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『改めて知る漢字』シリーズ その4。漢字の数よりルビの数が少ない熟語など無いように感じるが、実は鳥の名前や魚の名前には結構ある。この事実に小生が気がついたのは今から10年ほど前に新大阪駅で地下鉄御堂筋線に乗り換えた際に、行き先方向板に『なかもず』と書いたのを見て、そういえば『モズ』は漢字で書くと『百舌鳥』だよなあと思った時である。
もちろんこういう例はあまり一般的ではなく、通常、漢字一字で書くが、こういう書き方もある程度のものも多いが。
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まずは鳥の名前、百舌鳥(モズ)、啄木鳥(ケラ)、桃花鳥(トキ)。
ただ、一般的にはトキは朱鷺と書くし、啄木鳥はキツツキとも読む。
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次に魚の名前、大口魚(タラ)、蝦虎魚(ハゼ)、海鶴魚(エイ)、啄長魚(ダツ)、狗母魚(エソ)、青花魚(サバ)とこれは結構沢山ある。これもタラは鱈、ハゼは鯊、サバは鯖の方が一般的である。
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それ以外にも一般的なものとして香具師(ヤシ)、豆汁(ゴ)、七五三(シメ)などという使い方もある。香具師とは祭りなどの露店でものを売ったり、芸を見せたりする的屋のこと、豆汁は豆腐を固める前の豆乳のこと、七五三を『しめ』と読むのはしめ縄(注連縄)に由来し、昔のしめ縄は同じ太さの横縄に3本、5本、7本の縄をぶら下げたことから来ている。
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一字の漢字に一字以上のルビが付くのが一般的だが、漢字の方が多い熟語があるなんて、やはり漢字は面白い。