藍、祖師堂、報恩閣、新客殿、客殿、仏殿と渡り廊下で繋がっている。まず、1985年に落慶した巨大な本堂に入ると正面に御本尊の日蓮聖人真筆大曼陀羅本尊を木造形式にした立体曼陀羅があり、日蓮聖人坐像は大変迫力のあるお顔をされていた。仏像のみでなく、天井画に書かれた加山又造作の龍はどこから見ても睨まれているような八方睨みである。




お隣の祖師堂は日蓮聖人像が安置されているが開帳はされていなかった。報恩閣で御朱印を頂くが待つ間にお坊さんに色々と教えていただく。




その先の仏殿では若い僧がお務めの最中、外を見ると枝垂れ桜がここ、かしこにあり、桜の頃にはさぞや美しいだろうなと思う。


境内を周り、斜行エレベーターで駐車場に戻る。何度も火事にあい、建物はみな新しいものばかりではあるが、さすがに日蓮が修行に励み、また墓所と決めただけあってその規模、荘厳さには圧倒された。


再び門前町を抜けて、一路本栖湖を目指す。冬晴れの中、途中道の駅富士川で昼食。その後、甲州いろは坂と名付けられた国道300号のヘヤピンカーブを何とか登りきり、中之倉トンネルを抜けると驚くほど大きい富士山。


雲一つない5000円札にも描かれた美しい富士山そのものを見ることができた。さすが、富士山(2月23日)の日である。もう言うこともなし。