hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

唐揚げ2個の誘惑〜by小諸そば

2024-10-21 05:00:00 | グルメ
いつものように近くの小諸そばにランチを食べに行く。今日は蒸し暑かったが、一時に比べると天国のように涼しくなった。暑い時はついつい毎食冷やしタヌキばかり食べていたが、やっとかけそばを食べる気もしてきた。
今年の秋の季節メニューは『根菜の天ぷら〜インカのめざめとにんじん』とメニューにあるが、あまり食指が動かない。これなら普段通りにかき揚げそばにしようと思っていたが、今週の特別サービスとして『鳥から!今だけお得!大盤振る舞い』という幟が出ている。




よく読むと普段はからあげそばには2つの鳥の唐揚げが乗せられているが、今週(10/9〜18日)は2個の唐揚げ増量、つまり普段の倍の鳥唐揚げが乗せられるのである。(値段はからあげそばは560円)
小諸そばのメニューはご飯物を除きほぼ一度は食べたことがあるが、からあげそばは何となく敬遠してきた経緯もある。ジョージくん風に言うと『ここで食べねば、折角の千載一遇のチャンスを失うことになる』と心の中で葛藤し、注文した。たぶん、小諸そば小舟町店でこんなことを考えたのは私だけかも。

出てきたからあげそばは見た目は3つしかからあげは乗っていない(ように見えた)。しかし、これをクレーム付けるほど強気には生きていない。例え3つしか乗っていなくとも普段の1.5倍乗っているのだ。
お冷を汲んで、席に座り、割り箸を割って注意深く丼の中の唐揚げを捜索する。ツユの中に潜るのだからアクアラングを付けている気持ちで注意深く蕎麦を寄せるとあった!4つ目の唐揚げがである。さらに普段この店でお目にかかることの少ないオクラが1本、普段はトロロなどとぬるぬるしているのだろうが。

小諸そばは刻みネギとワサビは使い放題、そば湯は飲み放題なのは立喰そばマニアでは常識、隣の親父などケースのネギをかけそば(具なし)に1つ分入れてネギそばにしているのをよく見る。これはOKなのだ。丸亀製麺で揚げ玉が入れ放題と同じくらいの常識である。私もそれなりにたっぷりネギを乗せて、七味唐辛子を振って頂く。しかし、残念ながらこの作業に時間をかけ過ぎたのである。

小諸そばの麺は茹で麺ではないので喉越しがいい。しかし、4つの唐揚げが邪魔して中々麺に箸が届かない。さらに時間を経た唐揚げは衣がツユを吸って大きくなり、掴みにくい。これは熱いこともあり、一口サイズには収まらない。

(夏の穴子天そば)

唐揚げを齧り、麺を持ち上げて食べる。次に齧りかけの唐揚げを食べると口がいっぱいになり、なかなか飲み込めない。
この行為を続けるとたくさん乗せたはずのネギが無くなりまた追加。食べる物もふやけた衣の唐揚げに増量のネギ、麺の量と見合わない。

(春の桜エビかき揚げそば)

結局、麺だけ食べ終えてネギの浮いたツユと唐揚げ1つ半が残ってしまう。
カツカレーを食べる時は最後のご飯一口と端っこのカツを共に食べ、水を呑んで満足感に浸るのに、からあげそばは唐揚げ増量の煽りをくらい、失敗してしまったのである。

やはりすべてにおいて適材適所、いや適量が大切なことを思い知った『からあげそば』であった。ただ、日本そばと唐揚げが好相性であることはよく分かったのである。


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