村上秀一スピークス交友録はつづく。
山下達郎篇はこちら。で、今回は大貫妙子。
酒の飲み方って、そいつの人柄が出るじゃない。一番強いのがター坊(大貫)だった。これがまた強いんだ。ぱくぱく食べてぐいぐい飲んで、それでも全然乱れない。落ち着き払った調子のまんまなのよ。二番目に強かったのが俺で、逆に悪酔いがひどかったのが龍一。かならずベロベロになるのがわかっていて、それでも飲むんだな。錯乱系なんだ。
……これは見た目どおりですね。泥酔する大貫妙子って想像もできないし。彼女は意外に苦労人で、お金がなくてピアノが買えず、鍵盤を紙にコピーしたやつで毎日練習していたんだよ。おしゃれきわまりない彼女のサウンドからは、やはり想像もできないことだけれど。それにしても坂本龍一ってほんとどうしようもないヤツだったんだなあ(^o^)……ってネタのあとになんだが、次回は矢野顕子篇です。
画像は二十数年前、いちばん最初に買った大貫のアルバム「romantiqe」。「新しいシャツに袖を通しながら わたしを見つめてる~♪」すげー詞です。