事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2018年12月期末勤勉手当号 消えたオービス

2018-12-06 | 明細書を見ろ!(事務だより)

2018年11月号PART2 「差額支給日を(今年も)推理する」はこちら

さあボーナス。おおかたの人の本日の受給額は給料の2.225月分(つきぶん)です。今日はせっかくもらった賞与を、つまらないことで失わないためのお話を一席。

13号線を山形から北上。東根と村山の境界線のあたりを走っていて「あれ?」と思う。あのオービス(自動速度違反取締装置)が見当たらないんですよ。速度計測をしているという警告看板もなくなっている。

あのオービスは正確には東根市内にあり、しかし管轄は村山署。驚くべきことに東根はあれほどの規模がありながら警察署が存在しないのです(東北で市に警察署がないのは名取市、多賀城市、陸前高田市と東根だけ)。だから市は警察署の設置を県に訴えている。

いや別に警察署がないからオービスが消えたわけではもちろんありません。いくつかの要因があり、

1.老朽化が進んだ

2.メーカー(三菱電機)が製造から撤退するなどして、メンテナンスの見通しが立たなくなった

3.速度取り締まりのなかで、オービスによる摘発は全体の3%にしかすぎない

4.交通事故の件数自体が激減しているので、高価なオービスを整備する必要性も減じた

……ほんとかな、と思えるのもありますが、警察としてオービスの台数を減らし、より効果的な場所に設置する方向なのはまちがいないようです。

とすれば、あの4車線の道路は摘発されないから飛ばし放題か、といえばもちろんそんなことはなくて、これまで以上にネズミ取りは行うでしょうし、はるかに安価で高性能な、しかも移動式のオービスの導入を企図しているという噂もあります。

つまり、固定式のオービスのありかをネットで検索し、そこだけ減速していればすんだ牧歌的な時代は終わりを告げ、『どこでもオービス』な、つまりはいつでもどこでも摘発の可能性を感じながらドライブしなければならないという……あ、要するに安全運転していればそれでいいってことなんですけど。

もうひとつ、時節柄あぶないのが飲酒運転。山形県の処分の方針はこうです。

1. 酒酔い運転をした者は、免職とする。

2. 酒気帯び運転をした者は、原則として、免職とする。ただし、酌量すべき事実が認められる場合等は停職とする場合がある。

3. 事故等が明らかになった時点で道路交通法上の飲酒運転に係る違反に問われない場合等でも、飲酒の事実が確認できる場合であって、かつ、同法の基準に照らし、飲酒運転相当と認められる場合は、酒気帯び運転とみなして規定を適用する。

……記憶に新しいのが先月の市職員の酒気帯び&追突事故。まさか4月にも酒気帯び運転をしていたとはいい根性をしている。おわかりでしょうか。反則金、罰金を払うのはもちろんばかばかしい。しかしそれ以上に、免職になったらどれだけの減収か。ボーナスが飛ぶどころの話ではないわけです。

画像は「斬、(ざん)」(2018 新日本映画社)

監督:塚本晋也 主演:池松壮亮、蒼井優

久しぶりの庄内ロケ作品。セディックのスタジオ(旧庄内映画村)や金峰山あたりの風景がおなじみでうれしい。カルト映画「鉄男」の監督らしく、塚本は最初の斬り合いとラストのそれに異様な描写を挿入。すばらしい。舞台挨拶を見に行った事務職員曰く

池松くんは頭がこぶしぐらいしかなかったわ

そんなわけあるか(笑)。×××スポーツの営業だった○○さんの名前も出演者としてエンドタイトルに。蒼井優をたっぷり拝むことができたそうだ。斬る!(笑)

2018年12月号「チェーン・リアクション」につづく

 

コメント (5)
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