最近の立ち食いそばは小諸そばや富士そばなど大手チェーンを中心に椅子のある店が増えてきた。しかし、やはり『立喰い』とつく以上椅子のない店が基本形である。東京メトロ日比谷線築地駅の出口横の『天花そば』もそういう店の一つである。もちろん、店の細長い構造上、椅子を置きたくても置けないのだが。
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入口の券売機で食券を買う方式。私は立喰い蕎麦で悩んだら『かき揚げ蕎麦』(420円)は鉄則と信じている。逆に天ぷらそばにかき揚げのある店は立ち食い蕎麦と思うのである。
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カウンターに食券を並べると『あったかいの?蕎麦でいい?』と聞かれ、まだ風邪が治りきらないガラガラの声で『それでいいです』と小声で言い返す。
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すぐにかき揚げ蕎麦は出来上がり、隣とアクリル板で防御してある場所に立ち、七味を振り、割り箸を割る。まずは蕎麦から。目の前に能書きがあるが、確かに弾力があり、ツルッと喉越しがいい。
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かき揚げは揚げたてではないがまだ温かく、こんもり盛り上がっている。これを崩しながら食べるが始めのうちはカリッとした感触も残っていて中からやや大きめに切った玉ねぎも登場。玉ねぎとネギ、にんじんのかき揚げである。サクサクとしていてボテっとした粉の感触はない。
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ツユは東京にしてはやや甘め、舌にピリッとくることはない。化学調味料なし、鰹や鯖節で取った出汁はいい香りである。当たり前だが5分もしないうちに完食、なかなか旨かった。
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ところでメニューで気になったのはきんぴら天蕎麦、下味はついているのだろうか。ご馳走さまでした。
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天花そば
東京メトロ日比谷線築地駅4番出口そば