hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

3年ぶりの赤鬼〜三軒茶屋グルメ

2023-10-11 05:00:00 | グルメ
三軒茶屋の『赤鬼』に前来たのは2020年12月、コロナがあったため、やってきたのは約3年ぶりとなる。三軒茶屋駅を降りてかなり店も変わっていた。映画館跡はスーパーになり、無くなった居酒屋もある。赤鬼の周辺も向かい側にあったらお好み焼き屋もなくなり、ビルに建て替え中である。



しかし、赤鬼は全く変わっていなかった。店に入るといつもの様に多くのお客さんが楽しそうに飲んでいる。Yさんもすでに到着していてすぐに生ビールを注文する。秋とはいえまだまだ暑く、ビールは美味い。
ただ、この店でジョッキにすると少し量が多すぎる。歳を取ったせいかもしれないが。

お通しは賽の目に切ったはんぺんと水菜の胡麻ソース和え、白菜とベーコンのクリーム煮、いずれも凝っている。特にはんぺんと胡麻ソースの相性の良さに気付かされた。

ぐっーとビールを飲み干し、お待ちかねの日本酒に移る。いつもは悩むが、この店ではいつも『十四代本丸(生)』の赤鬼仕様から。相変わらず美味さは健在。これが1杯700円は安い。(但し、1人1杯のみ)



あてはまずは青菜のおひたし、白魚の沖漬けから。白魚の沖漬けは珍しいが、見た目は濃い焦げ茶で味が濃そうに見えるが、意外にそれほどでもなく、十四代によく合う。



次は『揚げたて厚揚げ』、これはメニューにあれば必ず頼むが、家では中々出せないカリカリ、トロリがいい。熱々で口の中を火傷しない様に。


『貝柱入りオムレツ』も必ず頼むニュー。660円と格安だが、これも真似できない。水煮貝柱が入り、バターの香りがたまらない。かつては『小アジの唐揚げ土佐酢がけ』も頼んでいたのだが、グランドメニューから外れてしまった。

酒を追加、悩んで秋上がりから『やまとしずく』(秋田県)を注文。夏を越えて熟成感も出てきているが、口当たりが良く、味わい深い。

『お刺身盛り合わせ』登場。上段は帆立貝、カンパチ、生だこ、下段がヒラメ、すずき、生しらす、マグロ赤身、タイ、カレイ。予約をすると1種類増えるのが嬉しい。特に興味深いのがカレイとヒラメの競演、ただ、私の舌ではどちらも美味いで終わりである。

『色々なきのこのかき揚げ』、どの種類が入っているかまでは確かめなかったが、舞茸、椎茸、シメジはわかった。カラッと揚り、塩で頂く秋の味。

酒は『小左衛門 純米吟醸山田錦』(岐阜県)、フルーティーでツルッと入ってしまう銘酒。米で雄町と山田錦を悩んだが、透明感の強い山田錦にした。

『鮭といくらの揚げ出し』、鮭とともに蓮根や茄子の素揚げも付いてくる。鮭もいくらも美味いが、私はレンコンの美味さに驚いた。



『みょうがと油揚げ〜削りたての鰹節を掛けて』を注文。名物うにイモは売り切れ。さっぱりしたメニューだが、油揚げは炒って香ばしさが出ていてミョウガの辛味、鰹節の香り、少し差した醤油が混ざり美味い。これは家で真似をしよう。



最後の酒は『伯楽星』(宮城県)、安定感のある美味さ。糠漬けの漬物の甘みを感じつつ最後にゆっくりと飲む。



今日は4杯しか飲めなかったが、秋の到来を感じる酒と肴。やはり赤鬼はいいお店である。ご馳走さまでした。
赤鬼
世田谷区三軒茶屋2ー15ー3
0334109918