事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

アラン・ルドルフ二題 つづいて「セックス調査団」

2018-12-07 | 洋画

「モダーンズ」はこちら

つづいて「セックス調査団」Investigating Sex(2001 アルバトロス)

すごいタイトル(笑)。でもこれ、シュールレアリスムの父として知られるアンドレ・ブルトンの「性についての探究」にインスパイアされた、半分は実話らしい。

性について語ることが現代では想像もできないくらいのタブーだった大恐慌直前のアメリカ。男性たちがセックスについて討論を行うために雇われた書記の女性たち……彼らの関係は微妙に歪んでいく。

製作もかねてニック・ノルティがいかにも野卑な金持ちを演じています。ルドルフに興味がなければおよそ見ようと思わなかった作品。成人指定は当然の描写とセリフの数々(^o^)。好き。ああやっぱりアラン・ルドルフは好き。

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アラン・ルドルフ二題 まずは「モダーンズ」

2018-12-07 | 洋画

何度も紹介しているように、わたしの洋画オールタイムベストワンはロバート・アルトマンの「ロング・グッドバイ」で、ベストスリーまで広げれば、侯孝賢の「悲情城市」とアラン・ルドルフの「メイド・イン・ヘブン」が加わります。

実は「ロング・グッドバイ」にはアラン・ルドルフは助監督として参加しているので、ということはつまり、わたしのベストスリーのうち二作に彼は絡んでいることになる。でも実はわたし、「メイド・イン・ヘブン」以外の彼の作品を見たことがない。

そんなとき便利なのがTSUTAYAディスカス。彼の名で検索して、さあ二作品を続けてみることにいたしましょう。

まずは「モダーンズ」The Moderns(1988)

1926年のパリを舞台にした「失われた世代」のお話。アメリカから画家としての成功を夢見てパリに来たニック(キース・キャラダイン)と、成金の美術収集家ストーン(なつかしのジョン・ローン)と愛人の三角関係を中心に、気だるい当時のパリの雰囲気を再現。ヘミングウェイやガートルード・スタインが登場します。

ニックに贋作の作成を依頼する画商に、近ごろ彼女の映画ばかりを見ているジュヌヴィエーヴ・ビジョルド。彼女はこの作品でロサンゼルス映画批評家協会賞助演女優賞を受賞。

しみじみと、味わい深い。やっぱりわたし、アラン・ルドルフと“合う”んだと思います。キース・キャラダインがひたすら素敵。

その2「セックス調査団」につづく

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