原作:くらもちふさこ 監督:山下敦弘 主演:夏帆
舞台は山陰の海辺にある小中併設校。児童数7。職員も数えたら4名しか確認できなかった。居抜きでロケに使用した(市教委は渋ったらしいのに許可した校長はえらい)学校のディテールが泣かせる。学級目標、今日の当番、そして給食放送……「わしは知らん間に他人のことを傷つけておりゃせんじゃろか」と涙する主人公への共感は、このディテールあったればこそだ。
卒業の日、彼女が最後にキスをしたのは、もっとも愛する相手→学校だった。こんなにも学校を愛してくれる生徒がいたのか。全教職員必見。
07年10月16日付事務職員部報「日当⑤」より。