吉祥寺のラーメンの名店で中々入ることが出来なかった『真風』(まじ)にようやく入店できた。何回か店の前まで来たが、スープなくなり次第終了というコンセプトのため、店に着くのが6時頃でもシャッターが降りていることが数回、さらに私が嫌いな列ができていたりして断念したのである。
今日は雨だったためかすぐに入店できた。入口の券売機で食券を買うシステムのため、少し悩む。まずスープは名物の鯛塩、醤油、とんこつ、味噌とある。味噌にも惹かれたが、やはり名物の鯛塩にした。また、予め見た食べログの口コミにチャーシューが旨いとあり、倍に増量した。これでお値段はちょうど1000円(ラーメン850円+チャーシュー150円)
席は店の一番奥の席、キッチンもよく見え、厨房1人、ホール1名で手際よく捌いているのがよくわかる。時間がかかるかなと思っていたが、5分足らずでラーメンは到着する。
丼は小さめかと思うと意外に底は深い。まずはスープから、塩ラーメンにしては濃厚で鯛塩というほど魚の味は強くなくまったり、さっぱりとした居心地の良い味である。
トッピングは大きめのチャーシューが4枚、メンマ、たっぷりのほうれん草、海苔といったところ。麺は意外に固めの中太縮れ麺、コシが強く、スープに負けていない。チャーシューは2枚は脂多目で柔らかく、食べると溶けてしまうタイプ。残り2枚は肉がしっかりしていて食べ応えのあるタイプ、このあたりまでも計算されていて、バランスが上手く取られている。
スパイスは胡椒、黒七味、胡麻、マーラー、替え玉用の塩だれとたっぷり揃っていた。初回のため、胡椒のみにしたが、特にとんこつラーメンならば色々と遊んでしまいそうである。
店は狭いが、お客さんもそれを意識していて食べればすぐ席を空ける姿勢が徹底している。時間帯かもしれないが、やはり若い人、特に女性が多く、これが人気の秘密かもしれない。私は通常の1杯で満腹となりました、ご馳走さまでした。