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日本橋でランチタイム、先日お邪魔したカレーそばが有名な『やぶ久』近くで軽く食べるつもりだったが、ここには立食い蕎麦屋が2軒並んでいる。(その隣は喫煙所)今回のグルメは一部に好評な立食い蕎麦にしてみた。
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『よもだそば』と『蕎麦一心たすけ』、この2軒は微妙に違う。まず、同じ点は天ぷらが揚げたてでしかも種類が多いこと、異なる点は『よもだ蕎麦』は純粋な立ち食いで席はないが、一方で『一心たすけ』は席がかなりある(立ち食いの人はあまりいない)ところが大きい。
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今日のところは空いている『一心たすけ』に入店。券売機で食券を買うシステム。この店ではいつも天ぷら蕎麦(480円)にしている。券を持ってカウンターに行くと、色んな種類の天ぷらが並ぶが、今回は色鮮やかな生姜天にした。
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関西で生姜天というと一枚の大きな紅しょうがに衣が付いたものが出てくるが、関東は(少なくとも富士そば)は細かく切った生姜のかき揚げである。個人的には蕎麦には後者の方が合うと考える。
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お盆にお冷やと蕎麦を乗せて窓際の席に座る。まずは生姜天を崩して一口、やや塩味の紅しょうがが辛味も効いていい感じ。この店の生姜天はふんわりと空気が入っていてカリカリに揚がっているのがいい。ただ、熱いからぼんやりしているとツユが染みてカリカリがグニャッとなるが、これも悪くない。
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蕎麦は細めの茹で蕎麦、ハズレが少ないタイプである。ツユはしっかり濃いめの味付け、しかも温度がかなり高いためなかなか冷えない。汗をかきながら蕎麦を啜る。生姜には発汗作用もあるから余計に汗も噴き出るのである。
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入店する客のかなりがランチメニュー(日替わりでこの日は『かけそば+海老天丼』)を注文していた。確かに若者には蕎麦一杯では足りないのであろう。最後の一口まで熱い蕎麦を頂きました。ご馳走さまでした。
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次はよもだそば、ここはカレーが名物である。
一心たすけ 日本橋店
中央区日本橋2ー1ー20
0332721838
中央区日本橋2ー1ー20
0332721838