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夏も暑いし、食欲もないしとたまにはパワーディナーにすることにした。私にとってパワーディナーとはステーキやすき焼き、焼肉ではなく、何と言っても『とんかつ』、それも『ロースかつ』である。
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店は色々あるが、頭に浮かんだのが目黒駅近くにある『とんき』本店。少し遠いが目標が定まると一直線。目黒駅を出て権之助坂方面に歩き、2つ目を左に曲がったあたり。右から『とんかつ』とのれんに太字で書かれた字が素晴らしい。
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店はコロナ対策から席の数を絞っているが、広々としたカウンターが大きく広がり、中に調理人が9人、忙しそうに走り回る。入店後、まず人数、次に何を食べるか尋ねられる。とは言ってもメニューはシンプルにロースかつ、ヒレかつ、串カツの3種のみ、上とか特上とかはない。私はすぐに『ロースかつ、定食で』(2100円)をお願いする。
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席は前客の片付けをすると案内してくれるが私はちょうど真ん中。目の前にはぐらぐら湧き立つ鍋にラードが入っていて、これに衣をつけたカツを次々と入れていく。
混雑しているため、待っている人が多い。しかし、バッター液の付けて油までの持っていったり、揚がったカツの切り方などを見ているのは楽しい。因みにこの店のロースカツは縦に1回包丁を入れ、さらに横に5回、1枚のカツを10等分、するとおばさんが辛子を付け、一切れだけ少しソースをかけてお客さんに提供する。串カツは串を2本刺し、串ごと衣を付けてそのまま揚げる。
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こうしているうち私のロースカツが出来上がり、運ばれてきた。続いてご飯、おしんこ、豚汁なども続いてやってきた。カツの衣は良く揚げた狐色、カリッとした食感。肉の厚みは1cmほどで脂はそれほど多くない。噛むと肉汁が出てきてたまらなく美味い。この一口で幸せになれる。
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ソースは辛味が少なく、たっぷりと掛けて持って大丈夫。さらに細かく刻んだキャベツも素晴らしくいい付け合わせでいくらでも食べられてしまう。ご飯とキャベツはおかわりがいくらでも可能、おばさんがすぐに足してくれるため3回もおかわりしてしまった。ラードで高温に揚げた日本独特の料理である。
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また、豚汁も美味い。蓋を取ると豚肉の脂身が浮いていてネギとゴボウがいいアクセントとなっている。
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意外に女性1人のお客さんも多く、本当にとんかつ好きの集まる店であった。すぐまた来たくなる店である。ご馳走さまでした。
とんき目黒本店
目黒区下目黒1ー1ー2
0334919921