outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

残存年数

2010年02月06日 21時01分14秒 | 退職生活
今日はほんとに冷えましたね

徳島市内へロープを買いに行く途中ではチラチラと雪が舞うこともありました

先日から交換したいと思っていたヨットのライフライン(落水防止の為にデッキの周りに数本の柱(スタンション)で結ばれているワイヤー)だけでは小さなモノが落ちてしまうので目を細くするためのロープを買いに朝食後出掛けました

途中にある小松島の船具屋さんで値段を確認して・・・いつも買ってる徳島の船具屋さんに行って値段を聞くと

小松島の方が安い

遠方来たのに・・・今までイッパイ買ってるのに・・・と・・・テク近藤氏と共に値段交渉

そして・・少しだけだけど安くしてもらって購入

なかなかこの辺はシビアなんです

テク近藤氏も・・・今回マハリンの改造で次々と色々なものを買ったけど、急いで買ったから高かったと・・・落ち着いた今反省してました

急いだから「完成した」という面もあるんですが・・・

アメリカからマハリンの用品と共に取り寄せて貰っていた「アルミアンカー」も受け取って帰宅。

昼食を食べてすぐ橘港のホロホロへ

橘は北側に津ノ峰山に続く山々があって冬の季節風を防いでいるので全く気温が違います。

風は吹いていましたが・・・デッキの上で作業をするのもそれ程寒くありません

僕は昔人間の上に・・・長い航海を経験したので・・・モノが捨てられない性格です。

20年前に新艇で買った時に付けたロープですから・・・かなりくたびれていて・・使えそうもないんですが・・・丁寧に切らずに外しました

「外しました」と書きましたが・・5時まで頑張ったけどまだ3割ほど残っています

ライフラインの端に必要な「ナット」を買いに若木機工へ寄ろうと思って5時で止めたんですが・・・日が長くなりましたね

さて・・そのロープを外していて思ったんですが・・・以前僕がそのロープを張ったのは39歳で間もなく40歳になろうとしている時でした

当然ながら老眼鏡も必要なかったし・・・若かったから元気でした。

気持ちや気合は少しも変わっていませんが・・・20年余りと言う時間・・・

会社を辞めて・・・沖縄クルージング・・・世界一周・・・キャンピングカーでスキーと山登り、色々な経験をしてきました

次にロープをこの様に外すのは・・・20年先です。

その時僕は81歳です

ところが・・・僕がヨットに乗れる歳を一応75歳までと計算して将来の計画を立てていますから・・・

実際には・・このロープを外す事は無い事になります

誰が外すんでしょう・・・残存年数が14年と思うと・・・寂しいような・・・愛しいような・・・

そんな事を考えながら一人デッキの上でロープを外していました

ヨットもだけど・・・命の残存年数も少なくなっています。

ただ・・何をしても思うことなんですが・・・どんな耐久消費財であっても命の残りが一ヶ月以上あると思えたら「迷わず手に入れる」(勿論払えるお金があればですが)事が日々を愉しく過ごすコツだと思います

そしてそれは・・殆どの場合「一日か二日」でモトをとった気分になれます。

そんなもの買っても「今回しか使わないだろう」と思うものも同じです

手に入れた時点で「モトがとれる」もので・・・買わなければ生涯モトはとれません。

お金は使わなければタダの紙切れか数字でしかありませんから・・・それも災いを起こす元になる・・・

ただ・・・まだ退職もしていない人はピンと来ないかも知れませんが60歳を過ぎると・・時々「残存年数」を考えるようになるものです

コメント
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