事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言 08年12月号

2008-12-31 | うんちく・小ネタ

Profnakayama01 11月号はこちら

「あきらめかけている。」

J1昇格が決定したモンテディオ山形に、いきなり改称提案が海保理事長自身から発信されたのには驚いた。その名も「月山山形」。実現すれば日本語のみのチーム名はJリーグ初になるそうだ。モンテディオについては「フルモデルチェンジ」構想が用意されていて、改称はその一環。

名の是非はともかく、どうもこの話は不透明なのだ。構想がオモテに出てきたのが今年の秋。一部サポーターには初春から話があったらしいのだが、デザインやチーム名はすでにまとめ上げられており、担当したのが“海保理事長から個人的に依頼された”東北芸工大の中山ダイスケ教授。「月山山形」の商標登録も教授個人で出願中という手回しの良さ(笑)。冒頭の発言は、理事会で反発があったために中山教授が発したもの。ちなみにこの教授、鶴田真由のダンナです。

サポーターの間でも賛否は分かれているらしい。モンテディオという名への愛着はあるだろうが、観客動員が落ち込んでいるのは事実なので、なんらかの変革は必要なのだし……と。それに、発表された新ロゴなどはやたらにおしゃれだしね。

でもわたしはこう思う。“フルモデルチェンジ”が必要だとしても、改称は来シーズン開幕に間に合わなければほとんど意味がない。加えて、経営が脆弱なクラブにとって、サポーターの支持なしにトップダウンで断行するやり方はやはりまずかった。教授のあきらめの良さも、そのあたりをわかってたからじゃない?

「本当に馬鹿な発言。政党がそれほどうぬぼれてちゃだめだ」

細田博之自民党幹事長が、離党した衆院議員の小選挙区に「刺客」を送ると発言したことについての武部元幹事長のカウンター。

わははははは。世の中で一番それを言ってはいけない人なのに。いったいどのクチが言ってるんざんすかっ!次回衆院選で落選確実の小泉チルドレンを慰撫するためには、これくらい厚顔無恥にならないとやってけないか。やれやれ。

Takebehoriemon

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09年映画興行を予想する!

2008-12-31 | 映画

Terminatorsalvationp1 「正月興行を予想する!」はこちら

正月興行は予想したようにひどい状況にあるようだ。こんなに予想が当たっちゃって哀しい。
合格点なのは「ウォーリー」ぐらい。
K-20」も続編がつくられるかは微妙。
「赤い糸」は地方の女子高生ぐらいしか観ていない。
最初だけ客を集めた「地球が静止する日」は稼働まで静止してしまったらしい。
他はアニメ以外全滅。
おかげで「ダークナイト」が再上映されるそうだし(朗報)「レッドクリフ」はここに来て上映館が増えている。

興行関係者はみんなこう思っているはず。

ワーナー(ハリポタ配給)のバカヤロー!」

そして

「こんなことならレッドクリフを正月映画にするんだったー!」

だろうか。
仕方のないことなのだろうが、あとは007と「マンマミーア」待ち。
シネコンのスクリーン数が8割を超えたなかで(これはしかしすごい)、興行収入が前年割れということは、1スクリーンあたりの売り上げはどんどん減少しているわけだ。しかも今年は「ポニョ」がありつつこんなていたらく。

2009年の興行はどうなるのだろう。

東映は不祥事で上映作品が変更になるなど(そのまま上映できたとしても客が入ったかはむずかしいところだろうが)、あの社長の下ではV字回復はむずかしい。「まぼろしの邪馬台国」などという企画がなぜ出てくるのか。間違いなく会社が意図したのとは別のところでヒットした「相棒」も、なぜかいきなりスピンオフ企画になってしまった。絶対に同じ時期に真っ向勝負の続編を作らなければならないのに(寺脇康文をそれで送り出すぐらいの仕掛けをかませよ)。これで「少年メリケンサック」に客が入らなかったら……

松竹は「ヤッターマン」「GOEMON」「カムイ外伝」と、例年以上にリスキー(笑)。当たればでかいだろうが……。個人的には近所で撮影している「リトル・カントリー」が「おくりびと」級のヒットになってほしいけれど。

唯一東宝だけは盤石。「クローズZERO」「20世紀少年」「チーム・バチスタ~」のそれぞれ続編と、鉄壁のアニメ陣が控えている。でもだからこそ今年以上の成績は望めないだろう。

邦画がこんな状態にいるうちに、洋画は「慰めの報酬」や「ターミネーター4」といった定番商品があるわけだし、「レッドクリフ」はようやくタイトルの赤壁の闘いに入る(笑)。ワーナーは“ご迷惑をかけた”「ハリー・ポッター」で、意地でも100億は稼ごうとしているはずだ。

邦洋再逆転がありうるかはまだわからない。でもね、この正月のように、“映画館に行きたいのに観る作品がない”って状況だけはかんべんしてほしい。劇場主と同様に、観客も歯がみしているのだから。

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「昭和出版残侠伝」 嵐山光三郎著 筑摩書房刊

2008-12-31 | 本と雑誌

Arashiyama01  昔のメモをそのまま放り出すようなタッチは意図的だったのだろうか。彼の作品を読みつけていないのでそのあたりがいまひとつわからない。

雑誌「太陽」のスター編集長だったのに平凡社を上司に殉じて退社。立ち上げた青人社で発行した「ドリブ」が大ヒット。「笑っていいとも!増刊号」でテレビに進出……これぞ現代史という気も。能天気に昭和軽薄体(~でR、とか)をあやつるサブカル親父、という印象は虚像だったのだとこの書で知れる。嵐山は既に死を見つめているかのようだ。

それにしても「いいとも」に嵐山を起用した人は慧眼だな☆☆☆★★

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