事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

追悼ウォルター・ベッカー Steely Dan - Gaucho - HQ Audio

2017-09-04 | 音楽

Steely Dan - Gaucho - HQ Audio

週末にうちの猫は近所のライバルとケンカをしたらしく、脚をひきずっている。
「医者に連れてかなきゃ」
ところが、運動会で学区の小学校から借りた綱引きの綱を軽トラで返しているうちに外に出たみたい。で、帰ってこない。ネガティブな想像がどんどん膨らむ。夜勤明けの息子も

「死ぬときはいなくなるって言うよね」

よせよ。

いろんなところを見回ってもいない。夕刻になっても帰らない。酒を飲む気にもなれない。

「あいつが帰ってくるまで禁酒しよう」

なんてことまで考える。午後6時。暗くなり始めたので、もう最後だと軒下をのぞいたら

「にゃ」

と出てくる。ふううう。とりあえずご飯を食べさせて、妻と医者に向かう。助手席で彼女は

「どうしようかと思ってたの。あたしもご飯を食べる気にもならないし」

レントゲンを撮ったら骨折はしていないようだ。抗生物質を注射してもらう。あーよかった。こんなにも自分がダメージを受けていたのかとびっくり。妻も猫用キャリーを抱えて

「よかったねぇ、よかったねぇ」

とつぶやいている。いつか、覚悟を決めなければならない時も来るのだろうが、今は勘弁してくれ。ってことでさっそく飲んでます。

その代わりというわけではもちろんないが、スティーリー・ダンのウォルター・ベッカーが亡くなった。神経症的なまでに完成度にこだわった

「彩(エイジャ)」

「ガウチョ」

という二大傑作アルバムだけでも聴いてほしい。わたし、ガウチョは人生でいちばん数多く聴いたアルバムだと断言できます。タイトル曲の女性ボーカルの美しさは筆舌に尽くしがたい。にしても、このバンドの歌詞は意味わかんなくて(T_T)

 

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今月の名言2017年8月号PART5 てぇへんだてぇへんだ

2017-09-04 | ニュース

PART4「ベーコンエッグ」はこちら

世の中「てぇへんだてぇへんだ!」が多すぎやしませんか。

……ほぼ日刊イトイ新聞における糸井重里の小さな嘆き。ネット上をはじめとして声高な主張が相次ぎ、Jアラートという名の空襲警報が不安をあおる現代。少し、落ち着こうというわけだ。わたしも大いに賛同するのだけれど、残念なことにそのJアラートについて

「使っている方がもう少し勉強していれば」

アンドロイド端末の一部で警報が伝わらなかった件に、総務省の奥野信亮副大臣がコメント。無料のアプリがあるのだからそれをインストールすれば済む、と。所管官庁の№2の発言としていくらなんでも。

北朝鮮のミサイルについて、警報を発することにどれだけの効果があるかははなはだ疑問。国民に有事の意識を浸透させようという意図の方が本音なのではないか、とは多くの人が感じているのでは。わたしのアンドロイド端末は鳴ったけれども、わざわざアプリを入れて政治家の煽りに踊るつもりはまったくない。高価な目覚まし時計としてスマホを使うつもりもない。てぇへんだてぇへんだ、と警報を鳴らしまくる狼少年につきあうつもりもないのだ。

安倍晋三は日本の過去20年政治文化の劣化の「果実」です。

内田樹の講演から。こう続きます。

彼を見て、われわれは深く反省すべきなんです。彼を生み出して、表舞台に押し上げたのはわれわれなんです。彼を支持する人がたくさんいます。それを「こいつらはネトウヨだ。民主主義というものを全く分かっていない」という言葉は喉元まで出かかっているけれど、やはりそれはぐっと飲み込んで、「君たちも、いろいろつらいんだろね」と語りかけてあげなければいけないと思うんです。

……これを、反維新の集会で語ったので場は静まってしまったそうだ。そりゃ、そうですわね(笑)。

2017年9月号PART1「首相の器」につづく

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