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静岡旅行④。舘山寺の次は浜松を代表するお菓子であるうなぎパイの製造工場を見学する。カーナビの言う通り20分ほど走ると工業団地にある『UNAGIPAE(うなぎパイ)FACTORY』に到着。
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入口には巨大なうなぎパイのオブジェが乗った赤いトラックが停まっている。入口で名前などを紙に書くとお土産をくれる。ミニサイズのうなぎパイが3枚、1人に1つずつもらえる。
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すぐ横はもう製造ライン、伸ばした生地をあの長細い形にしてオーブンに並べて行くとだんだん色がついて焼けてくる。それにシロップ(タレと言っている)を掛けて乾かし、出来上がり。検品をして不揃いな物をハネ、パッケージにしていき、これを箱に詰める。
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2階に上がると広い工場の全体が良く見え、出来上がった3種類のパイを紙箱に詰めて行くところがよくわかる。
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2階ではビデオも見ることができるが、ウナくんという子供のキャラクターが説明してくれる。まずは小麦粉とバターを捏ねて層を作り、これを寝かせ、さらに伸ばすが、この1番大変な工程は全て職人さんたちの手作業。機械が作るのは『焼き』の工程から後の部分だけなのである。
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メーカーの春華堂は1887年創業の老舗で元々は岡部で茶屋を経営、売り出した甘納豆が評判となり、浜松で菓子の製造を始める。うなぎパイは1961年に販売開始、東名高速や新幹線などの影響もあり、浜松名物となる。2005年にうなぎパイファクトリーが完成、浜松観光名所となっている。
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平日の午前中というのに親子連れを中心に千客万来、やはり『夜のお菓子 うなぎパイ』のネーミングが素晴らしかったのかも。
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ちなみに『昼のお菓子 しらすパイ』もある。ファクトリーの2階にはレストランがあり、うなぎパイの乗ったパフェも食べることができる。(以下、次回)